『マネー・ショート 華麗なる大逆転』@TOHOシネマズ新宿(16/3/7(mon)鑑賞)
マネー・ショート 華麗なる大逆転 ブルーレイ+DVD セット [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: パラマウント
- 発売日: 2016/07/06
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本日の映画『マネー・ショート 華麗なる大逆転』@TOHOシネマズ新宿に劇場入りしました。リーマン・ショックの大混乱の背後で、逆張りで大儲けした連中のお話だそうで。#fr16_n
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) March 7, 2016
『マネー・ショート 華麗なる大逆転』観終わりました。あらゆる指標値が大崩落(グレート・フォール)の到来を示していても、その日その瞬間まで、人はその到来を信じようとしない。人々の心に潜む安定化バイアスが、経済を狂わせる…というお話。経済っつーか、市場かな。#fr16_n
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) March 7, 2016
『マネー・ショート 華麗なる大逆転』:2005年、好景気に沸く米国で、債券市場のデータを丹念に調べていた金融トレーダーのマイケルは、住宅ローン市場の劣化が進んでいることを見抜き、債券市場の崩落に賭ける「クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)」を組成した。#fr16_n
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) March 7, 2016
『マネー・ショート 華麗なる大逆転』:債券市場が崩壊すれば大金が得られるが、それまでは高額の保険料が生ずるこのCDSを、マイケルはリーマン・ブラザースを始めとするウォール街の金融会社に売りつける。その動きを察した銀行家のジャレッドは、自分もCDSを扱うべく動き出す。#fr16_n
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) March 7, 2016
『マネー・ショート 華麗なる大逆転』:そのジャレッドが掛けた間違い電話を受けた、モルガン・スタンレー傘下のヘッジファンド・マネージャーのマークとそのチームは、ジャレッドのプレゼンを受けて独自に調査に乗り出す。#fr16_n
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) March 7, 2016
『マネー・ショート 華麗なる大逆転』:そして、ジャレッドがウォール街にばら撒いた資料をたまたま目にしたカリフォルニアの若き投資家コンビ、ジェイミーとチャーリーは、これをチャンスと見抜いて一発逆転の賭けに出る。大崩落のその日に向けて、大逆転への挑戦が始まる……! #fr16_n
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) March 7, 2016
『マネー・ショート 華麗なる大逆転』:…と、あらすじでは煽ったものの、言うほどアッパーにテンション上げてく話でもないです。そこはだって、金融ショックで仕事や家を失くした人は大勢いるし、作中の人物たちもそこは理解している。世界の不幸と引き換えに金を手にする業の深さも。#fr16_n
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) March 7, 2016
『マネー・ショート 華麗なる大逆転』:作中でも若手投資家コンビの兄ちゃんたちが、「これで儲かるぞ」とはしゃいでると、ブラピ演ずる先輩投資家から、「金融ショックで失業率が1%増加すると4万人が自殺する。君らの儲けと引き換えだ」と言われるシーンまである。#fr16_n
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年3月7日
『マネー・ショート 華麗なる大逆転』:実際のモデルとなった人たちがどうだったかまでは知らないけど、この映画の主人公たちは、資本主義と市場にちょっと距離をおいた視線を向けていて、その冷静さが、金融界の欺瞞を見抜くという形を取っている。 #fr16_n
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年3月7日
『マネー・ショート 華麗なる大逆転』:だから、ラストで彼らが「賭け」に勝っても、本人たちはそんなに嬉しくない。そういう描写になってる。大多数の観客の感情を考えると、当然なのだけど。その分、いろいろなチャカしを入れて、深刻な話をブラックな笑いに転化してる。#fr16_n
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年3月7日
『マネー・ショート 華麗なる大逆転』:この辺のギャグで、不意にカメラ目線で喋り出すとか、ナレーションと会話するなどのメタ的なギャグが多いのは、市場の熱狂から一歩引いたメタ視点で行動して勝利した主人公たちの立ち位置とも重ねているのかな。#fr16_n
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年3月7日
『マネー・ショート 華麗なる大逆転』:あと面白いな、と思ったのが、住宅ローンの回収率とか、業者の倒産数と言った指標が軒並み悪化して市場が崩れ始めた当初、債券市場は逆に高値をつけたりするのね。これは何なんだろう。高値で売り抜けようとしたプロが、値を吊り上げてるのか。#fr16_n
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年3月7日
『マネー・ショート 華麗なる大逆転』:それもあるんだろうけど、金融市場といえど、人間の集団だから、カタストロフの到来から本能的に目を逸らして、安定を指向するバイアスが掛かっていたのかもしれない。もっとも、それを支える指標が総崩れなので、いずれ大崩落はくるのだけど。#fr16_n
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) March 7, 2016
『マネー・ショート 華麗なる大逆転』:他にもCDSの可能性調査の過程で判明する、当時の住宅ローン債券市場のデタラメさ加減とか、それを許す複雑化しながら緊張の緩んだ金融システムとか、それで誰も責任を取らない無責任体質とか、資本主義のろくでもなさがこれでもかと出てくる。#fr16_n
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年3月7日
『マネー・ショート 華麗なる大逆転』:というか、システムの複雑化に人間の想像力が追いつかない領域では、いつでもこういうことが起きる、ということでもあるのかな。その意味で、この映画は、その領域に人類で最初にたどり着いた者たちの物語と言えなくもない。#fr16_n
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年3月7日
『マネー・ショート 華麗なる大逆転』:まぁ、しかし、具体的な会社名とか、個人名がバンバン出る出る(^^;; 米国は起訴社会と言われているけど、エンタメやこういうジャーナリスティックなところでは別枠なのかな。そこは米国社会の不思議なところだけど。#fr16_n
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年3月7日
『マネー・ショート 華麗なる大逆転』:この映画で描かれたリーマンショックは、やがて先日観た『ドリーム ホーム 99%を操る男たち』で描かれたように、庶民から家や財産を取り上げ、年金を喰い潰し、国の税金を大量投入されて安定を経済の取り戻す。あと中国の財政出動な。#fr16_n
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年3月7日
『マネー・ショート 華麗なる大逆転』:しかし、その余波はまだ終わってない。今回の米大統領選が大荒れに荒れてるのも、金融ショック後に中流階層の生活が崩れたことが影響しているだろうし、中国も巨額の財政出動の副作用で苦しんでいる。#fr16_n
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年3月7日
『マネー・ショート 華麗なる大逆転』:今、起きていること、これから起きることを見定めるために、その始まりで何が起きていたのかをこの映画で学ぶことは、とても意義深いことだと思います。同時に、熱狂から距離をおいて、深く静かに世界と向き合うことの大切さも。#fr16_n
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) March 7, 2016
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