『COCOLORS』@下北沢トリウッド(17/12/02(sat)鑑賞)
GASOLINE MASKプロジェクト第2弾 『COCOLORS』 ティザームービー
【リアルタイム一発勝負!!ゲネプロ3分54秒】COCOLORS東京公演<神風動画✕声優✕音楽>
CGWORLD (シージーワールド) 2017年 05月号 vol.225 (特集:アニメが変わる、CGで変える。、プロが教えるお役立ちツール)
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本日の映画2本目『COCOLORS』@下北沢トリウッドに劇場入りしました。TVアニメ『ジョジョの奇妙な冒険』OPも手がけたCGスタジオ神風動画によるオリジナル短編映画の監督ティーチイン回。トリウッドは始めてだけど、住宅街のマンション改装したミニシアターなのね。#fr17_n pic.twitter.com/aCenovbsjs
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年12月2日
『COCOLORS』観終わりました。文明崩壊後、わずかな人々が地下都市に移り住み、それでも侵食する汚染大気への対策として、皆が宇宙服のようなヘルメット姿の世界で、外部世界に出て機械部品を回収するアキと、地下世界に残って外の世界を夢見るフユの物語。#fr17_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年12月2日
『COCOLORS』:SF的な設定だけど、45分間の映画なので、「世界を変革する」だとか「世界の真実をあばく」とかいう方向にはいかず、アキとフユのふたりの少年(?)の内的物語ですね。絶望的な世界で、それでも一歩づつ足を前に進める「理由」と「動機」の話というか。#fr17_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年12月2日
『COCOLORS』:ポイントとしては、みんなヘルメット被ってるので「表情」はないし、主人公の仲間たちもどんどん死んでいなくなっちゃうし、世界が多様性を喪って凍えてゆくからこそ、露わになって、研ぎ澄まされてゆく、主人公の「感情」の熱を味わう映画というか。#fr17_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年12月2日
『COCOLORS』:「顔」を封じてることもそうなんだけど、世界観の設定も最小限に留めていて、概ねストイック。それで語り口に過不足は感じなかったので、基本的にセンスがいいんでしょうね。特異な世界観のはずなのに、世界設定よりも、主人公たちの物語の方に引き寄せられるのも不思議ですが。#fr17_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年12月2日
『COCOLORS』:神風動画というと、PVとかOP動画なんかでダイナミックな躍動感溢れる映像を多く手がけているスタジオなだけに、そっちの熱量を期待してるとちょっとそれとは違うんですが、こういう繊細でリリカルなお話のやれるスタジオだと知れたのは収穫と言えましょう。#fr17_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年12月2日
『COCOLORS』:ちなみに初回上映ということもあり、イベント慣れしてない監督が頑張って作品紹介してて好印象でした(^^) でもアフレコ本番前に、ライブ・アフレコのイベントやってイメージ固めた件は、結構、重要な情報なんだから、質問受けなかったら説明飛ばしかけてたのはダメだぞw #fr17_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年12月2日
『鋼の錬金術師』@TOHOシネマズ新宿(17/12/01(fri)鑑賞)
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本日の映画『鋼の錬金術師』@TOHOシネマズ新宿に劇場入りしました。……いや、何か文句つけるにせよ、やっぱり観てからじゃないとさ(^^;; それに観てみると案外いけるかもしれないよ。アサイラム映画みたいに<いや、だから、それじゃフォローになってないと(爆 #fr17_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年12月1日
『鋼の錬金術師』観終わりました。……あー、そうなー、これだと批判的な評価が多いのも判らんないなー、という(^^;; ええと、あらかじめ指摘しておくと、この映画、別に原作に対して決して冒涜的な映画ではないです。むしろある意味、「誠実」な映画と言ってもいいかもしれない。#fr17_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年12月1日
