『スーパー30 アーナンド先生の教室』@新宿ピカデリー(22/09/27(tue)鑑賞)
本日の映画『スーパー30 アーナンド先生の教室』@新宿ピカデリーに劇場入りしました。貧民街の落ちこぼれたちを、インド有数の名門校に多数送り込んだ私塾の先生のお話。過酷なインドの受験戦争では、実弾が飛び交う。……いや、ライバル塾が銃持って殴り込んでくるっていう(実話)(爆) #fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年9月27日
『スーパー30 アーナンド先生の教室』観終わりました。世界中に熱血先生ものの映画は数あれど、クライマックスに生徒たちが病院に立て籠って、銃火器で武装したヤクザ衆を撃退する『要塞警察』みたいなのは、インド映画だけだろうな……。で、これで実話って(唖然 #fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年9月27日
『スーパー30 アーナンド先生の教室』:どんな治安状況なの、てのは措くとして(人口比で警官数が圧倒的に足りない、という話は作中にもある)。入塾試験で足切りした上位30人とは言え、独学の貧困層が数月間の合宿教育で名門校に全員合格させるってのは、インドの初等教育の優秀さでもあるよな。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年9月27日
『スーパー30 アーナンド先生の教室』:貧困からオックスフォード留学の機会を逃した主人公は、富裕層子弟向けの予備校の看板講師になって荒稼ぎしたものの、それでは教育が階層固定のツールになる手助けになってしまうと気づき、私財を投げ打って、貧困層向けの私塾を開く。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年9月27日
『スーパー30 アーナンド先生の教室』:生徒たちに自らイメージさせることを重視する教育方針も興味深いのだけど、貧困層への公的な教育補助が乏しいことと、先に触れた初等教育の優秀さが貧困ゆえの自己肯定感の低下で子供のモチベーションをへし折り、効果を奪っているかのように見える。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年9月27日
『スーパー30 アーナンド先生の教室』:そこで子供たちに自信を持たせて、その才能や能力を自由に発揮させる…という教育方針は、西側社会の教師ものにも通づる普遍的なテーマなので、日本人にもすんなり入っていけると思います。まあ、そこから『要塞警察』になるとは思わないでしょうけど。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年9月27日
『スーパー30 アーナンド先生の教室』:あとはまあ、冒頭の教え子の公演内容の裏返しで、こうやって世界に通づる優秀な人材を輩出しても、国内で使いきれずに海外に流出して、欧米経済に回収されてしまうことで、この辺の問題は今後の日本の人材市場の状況とも繋がってくるんだろうなあ。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年9月27日
『スーパー30 アーナンド先生の教室』:それとこれを階層流動化のツールとして機能させるには、この先生の私塾だけの成功ではダメで、政治が引き取って大規模に展開しなきゃいけないんだけど、作中の地元政府にそこまで期待していいものか。階層流動化が本格化すると、地元社会も揺れるしなあ。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年9月27日
『スーパー30 アーナンド先生の教室』:とまあ、色々と考えさせられはするものの、痛快熱血教師ものとしてもちゃんと面白いので、その意味でインド映画らしい啓蒙主義と娯楽性がうまくバランスの取れた良作でしたね。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年9月27日