『1950 鋼の第7中隊』@kino cinéma 立川高島屋S.C.館(22/10/02(sun)鑑賞)
本日の映画1本目『1950 鋼の第7中隊』@kino cinéma 立川高島屋S.C.館に劇場入りしました。1950年、朝鮮戦争下で米中が初めて激突した「長津湖の戦い」を描く、言うまでもなくプロパガンダ映画(^^;; でもチェン・カイコー、ツイ・ハーク、ダンテ・ラムの共同監督って、喰い合わせどうなの。#fr22_n pic.twitter.com/yDUt2Dy5K2
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年10月2日
『1950 鋼の第7中隊』観終わりました。敵の制空権下で、軽装の歩兵部隊だけで冬の山岳地帯を浸透突破して、米軍最精鋭の機械化部隊を包囲殲滅せよ…という、当の中国軍自体、二度とやりたくないんじゃないかという戦闘の勝利を描くお話。…これ、いい話、てことにして軍事的にいいんだろうか。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年10月2日
『1950 鋼の第7中隊』:全般的に砲爆撃の効果が派手に盛られがちなのは、ダンテ・ラムの所為か?(^^;; 派手に吹っ飛ばすのはいいけど、夜戦が多いのでちと判りづらい。エンドクレジット見ると、各監督ごとに制作チーム編成されてるっぽいので、各パートごとで担当分けして撮影したのかな。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年10月2日
『1950 鋼の第7中隊』:俯瞰ショットが多いので、戦場の地勢などは把握しやすいんだけど、どうせならそこに部隊配置も重ねてしまっても良かったのでは。それと全員見た目が一緒なので(まあ兵隊だし)、もうちょっとこう身長差とか芝居でキャラ立て良くして欲しかった(^^;; #fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年10月2日
『1950 鋼の第7中隊』:要するに「中国の兵隊さんは、艱難辛苦を乗り越えて頑張ったんだ」と強調するのがテーマらしく、逆に言うとあんまり米軍側を下げようという様子もない。朝鮮戦争での米軍の外道話は結構あるはずだけど、そういう意味では米中対立を煽る気はないみたい。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年10月2日
『1950 鋼の第7中隊』:あと朝鮮が戦場なのに、北朝鮮の友軍も市民も韓国軍人もひとりも出てこないのは、そうですよね、日露戦争もので朝鮮人出てくるの観たことないすもんね、という嫌な判り味はあるのだけど、まあ地元の人は納得しないだろうな、とは思いまスた(^^;; #fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年10月2日
『1950 鋼の第7中隊』:そういえば、韓国映画の朝鮮戦争ものでも滅多に見ない、米軍の初期の軍用ヘリがちょこちょこと出番が多かったけど、将官の乗降シーンもあったし、CGででっち上げたとも思えないんだけど、稼働機入手したのか、フルスクラッチで新造したのか、どっちだろう(^^;; #fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年10月2日
■監督フィルモグラフィ:チェン・カイコー(1952年〜)
■監督フィルモグラフィ:ツイ・ハーク(1951年〜)
■監督フィルモグラフィ:ダンテ・ラム(1965年〜)
『人生は二度とない』@新宿ピカデリー(22/10/30(sun)鑑賞)
本日の映画2本目『人生は二度とない』@新宿ピカデリーに劇場入りしました。『ガリーボーイ』のゾーヤー・アクタル監督。結婚式を控えた男3人が、式の前にとスペイン縦断の旅に出るバチュラー・ジャーニーもの。インド映画は当たり前のようにぽんと海外舞台するよね(^^) #fr22_n pic.twitter.com/sOwykHix1X
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年10月30日
『人生は二度とない』観終わりました。男盛りの30代男子3人が旅先でイチャイチャわちゃわちゃする、要するに男版『劇場版けいおん!』。ぽんと長期休暇取って海外行ける富裕層のインド人なんて、ごく少数派だろうけど、そういう日銭稼ぎに汲々とする生活感から浮遊してこそ成立する映画もある。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年10月30日
『人生は二度とない』:インド映画では昔からこういう富裕層のライフスタイルを、嫌味や引け目もなく屈託もなく描く傾向があって、コンスタントに作品が公開されてるとこを見ると、特に批判もないんだと思う。貧困層からは、憧れと見られてるのか、現実と隔絶しすぎて怒る気も起きないのか。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年10月30日
『人生は二度とない』:この辺、日本人が学園ものをやたらと好きなのと通づるものがあると見てて、テーマ語りに入る前に「こういう仕事で稼いで、資金繰りして生活してます」てな言い訳抜きで、キャラにやりたいことやらせられるのが、日本じゃ学園もので、インドじゃ富裕層ものなんでしょう。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年10月30日