『鋼の錬金術師』:原作で西洋風のデザインのキャラを日本人のキャストでやる、と批判点は、割とどうでもいい部分で、映画や演劇というものは、作中の「見立て」が成立してしまえば、そう気にはならない。……まぁ、それが難しそうなキャラはあらかじめ排除してるからでもあるけど。#fr17_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年12月1日
『鋼の錬金術師』:この映画、『ハガレン』という物語のテーマとかキャラの根幹に関わるシーンや部分に対して「誠実」に向き合って、尺を割いてじっくり描いた結果……話がさっぱり跳ねない、ケレンの少ない映画になってしまったというorz #fr17_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年12月1日
『鋼の錬金術師』:そうなんだよ、重い話なんだよ、『ハガレン』は。生命倫理と科学と哲学の話だよ。陰謀と謀略と政治劇の話だよ。でもグリグリと動くダイナミックで爽快なアクション漫画でもあったろ? アニメから入ってファンにとっては、特にそうでしょうよ。出来良かったもんな、アニメ版。#fr17_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年12月1日
『鋼の錬金術師』:そういうシーンがないわけでもないんだけど、全体繋ぐと「重さ」の印象の方が強くて、アクション映画の軽みが圧倒的に不足している。つか、ちょっと気を緩めると、カットが長めになって、芝居の動きも小さくなるのは、ダメだろう……。#fr17_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年12月1日
『鋼の錬金術師』:まぁ、全否定するほど酷いわけでもなく、エドとアルが兄弟ゲンカで殴り合うシーンとか、佐藤隆太のヒューズ中佐、松雪泰子のラストとかの雰囲気感、クライマックスの人造人間登場の絶望感とか、ピンポイントで評価できる箇所がちょいちょいあった印象はあります。#fr17_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年12月1日
『鋼の錬金術師』:うーん、でもなぁ、今回この映画の製作陣が重視した原作に対する「誠実」な部分って、もっと雑に扱った方がアクション映画としては正解だったのかもなぁ、と。『HiGH&LOW』とか、あんだけ話が雑でもアクション映画として面白いわけだし。<いや、アレと比べるのは(^^;; #fr17_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年12月1日
『鋼の錬金術師』:感想のTLを見てると「脚本がクソ」「演技が学芸会」という罵詈雑言が飛び交っているが、まさにその通りなのに充分面白かった『HiGH&LOW』という実例を知る我々としては、「あの映画を殺したのは、そこじゃないんだよなぁ」という感慨を抱かざる得ない。#fr17_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年12月1日
『鋼の錬金術』:ある意味、クソ真面目に作り過ぎて、原作の持つ少年マンガらしい「ハッタリと熱量」が抜け落ちてしまった結果、脚本の問題と学芸会芝居が鼻についてしまった、というのが真相なんじゃないかと思う。どっちの問題も、やりようによって割と誤魔化し効くんだよね、映画では。#fr17_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年12月1日
※追記(2017/12/02 22:00)
『鋼の錬金術師』:まぁ、実写版『進撃の巨人』なんかより、はるかにマシだったとはいえ、だからと言ってアクション映画好きの一般人に無邪気に薦められる出来とも言いかねるし。原作のテーマ性に誠実であろうとしてたとこ「だけ」は、認めないでもないんだが。#fr17_n RT
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年12月2日
『鋼の錬金術師』:原作と対比してあの映画の問題点をもうひとつ指摘しておくと、筋骨隆々のアームストロング少佐が排除されているように、ビジュアル的にフィジカルな要素(筋肉描写w)が不足している点で、そこは意外と原作者の作家性の根幹の軽視になってしまったかもしれず。#fr17_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年12月2日
