『君よ憤怒の河を渉れ』@池袋新文芸坐(15/11/25(wed)鑑賞)
本日の映画『君よ憤怒の河を渉れ』@池袋新文芸坐に劇場入りしました。1976年公開。高倉健主演、佐藤純彌監督。ジョン・ウーがリメイクすることが、既に決定済。何か、日中国交回復後に最初に中国で上映された作品だそうで、中国で高倉健というと代表作は任侠ものではなくこれらしいです。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年11月25日
『君よ憤怒の河を渉れ』観終わりました。罠に嵌められて罪人となった検事が、逃亡しつつ罪を晴らそうと真犯人を追うという『逃亡者』型のアクション・ミステリー。……それが西村寿行原作だとこうなるか、という(^^;; 勿論、健さん大活躍だけど、熊さん、お馬さんも大活躍w
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年11月25日
『君よ憤怒の河を渉れ』:ストーリーの説明は『逃亡者』型のスタンダードに準じてるので、詳しい紹介はパスするけど、大雑把に説明すると、東京から能登半島〜北海道と来て、自家用機で東京まで取って返して都内に潜伏。最後は国立の精神病院という、目まぐるしく列島を縦断するダイナミックなお話。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年11月25日
『君よ憤怒の河を渉れ』:この映画が面白いのは、警察の捜査とか、あるいは主人公の考え方は手堅いリアル寄りなのに、ちょいちょいストーリーや状況がぽんと飛躍するんだよねw たとえば、殺し屋に追われて北海道の山中に逃げ込むと、大牧場のひとり娘が熊に襲われてる(爆
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年11月25日
『君よ憤怒の河を渉れ』:そんな偶然あるか。あるのだ、北海道だから。ちなみに、この後にも山中でいきなり熊に出喰わして襲われるシーン有り。一本の映画内で二度も熊に襲われる。仕方ないね、北海道だから<暴言。そして瞬く間に敷かれる数百人体制の封鎖網。北海道道警はさすがのプロ集団である。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年11月25日
@yoshitada_n: 『君よ憤怒の河を渉れ』:この蟻の這い出る隙間もない、鉄壁の封鎖線をどう突破して東京に戻るか。なんと、ひとり娘が主人公に惚れたことを知った大牧場主のパパン(大滝秀治)が、ぽんと自家用セスナ機を提供。これで、東京に帰れ、と。…主人公、操縦経験ないけどな(爆
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年11月25日
『君よ憤怒の河を渉れ』:誤解しないで欲しいのだけど、こうした展開が子供っぽいと言いたいのではなく、この「まさか」と思わせる展開や発想の飛躍、そしてその瞬間の浮遊感こそがエンタメの娯楽性の本質なんじゃないか、とこの映画を観ながら考えてました。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年11月25日
『君よ憤怒の河を渉れ』:あと観てて気づいたのが、この映画、主人公の過去とか一切言及しないんだよね。検事という職業だけで、どこ出身で、どういうキャリアを経て、今に至ったのか。更に言えば、独身なのか既婚なのか、離婚経験あるのかも判らない。自室を見る限り、独身っぽかったけど。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年11月25日
『君よ憤怒の河を渉れ』:本来なら、主人公がどういう人間かをそうした説明を介して語らないと、観客は物語に感情移入できない。本作でそれがやれてるのは、主役が健さんだからですよ。高倉健が演じてるんだから、何の説明もなく誠実な人物であろうと観客は納得する。これが、スター映画ってことです。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年11月25日
『君よ憤怒の河を渉れ』:これ以外にも、新宿西口を暴れ馬の一群が駆け抜けるという現代映画にあるまじきシーンに唖然とさせられたり、まぁ、いろいろ凄い映画ではありました。これをジョン・ウーがリメイク! 主役は誰がやるんだ。アンディ・ラウ辺りかな。ロケは
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年11月25日
日本でやるとも聞くけど。
『君よ憤怒の河を渉れ』:やっぱり熊さん、お馬さん大活躍なのかw 今そのままやったら成立しないようなシーンもあるし、ジョン・ウーが、この映画をどう料理してくれるか、今から楽しみです。リメイク版公開までに、機会がありましたら、是非。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年11月25日