『人生は二度とない』:その意味で、自分はこういうキラキラしたインド映画の富裕層ものって、結構好きなんですよね。日銭稼ぎに汲々とする貧乏くさい邦画も好きだけど(^^;、そういう作品からでしか摂取できないものもある。まあ作中の主人公たちの葛藤って、ちょっと子供っぽいけど。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年10月30日
『人生は二度とない』:でもまあ、そこはいい歳した大人の日本人だって、学園もののラノベやマンガ読んで、いろんなもの摂取してるわけでさ。そうですよ。アラフィフのおっさんが中学生主人公のラブコメ嵌ってSS書いて何が悪い!(どん!)<開き直った。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年10月30日
『人生は二度とない』:逆に言うと、30代男子でキラキラした青春映画撮ろうと思ったら、インド映画だと富裕層ものが使えるというのは大きな武器なんだと思う。バブル後の邦画でそれやろうとすると、ギャグか嫌味になっちゃうからなあ。つか邦画映画人は本当の富裕層のライフスタイル知らんし。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年10月30日
『人生は二度とない』:さすがに今も藩王(マハラジャ)とかいる国には敵わない。映画観てる間くらい、日々の生活の切実さを忘れて、イケメン30代男子のキラキラしたイチャイチャわちゃわちゃを眺めていたい向きに。ちなみに生活の切実感は、監督の次の作品『ガリーボーイ』で堪能できます(^^;; #fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年10月30日
■監督フィルモグラフィ:ゾーヤー・アクタル(1972年~)
https://www.netflix.com/title/81088083
https://www.netflix.com/title/80991033
Netflix | BOMBAY TALKIES
https://www.netflix.com/title/70275753
『銀河英雄伝説 Die Neue These 策謀 第一章』@新宿ピカデリー(22/09/30(fri)鑑賞)
Amazon Prime|銀河英雄伝説 Die Neue These 邂逅
Amazon Prime|銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱
Amazon Prime|銀河英雄伝説 本伝(シーズン2)(1991)
本日の映画『銀河英雄伝説 Die Neue These 策謀 第一章』@新宿ピカデリーに劇場入りしました。ノイエ版『銀英伝』もいよいよシーズン4。要塞vs要塞の決着を経て、いよいよ『神々の黄昏(ラグナロク)』の幕開けに向けて策謀が加速してゆく……。まあしばらく陰々滅々の謀略戦ですね(^^;; #fr22_n pic.twitter.com/FWs0NbZUeC
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年9月30日
『銀河英雄伝説 Die Neue These 策謀 第一章』観終わりました。要塞vs要塞の終幕、ガイエスブルグ要塞狩りのパートを見応えたっぷりに膨らませた以降は、基本作画カロリーの低い1対1の対話パートの積み重ねで、内容もほぼ原作通りなのだけど、でもやっぱり面白い(^^) これもまた『銀英伝』!#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年9月30日
『銀河英雄伝説 Die Neue These 策謀 第一章』:刊行40年を経て、21世紀の現代に見ると、エルウィン・ヨーゼフ2世の扱いとか引っかかる部分はまああるんだけど、ヤンとユーリアの対話から垣間見える軍隊と民主主義社会の話とか、ウクライナ戦争を踏まえると、正しく現代に響いてくる。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年9月30日
『銀河英雄伝説 Die Neue These 策謀 第一章』:世襲制度を嫌うあまり、「自分の死後は、実力ある者が玉座を奪え」と言い放つラインハルトは、若き清廉さの発露であると同時に、それ本当にやると『鎌倉殿の13人』になるんだよなあ、とか観てて思ったり(^^;; #fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年9月30日
『銀河英雄伝説 Die Neue These 策謀 第一章』:あと今回はそういう演出意図で強調されてるからだけど、キルヒアイスの死後、虚無感を抱えて漂うラインハルトを、精妙な政治的謀略装置として仕上げたいオーベルシュタインと、人間性を失わない君主としたいヒルダとの構図も今回の注目点。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年9月30日
『銀河英雄伝説 Die Neue These 策謀 第一章』:こうして改めて見直すと、この時期ヒルダがあちこち駆け廻って、オーベルシュタインへの反撃の糸口を探している。政治的には戦争より内政の充実を指向してほしいし、人間としてラインハルトが内なる虚無に喰らい尽くされるのを恐れている。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年9月30日
『銀河英雄伝説 Die Neue These 策謀 第一章』:ヒルダ目線で見ると、ラインハルトを通してミクロとマクロがせめぎ合う物語だったのか、というのが刊行40年目にして(今さらな)気づきを得るなど、まあなんだかんだ言って、ノイエ版も観てると発見や気づきが多いですね。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年9月30日