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『会社物語 MEMORIES OF YOU』@神保町シアター(17/11/24(fri)鑑賞)
板倉文/日没(映画「会社物語 MEMORIES OF YOU」より)
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本日の映画『会社物語 MEMORIES OF YOU』@神保町シアターに劇場入りしました。1988年公開。クレイジーキャッツが勢ぞろいした、最後のクレイジー映画。監督は市川準。さて、ノスタルジー映画で終わって欲しくはないんですけどね。#fr17_n
— 義忠@冬コミ3日目(日)東ぬ09a (@yoshitada_n) November 24, 2017
『会社物語 MEMORIES OF YOU』観終わりました。定年退職を目前にして、職場にも家庭にもどこか所在のなさを感じるハナ肇課長。同じく定年間近の別の課の谷啓に誘われて、社内ジャズバンドを組むことになるが……というストーリーは一応あるのだけど、ストーリーより空気感の映画かな。#fr17_n
— 義忠@冬コミ3日目(日)東ぬ09a (@yoshitada_n) November 24, 2017
『会社物語 MEMORIES OF YOU』:1988年というとバブル絶頂期で、この時代の会社カルチャーなんてイケイケの極みだったように思いがちだけど、思い出してみれば、この時代はこの時代なりに閉塞してたんだよね。…まぁ、生存競争レベルで殺伐と閉塞してたバブル以降世代と比べるのも何だけど。#fr17_n
— 義忠@冬コミ3日目(日)東ぬ09a (@yoshitada_n) November 24, 2017
『会社物語 MEMORIES OF YOU』:そんなわけで、特に劇的なことが起きるでもなく、鬱々と閉塞感を募らせながら、淡々と最後の会社員人生の日々を過ごすハナ肇課長。ああ、そうなー、80年代のちょっとアートっぽい邦画って、こういう感じだったよなー(^^;; #fr17_n
— 義忠@冬コミ3日目(日)東ぬ09a (@yoshitada_n) November 24, 2017
『会社物語 MEMORIES OF YOU』:強いストーリーで力づくで映画を推進させよう、という意思が希薄で、熱量の低い、ちょっとオフ気味のショットやカットの積み重ねで繊細な空気感を探ってゆく。しくじると目も当てられないことになるけど、この映画は、まぁ、成功している方ではある。#fr17_n
— 義忠@冬コミ3日目(日)東ぬ09a (@yoshitada_n) November 24, 2017
『会社物語 MEMORIES OF YOU』:クレイジーキャッツ連れてきて、この熱量の低さは何だ! て言いたい気分もなくはないんだけど、この辺の空気感とか間合いの描き方は、ゼロ年代以降の邦画の良き特性とも繋がってくるので、一概に否定し難いな。#fr17_n
— 義忠@冬コミ3日目(日)東ぬ09a (@yoshitada_n) November 24, 2017
『会社物語 MEMORIES OF YOU』:終盤、いよいよバンドが結成されて、退職の送別会を兼ねた社内リサイタルに向けて、物語は盛り上がって……いったりは別にせず(^^;;、相変わらず熱量は低いんだけど、仲間たちとジャズ談義をしている時は、笑顔がこぼれるハナ肇。ここで、やっとほっとするよね。#fr17_n
— 義忠@冬コミ3日目(日)東ぬ09a (@yoshitada_n) November 24, 2017
『会社物語 MEMORIES OF YOU』:この辺のオタクなジャズ談義を本当に嬉しそうにしているクレイジーの面々は、芝居というより素の彼らの日常のようではある。老いてなお、少年のように目を輝かせて、趣味の話題で途切れることなくいつまでも盛り上がれる彼らの姿は愛おしい。#fr17_n
— 義忠@冬コミ3日目(日)東ぬ09a (@yoshitada_n) November 24, 2017
『会社物語 MEMORIES OF YOU』:これがあの、ハイテンションに高度成長期を駆け抜けたクレイジーキャッツの最期の映画か、と思うとやはり釈然とはしないのだけど、でもサラリーマンの仮面を取った後にジャズメンとしての彼らの素顔で終われたと見ると、そう悪い映画ではないかもしれないな。#fr17_n
— 義忠@冬コミ3日目(日)東ぬ09a (@yoshitada_n) November 24, 2017
『フルメタル・パニック! ボーイ・ミーツ・ガール』@立川シネマシティ/CINEMA TWO(17/11/25(sat)鑑賞)
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- 作者: カサハラテツロー
