『ニューヨークUコップ』@国立映画アーカイブ(19/01/27(sun)鑑賞)
NEW YORK UNDERCOVER COP ニューヨークUコップ [DVD]
- 出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
- 発売日: 2010/10/21
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本日の映画3本目『ニューヨークUコップ』@国立映画アーカイブに劇場入りしました。1993年公開。Vシネマの成功に気を大きくした東映が「海外進出だ!」と血迷…張り切って監督・村川透、脚本・柏原寛司に主演の仲村トオル以外のスタッフ・キャストをハリウッド勢で揃えたNY覆面刑事もの。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月27日
『ニューヨークUコップ』:観終わりました。監督はアクションに定評の村川透だし、若い仲村トオルは良く動いてるんだけど…こう、「午後ロー」の低予算B級アクション洋画に、何故か仲村トオルだけが主役で英語喋ってる違和感というか(^^;; いや、「ハリウッドで撮る」ことだけが目的じゃなあ。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月27日
『ニューヨークUコップ』:ジャンル映画と一口で言うけど、定型のお約束さえ守ってれば「映画」として成立するだけに、逆にそこから逸脱して溢れ出すものがあるか、あるいはそこに染み込む時代性とか社会観があるかで、味わいの深みが違ってくる。結局、ジャンル性は器でしかないので。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月27日
『ニューヨークUコップ』:その点、この映画の場合、この映画を使ってジャンル性を逸脱するほどの作家性のこだわりを見せた人はいなかったし、時代性や社会観を滲ませるほどこの時代のNYの空気に馴染んでもいない。あえて言えば、無難に完成まで漕ぎ着けるのが、目標だったと言うか。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月27日
『ニューヨークUコップ』:いや、意気込んでハリウッド進出を目論んだプロデューサーの目線では、それで正しいんだよね。ハリウッドで映画製作をハンドリングできるかのテストケースだったんだろうから。ただそれはフィルムに温度として出ちゃうし、観客には関係のない話です。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月27日
『ニューヨークUコップ』:この映画を例にして言えば、NYで日本人(日系ではないっぽい)刑事が潜入捜査官をやってる必然性がストーリーや細やかな描写まで練り込みきれていない。いや、そんなもん、地元に長年住むか、よほど取材積まないと無理ですよ。でも、そんな予算もなかったか。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月27日
『ニューヨークUコップ』:いや、映画って怖いなあ、と思いながら観てました。フィルムはウソつかないもん。いくらハリウッドのスタッフとインフラが使えるとは言え、日本から監督と脚本と主演俳優放り込めば、それで「映画」が撮れるかと言うと、そんなに簡単な話ではないという映画でした#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月27日
■監督フィルモグラフィ:村川透(1937年~)
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