『銀河英雄伝説 Die Neue These 策謀 第一章』:昨夜観た映画の話をもう少し続けると、前シーズンのイゼルローン攻略遠征も今回の皇帝誘拐作戦も、この時期のラインハルトはフェザーンが上げてくるプランに乗っかるだけで、内発的にグランドプランを描いて状況を主導してはいないのね。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年10月1日
『銀河英雄伝説 Die Neue These 策謀 第一章』:特にイゼルローン攻略失敗は、大将首も獲られて艦隊ふたつすり潰したわりに、それであまり落ち込んだ様子もなく、それはロイエンタールも疑心を抱きますわ。明らかにこの時期のラインハルトは、心的な消耗状態から立ち直れていない。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年10月1日
『銀河英雄伝説 Die Neue These 策謀 第一章』:オーベルシュタイン辺りは「扱い易くなった」と歓迎してたかもしれないけど、内政を重視するヒルダからすると、ラインハルトの魂の荒廃が帝国社会の荒廃と直結しかねない事態なわけで、それは深刻に捉えざる得ないですよね。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年10月1日
『銀河英雄伝説 Die Neue These 策謀 第一章』:これを更にメタ的に見れば、作者の田中芳樹自身、キルヒアイスの死後のラインハルトの扱いに迷いがあったのかもしれない。そうやって筆を迷わせつつも、周辺状況から流れに任せて書いてるだけで、この密度とドラマツルギーかよ、とは思うけど。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年10月1日
■監督フィルモグラフィ:多田俊介(?年~)
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『スーパー30 アーナンド先生の教室』@新宿ピカデリー(22/09/27(tue)鑑賞)
本日の映画『スーパー30 アーナンド先生の教室』@新宿ピカデリーに劇場入りしました。貧民街の落ちこぼれたちを、インド有数の名門校に多数送り込んだ私塾の先生のお話。過酷なインドの受験戦争では、実弾が飛び交う。……いや、ライバル塾が銃持って殴り込んでくるっていう(実話)(爆) #fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年9月27日
『スーパー30 アーナンド先生の教室』観終わりました。世界中に熱血先生ものの映画は数あれど、クライマックスに生徒たちが病院に立て籠って、銃火器で武装したヤクザ衆を撃退する『要塞警察』みたいなのは、インド映画だけだろうな……。で、これで実話って(唖然 #fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年9月27日
『スーパー30 アーナンド先生の教室』:どんな治安状況なの、てのは措くとして(人口比で警官数が圧倒的に足りない、という話は作中にもある)。入塾試験で足切りした上位30人とは言え、独学の貧困層が数月間の合宿教育で名門校に全員合格させるってのは、インドの初等教育の優秀さでもあるよな。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年9月27日
『スーパー30 アーナンド先生の教室』:貧困からオックスフォード留学の機会を逃した主人公は、富裕層子弟向けの予備校の看板講師になって荒稼ぎしたものの、それでは教育が階層固定のツールになる手助けになってしまうと気づき、私財を投げ打って、貧困層向けの私塾を開く。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年9月27日
『スーパー30 アーナンド先生の教室』:生徒たちに自らイメージさせることを重視する教育方針も興味深いのだけど、貧困層への公的な教育補助が乏しいことと、先に触れた初等教育の優秀さが貧困ゆえの自己肯定感の低下で子供のモチベーションをへし折り、効果を奪っているかのように見える。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年9月27日
『スーパー30 アーナンド先生の教室』:そこで子供たちに自信を持たせて、その才能や能力を自由に発揮させる…という教育方針は、西側社会の教師ものにも通づる普遍的なテーマなので、日本人にもすんなり入っていけると思います。まあ、そこから『要塞警察』になるとは思わないでしょうけど。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年9月27日
『スーパー30 アーナンド先生の教室』:あとはまあ、冒頭の教え子の公演内容の裏返しで、こうやって世界に通づる優秀な人材を輩出しても、国内で使いきれずに海外に流出して、欧米経済に回収されてしまうことで、この辺の問題は今後の日本の人材市場の状況とも繋がってくるんだろうなあ。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年9月27日
『スーパー30 アーナンド先生の教室』:それとこれを階層流動化のツールとして機能させるには、この先生の私塾だけの成功ではダメで、政治が引き取って大規模に展開しなきゃいけないんだけど、作中の地元政府にそこまで期待していいものか。階層流動化が本格化すると、地元社会も揺れるしなあ。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年9月27日