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フルメタル・パニック!0―ZERO―(3) (ドラゴンコミックスエイジ)
- 作者: カサハラテツロー
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 富士見書房
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本日の映画2本目『フルメタル・パニック! ボーイ・ミーツ・ガール』@立川シネマシティ/CINEMA TWOに劇場入りしました。年明けだか来春だかに新TVシリーズをやるだとかで、それを前に復習企画として既存TVシリーズの総集編映画をやるそうで、今回はその第1弾だそうですが、さて。#fr17_n
— 義忠@冬コミ3日目(日)東ぬ09a (@yoshitada_n) 2017年11月25日
『フルメタル・パニック! ボーイ・ミーツ・ガール』観終わりました。ちょうど原作第1巻『戦うボーイ・ミーツ・ガール』パート分なのだけど、原作段階からアクション映画愛に溢れた作品だけに、完璧だな、この構成!(^^) 作画はさすがに古めだけど、本編パートはテンポ感も良くて最高です! #fr17_n
— 義忠@冬コミ3日目(日)東ぬ09a (@yoshitada_n) 2017年11月25日
『フルメタル・パニック! ボーイ・ミーツ・ガール』:原作第1巻刊行が前世紀1998年! アニメ第1シーズン24話がWOWOWで放映されたのが、2002年年初から。そうそう、ハイジャックねたが911とぶち被りだったので、放映が半年遅れたのだっけ。まぁ、今回も北朝鮮ねたが……(爆 #fr17_n
— 義忠@冬コミ3日目(日)東ぬ09a (@yoshitada_n) 2017年11月25日
『フルメタル・パニック! ボーイ・ミーツ・ガール』:そんなわけで、さすがに素材が古いので、2017年の今観るとちょっと辛いとこもなくはない。ギャグの崩しとか、かなめの無駄なパンチラとかw シーンの文脈に関係ないエロは今の演出のトレンドだとノイズにしかならんからなー。#fr17_n
— 義忠@冬コミ3日目(日)東ぬ09a (@yoshitada_n) 2017年11月25日
『フルメタル・パニック! ボーイ・ミーツ・ガール』:あと冒頭導入パートの学園ドタバタのテンポの悪さは辛かった。当時のギャグのテンポ感そのままの気もするけど、今の時代に本編もこの調子で来られたらどうしようか、と思ってたら……本編は完全に現代のテンポ感で素晴らしかった(^^) #fr17_n
— 義忠@冬コミ3日目(日)東ぬ09a (@yoshitada_n) 2017年11月25日
『フルメタル・パニック! ボーイ・ミーツ・ガール』:TV版初期7話分を2時間弱に詰め込まなきゃならないので、余計なことやってられないてのもあるんでしょうが、カットとか細かく切り詰めてるんじゃないかなぁ。本編に入るとこの辺が劇的に改善されて、完全に現代のアクション映画でした。#fr17_n
— 義忠@冬コミ3日目(日)東ぬ09a (@yoshitada_n) 2017年11月25日
『フルメタル・パニック! ボーイ・ミーツ・ガール』:基本的には当時の素材の再編集で、特にTVアニメで10年以上も経っちゃうと、演出のトレンドも変わっちゃうので、観ててきつくなりがちなのだけど、基本構成の筋の良さと編集センスの良さで充分に現役で戦える作品に仕上がっていました。#fr17_n
— 義忠@冬コミ3日目(日)東ぬ09a (@yoshitada_n) 2017年11月25日
『フルメタル・パニック! ボーイ・ミーツ・ガール』:これなら若い子にも自信を持ってお勧めできるし、新作にも期待が持てる。……まぁ、とはいえ、ここから完全に現代の情報密度や作画密度、テンポと演出スタイルの新作にストレートに繋いでゆけるのかは、結構な冒険だとも思うのだけど。#fr17_n
— 義忠@冬コミ3日目(日)東ぬ09a (@yoshitada_n) 2017年11月25日
『密偵』@立川シネマシティ/CINEMA ONE(17/11/18(sat)鑑賞)
本日の映画『密偵』@立川シネマシティ/CINEMA ONEに劇場入りしました。植民地時代の韓国で、特高の手先として抗日組織を探る韓国人捜査官のお話。最初から「救われざる人物」が生き延びるために足掻くノワール。韓国映画がこういうのが好きなのは、何かの民族性なのか、社会状況なのか。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年11月18日
