コミック･マーケット75

　さて、お約束の冬コミのレポートです。
　
　参加したのは３日目、30日(火)。良い天気でした。
　いつものように「小説清野堂」の清野くんと一緒の参加。
　で、まぁ、出来立ての新刊引っさげて勢い込んで乗り込んだわけなんですが……。
　いやぁ、見事に売れませんでしたねぇ。身内とご挨拶先に配って、常連さん２人を除いたら、新規のお客では１人しか買ってきませんでしたから。
　面白いと思うんだけどな。ヒロインも（見かけは）ツインテールのゴスロリ美少女だし。アクション派手だし。
　──というか、その辺が地味な表紙からはまったく伝わらなかったというべきか。
「表紙を描いてもいいよ」と言ってくださる方も出てきてくれたので、装丁についてはその方と検討を進めるとして、他のメディアへの展開も含めて、新しい読者へリーチする方法をいろいろ模索してみようと思います。
　
　それとたまたまスペースがお隣同士になった「アルファルファ」さんを、「USF広報室」の猫屋さんと「カレードスコープ」のすらさんの両方から別々に紹介されて、実は共通のお知り合いだったという事実が判明。
　……この業界、広いようでつくづく狭くできてますなぁ。
　
　それ以外では、「幕末ヤ激団」さんに新刊を買いに伺った際に、幕末の三田薩摩藩邸焼討ちに関する話題で、西郷から相楽総三宛てに関東地方での不安定化工作の停止命令が出ていて、それを町方が掴んでいたという資料が存在するとの話を伺いました。で、にも関わらず関東各地での押し込み、火付け等の不安定化工作はまったく減らなかったんですが、三田薩摩藩邸に詰めてた喰詰め浪人どもがこれを無視したというだけでなく、どうも幕府側で朝廷側と戦端を開きたいと望む連中が一部の幕府歩兵隊を使って倒幕派浪人を装って不安定化工作を行っていた可能性があるとか。
　……古今東西、よくある話つーか、何というか。
　不安定化工作なんて、始めたり止めたり、都合よくコントロールできると思う方がどうかしてるという話で。
　
　何にせよ、お出でくださった皆様、誠にありがとうございました。
　お名前を挙げられなかった方々を含め、次のコミケでも無事お会いできるのを楽しみにしております。
　
　で、閉会後は、いつもの面子で忘年会。
　いろいろ厳しい状況にいる方も何名かいる中、結婚の報告をされた裏切り者めでたい方もいて、まぁ、まずは来年も頑張ってゆこうと、皆で誓い合ったいい忘年会であったと思います。
　さぁ、今年も頑張るぞ。