『スーパー30 アーナンド先生の教室』:とまあ、色々と考えさせられはするものの、痛快熱血教師ものとしてもちゃんと面白いので、その意味でインド映画らしい啓蒙主義と娯楽性がうまくバランスの取れた良作でしたね。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年9月27日
『夏へのトンネル、さよならの出口』@TOHOシネマズ新宿(22/09/14(wed)鑑賞)
本日の映画『夏へのトンネル、さよならの出口』@TOHOシネマズ新宿に劇場入りしました。ガガガ文庫作品の原作を『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』の田口智久が脚本・監督して映像化。夏が舞台のSF青春ジュヴナイルはだいたい新海誠フォロワー扱いされてしまうご時勢ですが、さて。#fr22_n pic.twitter.com/fWo58FdzQP
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年9月14日
『夏へのトンネル、さよならの出口』観終わりました。なるほど。フォロワーと言っても、初期の「きみとぼく」の関係性をSFガジェットと絡めてリリカルに描く初期新海誠のフォロワーね。当の新海誠が国際映画人として社会を見据えた作風にシフトしてるし、継承者名乗ってもいいんじゃないかな。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年9月14日
『夏へのトンネル、さよならの出口』:話が進むにつれ、主人公のふたり(と死んだ妹)以外、クラスメイトや父親の存在さえ後景に引いて消えてゆき、ふたりの関係性にのみ物語が収束して純化してゆくのは、小さな世界かもしれないけど、青春もののラブロマンスらしい美しさで、結構好きよ(^^) #fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年9月14日
『夏へのトンネル、さよならの出口』:こういうリリカルさを得意とする初期新海誠のポジションって、言われてみれば今は空席だと思うので、割と堂々と襲名していいんじゃないの、と思わせるくらいには良くできていました。公開規模は小さいですが、この夏の拾い物だと思って、お早めにどうぞ。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年9月14日
■監督フィルモグラフィ:田口智久(1985年~)
『ナワリヌイ』@新宿ピカデリー(22/07/09(sat)鑑賞)
本日の映画『ナワリヌイ』@新宿ピカデリーに劇場入りしました。ロシアの反政府活動家で、海外で毒物による暗殺に見舞われて生還し、帰国後は政府によって投獄され、政権内では名前を口にするのも憚られる不屈の男、アレクセイ・ナワリヌイのドキュメンタリー。やっと観にこれた(^^;; #fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年7月9日
『ナワリヌイ』観終わりました。ウクライナのゼレンスキー大統領もそうだけど、これからの国際社会は、高度なデータマイニング能力に支えられた情報量と、SNSと英語力を駆使して国際的にセルフブランディングし、自ら進んで危機と向き合う、こういう人材が台頭してゆくと思い知らされる映画。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年7月9日
『ナワリヌイ』:特に本編の白眉は、民間ホワイトハッカー機関べリングキャットの支援の下、自分を暗殺しようとしたFSB要員の実行犯個人の電話に、暗殺対象の本人が電話して、「どうやって殺そうとしたの?」と訊く下り(実話)で、前代未聞にも程があるわ!(爆 #fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年7月9日
『ナワリヌイ』:このナワリヌイ氏、弁護士出身なんだけど、汚職追求動画で名を上げて政治活動を始めた人なので、YouTuber気質というか、深刻な事態を動画(エンタメ)化して楽しんじゃう節があって、「苦悩する活動家」というよりカジュアルに正しいことをやってゆこう、と自ら示してみせる。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年7月9日
『ナワリヌイ』:勿論、それは当人たちがそう見せている、という側面もあって、CNNのインタビューで「あなたが投獄あるいは殺された後、ロシア国民に遺す言葉を」と訊かれると、「死ぬのを前提の質問には答えたくない」といったんは回答を拒絶する。飄々とした普段の態度だけがすべてではない。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年7月9日
『ナワリヌイ』:ちなみに本作はCNNとHBO共同のドキュメンタリーで、シベリアでの毒殺作戦の受難から、ドイツでの療養とべリングキャットと組んでの、自身の暗殺未遂事件の当人による調査報道(!)、そしてモスクワ帰還後、当局による即投獄までを収録。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年7月9日