『密偵』観終わりました。極限の諜報戦の領域では、嘘や欺瞞より、真実と誠実さこそが武器となる。何故なら、諜報の本質とは、騙すことではなく、支配(コントロール)することだから…。てなわけで、彼我双方が互いの正体も本音も知りつつ繰り広げるハイレベルの謀略映画(エスピオナージュ)。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年11月18日
『密偵』:この映画が謀略映画(エスピオナージュ)として、非常に高度なレベルで物語を展開しているのは、決定的な局面で「ウソをつかない」「正体や目的を正直に明かす」ことで、しかもそれ自体は最後まで裏返らず、否定されない。早々にネタを割った上で、しかし最後まで緊張感は失われない。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年11月25日
『密偵』:それでもちゃんと謀略映画(エスピオナージュ)たり得るのは、謀略の本質とは、「ウソ」でも「騙し」でもなく、支配(コントロール)であり、その際の最強のカードは「真実」と「正直」であることを語る映画だからである。「ウソ」や「欺瞞」は、「真実」をぶつけられれば崩される。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年11月25日
『密偵』:「ウソ」が崩れれば、そこに「不信」という毒を生む。その毒は、相手が信じる思想や価値観の文脈(コンテキスト)に微細な不整合を生じさせ、それが全身に廻れば、やがては「裏切り」に至る。この映画で抗日組織・義烈団団長が密偵たる主人公に仕掛けた謀略はまさにそれだ。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年11月25日
『密偵』:この辺、「歴史戦」とか言って吹き上がってる連中は完全にはき違いしているのだが、相手の文脈(コンテキスト)を書き換えてこちらの意図に沿って支配(コントロール)するためには、「ウソ」や「欺瞞」「隠蔽」は下策であり、不利な情報も正直に開示して「信用」を積まねばならない。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年11月25日
『密偵』:まぁ、勿論、韓国映画として、主人公は「民族的良心」に目覚めたのだ、という見方をしてもいいし、それも別に間違ってはいないのだが、謀略映画(エスピオナージュ)としては「良心」さえゲームの要素のひとつに過ぎない。そのメカニズムを冷徹に描く映画なのだ。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年11月25日
『密偵』:と、「騙す/騙される」レベルで終始することの多いスパイ映画の中でも、もう一段、深いレイヤーの攻防を描いてくれているのが嬉しくて絶賛はしているのだけど、贅沢を言えば、落ちはアレでいいので、もう一〜二転して欲しかったかな。爆弾廻りのネタも使えたろうし。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年11月25日
『密偵』:裏切りを重ねるごとに、闇の深淵へと迫る密偵。誠実な愛国者として、卑劣な裏切り者として、深く冷たい諜報戦の海溝の最深部に潜る内に、極限の思想的圧力に、アイデンティティがぐるりとひっくり返る。そのおかしみと恐ろしさを描く、上質な謀略映画(エスピオナージュ)でした。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年11月25日
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『ローガン・ラッキー』@TOHOシネマズ新宿(17/11/20(mon)鑑賞)
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【映画パンフレット】ローガン・ラッキー 監督:スティーヴン・ソダーバーグ 出演:チャニング・テイタム アダム・ドライヴァー ライリー・キーオ ヒラリー・スワンク ダニエル・クレイグ
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本日の映画『ローガン・ラッキー』@TOHOシネマズ新宿に劇場入りしました。NASCARレースの売り上げを奪おうと、獄中にいる爆弾のプロを連れ出そうとする田舎のボンクラ・ファミリーのお話だそうですが、さて。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年11月20日
『ローガン・ラッキー』観終わりました。中西部に住む、アメリカ社会の貧乏クジを揃って引いたかのようなローガン兄弟の目論む、奇想天外な犯罪計画とその顛末。普通に暮らす庶民が舐める辛酸も一通り触れつつ、それでも米国文化そのものへの愛と、人生にラッキーとハッピーはあるさ、と(^^) #fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年11月20日