『ナワリヌイ』:ベルリンからのモスクワ帰還便の下りは、レーニンの封印列車(第一次世界大戦の最中、スイスからロシア帝国へのレーニン一党の帰還を、ドイツは途中下車を許さない条件で黙認した)の故事をちらりと思い浮かべたり。ロシアの反体制活動家は、歴史的に西から帰還するのか。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年7月9日
『ナワリヌイ』:あと結構バカにできないな、と思ったのが、英語での発信力で、国内でのメディアでの発信が封じられたら、すぐに海外メディアやプラットフォームに移行して発信を継続する。日本でさえ、国内メディアは信用しきれない部分があるので、これからの政治家には重要な資質になる。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年7月9日
『ナワリヌイ』:ただゼレンスキー大統領もそうだけど、反体制勢力の動員を重視するあまり、極右やレイシストも排除せず包摂しようとする節もあり、このまま政権を握り、更に長期政権化した時、どうなるのかは少し危うい面も見られる。現時点では杞憂に過ぎないにせよ。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年7月9日
『ナワリヌイ』:弁護士で、データマイニング技術を背景とするジャーナリストで、YouTuberで、それらの総体として「政治家」である、という、こういうデジタルネイティブな政治家は、今後世界中でどんどん増えてゆくと思われます。これはボンクラな二世議員なんか、太刀打ちできないですよ。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年7月9日
『ナワリヌイ』:市民の視点としては、我が国でもこういう人材を政界にピックアップするにはどうすべきか、と同時に、「用」が済んだら、余計な暴走をさせずに退場いただくか、牙を抜いて無害化する方法も併せて考えなきゃいかんのだよなあ、と色々考えさせられる映画でした。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年7月9日
■監督フィルモグラフィ:ダニエル・ロアー(1993年~)
『サスペクト 哀しき容疑者』@新宿武蔵野館(14/09/17(wed)鑑賞)
本日の映画『サスペクト 哀しき容疑者』@新宿武蔵野館に劇場入りしました。韓国映画のスパイ・アクションものだそうで。今月の韓国映画4本目ですな。問題は微妙にタイミング逃してる『チング 永遠の絆』をいつ観るか……。
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年9月17日
『サスペクト 哀しき容疑者』観終わりました。韓国版『ボーン・アイデンティティ』。北朝鮮の元工作員vs韓国情報部が脱北者で組織した暗殺部隊のバトル。罵声ひとつ漏らさずに攻防を繰り広げ、悲鳴も上げずに死んでゆく漢(プロ)達。それがいいw pic.twitter.com/hae5fLiXC1
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年9月17日
『サスペクト 哀しき容疑者』:脱北者の主人公は、懇意の北出身の財閥会長の暗殺現場を目撃し、暗殺犯を斃すことに成功するものの、会長暗殺の「容疑者」として指名手配されてしまう。彼を追う韓国情報部は、公開捜査の裏で、脱北者による暗殺部隊を追撃任務に投入する。
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年9月17日
『サスペクト 哀しき容疑者』:一方、主人公は会長が遺した情報を元に、かつて彼の妻子を殺害した男の元に向かうが、男は暗殺部隊の一員だった。……というお話。ま、ちょっと主人公の動機を盛りすぎで優先順位が見えづらい感があるものの、内面語りなどなく黙々と行動してゆくので、そこはありかな。
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年9月17日
『サスペクト 哀しき容疑者』:『ボーン』シリーズを例に上げたけど、更に言えば、抜け忍ものだよね(*^^*) 市井に生きる脱北者が、組織からのメール1本で日常をかなぐり捨てて、銃を手に主人公に襲いかかってくるとことか。Mr.オクレ似の貧相なおっさんのシャツの下が、筋肉ムキムキとかw
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年9月17日
『サスペクト 哀しき容疑者』:更に敵役の韓国情報部幹部が、本当にもう素晴らしく人間のクズでw、朝鮮半島情勢の暗闇の裏で悪の限りを尽くし、最後の一瞬までふてぶてしく生き伸びようとする。悪役たるものかくあらねば。こういうキャラ造形は韓国映画は本当に上手い。勉強になるっス。
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年9月17日
『サスペクト 哀しき容疑者』:事件の背後にある謀略の仕掛けが、さすがに国際政治舐めてないかというネタだったり、オチが北朝鮮に対して希望持ち過ぎだったりする感はあるものの、まぁ、そこはね。アクションを観せる映画なんで、そこが主体ではないということなんでしょう。
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年9月17日
『サスペクト 哀しき容疑者』:そんなわけで、久々に楽しいスパイ・アクションでした。このところ『ボーン』成分が足りないなぁ、至近距離で刺しつ刺されつ、息もつかずに黙々と殺し合うプロvsプロのガチ・バトルに飢えてるという、そんなあなたにオススメです!<どんな奴だよ……。
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年9月17日