『ローガン・ラッキー』:フットボールの学生スターだった兄は、脚を故障したばかりに低所得の工事作業の仕事も、「障害者は保険料が高いから」などという理由でクビにされ、弟は二度のイラク勤務で片腕を失ってバーテンダーの身。アメリカがアメリカであるための犠牲を負わされた兄弟なのね。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年11月20日
『ローガン・ラッキー』:一歩間違えると恨み辛みの話になりかねないところを軽やかにすり抜けて、「誰も傷つかない、みんな幸せになれる」あり得ない結末に向けて、巧妙に米国社会をハックしてゆく。作中で描かれる現金強奪作戦そのものが、主人公たちによるソーシャル・ハックとなっている。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年11月20日
『ローガン・ラッキー』:後は本当に米国の田舎から見た今の大衆文化を網羅するつくりでもあって、標的のNASCARレースから始まって、田舎のお祭りや、バーや地元の子供の歌のコンテストから、『ゲーム・オブ・スローン』までw 大衆文化とそれを愛する人々への讃歌ともいうべき映画でもある。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年11月21日
『ローガン・ラッキー』:大衆娯楽としての映画の役割のひとつは、市井の人々の暮らしに寄り添うことであるとすれば、米国社会の「今」にこれほど寄り添って、しかも最後にちゃんとみんなで笑顔になれるこの「犯罪映画」は、映画の本分に忠実な映画なのだとも言える。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年11月21日
『ローガン・ラッキー』:そんなわけで、今の米国社会のいい所も悪い所も踏まえながら、それでも愛すべき人々の住まう場所として米国中西部の今の風景を描く、非常に後味の良い映画でした。米国文化とか好きな人なんかには、是非。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年11月21日
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『BRAVE STORM ブレイブストーム』@TOHOシネマズ新宿(17/11/19(sun)鑑賞)
【映画パンフレット】 BRAVE STORM ブレイブストーム キャスト 大東駿介, 渡部秀, 山本千尋, タモト清嵐, 春日光一, 壇蜜, 松崎悠希, 藤田富
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本日の映画1本目『BRAVE STORM ブレイブストーム』@TOHOシネマズ新宿に劇場入りしました。実写(多分CGだろうけど)巨大ロボット・アクションの邦画。新宿は朝のこの1回だけになっちゃったし、パスするつもりだったけど、身近な知り合いに包囲網敷かれちゃって(^^; ちなみにMD4Xは初体験です。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年11月19日
『BRAVE STORM ブレイブストーム』観終わりました。巨大ロボ戦一点突破映画としては、充分立派に世界一線級の及第点! ただプロットとか、ドラマ・パートの演出とか、美術、UI系は、もうワンランク底上げしないと厳しいかな。特に現実にロボット兵器、パワードスーツとか出てきてるわけだし。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年11月19日
『BRAVE STORM ブレイブストーム』:この映画は「2017年の最新SF映画」という側面と、「邦画特撮の最新継承作品」のふたつの側面があって、後者なら「お約束」として許されても、前者としては演出の甘えか手抜きと捉えられかねない部分がちょいちょいあって、それをどう評価するかかなー。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年11月19日
『BRAVE STORM ブレイブストーム』:例えば今時、あの宇宙人の造形や描写はないだろう、と思う反面、最後に明かされる宇宙人が地球を侵略する「動機」のセンスは良かった…と、全体に良かった点と悪かった点が、結構表裏一体で散りばめられてるんで、一概にダメとも切って捨てられない(^^;; #fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年11月19日