『劇場版総集編 前編 メイドインアビス 旅立ちの夜明け』@EJアニメシアター新宿(19/01/06(sun)鑑賞)
TVアニメ「 メイドインアビス 」 オリジナルサウンドトラック
- アーティスト: Kevin Penkin
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2017/09/27
- メディア: CD
- この商品を含むブログ (4件) を見る
TVアニメ「 メイドインアビス 」オープニングテーマ「 Deep in Abyss 」
- アーティスト: リコ(CV:富田美憂),レグ(CV:伊瀬茉莉也),富田美憂,伊瀬茉莉也
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2017/08/23
- メディア: CD
- この商品を含むブログ (2件) を見る
本日の映画2本目『劇場版総集編 前編 メイドインアビス 旅立ちの夜明け』@EJアニメシアター新宿に劇場入りしました。旧角川シネマ新宿がアニメ専門館になって改名した劇場ですね。映画はTVアニメ化されたダーク・ファンタジーの総集編(の前編)。TV観てるけど劇場の環境で観ておきたくて。#fr19_n pic.twitter.com/h2xheRvz5u
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月6日
『劇場版メイドインアビス 総集編(前編)』観終わりました(タイトル長いんで省略)。母への思慕を抱く少女と、自分が何者かを知りたいロボット(?)の少年が、手を携えて深淵(アビス)を目指す。まずその基本構造が強い物語を生む。そこへ子供が抱く闇深き世界を具現化しているから目を逸らせない。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月6日
『劇場版メイドインアビス 総集編(前編)』:この物語が優れたダーク・ファンタジーであるのは、怪異な怪物が徘徊するとか、奇妙奇天烈なオーパーツが出てくるとかではなく、突然悪意を剥き出して襲ってくる世界であり、大人たちの存在への不安を、非常にうまく掬いあげている点なんだよね。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月6日
『劇場版メイドインアビス 総集編(前編)』:同時にそうした闇に、子どもたちが互いに子どもである、それだけで無条件に信頼し、協力して、世界の闇に挑む。そして「悪意」に見えた大人たちの振る舞いの向こうにも、子どもたちに託す想いや世界の真実がある。非常に優れた児童文学ですよね。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月6日
『劇場版メイドインアビス 総集編(前編)』:今回新作パートはあまり多くなかったようだけど、元々、自宅の小さなモニター画面や貧弱な音響設備で観るのはもったいない出来だったので、それを大画面で堪能できただけで満足満足(^^) さて後編で少年少女はさらなる深淵へ……。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月6日
■監督フィルモグラフィ:小島正幸(1961年~)
『恐怖の時間』@ラピュタ阿佐ヶ谷(19/01/05(sat)鑑賞)
本日の映画2本目『恐怖の時間』@ラピュタ阿佐ヶ谷に劇場入りしました。1964年公開。エド・マクベイン原作小説を基に山崎努&加山雄三主演のスリラー。警察署に爆弾持った犯罪者が立て籠もるお話だそうですが、さて。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月5日
『恐怖の時間』観終わりました。恋人を射殺した刑事(加山雄三)への復讐に、拳銃とニトログリセリンを持って警察署の刑事部屋に押し込んだ青年(山崎努)。その場に居合わせた刑事4人を人質に、復讐相手の刑事の帰還を待つが……というお話。シチュエーション限定のスリラーですね。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月5日
『恐怖の時間』:刑事部屋の一室(若干、外のシーンや回想はある)、作中時間は3時間に限定。篭城犯が山崎努で、彼の恋人を射殺した刑事が加山雄三で、帰りそびれて時間に捲き込まれた老刑事が志村喬。その他、芸達者な役者陣で固めて、良くできた舞台劇の趣きがあります。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月6日
『恐怖の時間』:拳銃とニトロ(自称)の入ったガラス瓶を手に押し込んだ犯人に、隙あらば外部と連絡したり、反撃の機会をうかがう刑事が4人。当然、外から電話はかかってくるし、外廻りから戻ってくる刑事はいるし、そいつが連行してくる犯罪者がいて、ネタを求めて新聞記者までやってくる。 #fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月6日
『恐怖の時間』:人が増えるたびに、不測の事態がどんどん起きて、一触即発の緊張感は高まってゆくのに、当の復讐相手の刑事だけが帰ってこないという(^^;; 原作未読なので断言はできないけど、狭い室内の話なのに、次々とイベントが発生して飽きさせない辺り、さすがエド・マクベイン。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月6日
『恐怖の時間』:非常に限定された時間と空間のお話で、「映画」としての贅沢さを役者の芝居勝負や、演出の緩急に賭けるという、ある意味、映画産業が豊かな時代でしか成立しない企画ですね。「映画」が特別なものになってしまうと、こういうスケールの企画は逆に通りづらい。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月6日
『恐怖の時間』:事件は終わったけど、肝心の真相は明かされないまま、しかし刑事たちは日常に戻ってゆくというのもエド・マクベインらしい。今だと、『相棒』とかのTVシリーズ内の一話なら何とか、てとこかな。時代ごとに腕のいい脚本家や演出家が手掛けるのを観てみたいですね。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月6日
■監督フィルモグラフィ:岩内克己(1925年~)
『ザ・ナンバー』@ヒューマントラストシネマ渋谷(19/01/04(fri)鑑賞)
本日の映画『ザ・ナンバー』@ヒューマントラストシネマ渋谷に劇場入りしました。南アフリカの刑務所内で、所内ギャングのトップに登りつめた男の実話を元にしたお話だそうで。最近、刑務所映画多いなあ(^^;; 『暁に祈れ』はいつ観に行けるんだろう……。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月4日
『ザ・ナンバー』観終わりました。刑務所に20年放り込まれて、その間に囚人マフィアの幹部クラスまでのし上がったものの、息子が不良化したり人情派の所長との交流を通じて、更生を決意する話。実話ベースということもあって、そんなに熱量もなく、どう男稼業を(生きて)降りるかが主、という。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月4日
『ザ・ナンバー』:結構、ちょこちょこと人が死んでるんだけど、スリラーとして盛り上げるというより、不意に訪れる不条理みたいな扱い。囚人同士の視線が交わされるだけで緊張が跳ね上がってくとことか良かったけど、華はないよね(^^;; 南アフリカの刑務所カルチャーは興味深かったですが。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月4日
『兵隊やくざ』@ラピュタ阿佐ヶ谷(19/01/03(thu)鑑賞)
本日の映画『兵隊やくざ』@ラピュタ阿佐ヶ谷に劇場入りしました。1965年公開。勝新太郎&田村高廣主演。大戦末期、ソ満国境近くの陸軍部隊に放り込まれたヤクザ出身の初年兵とインテリ三年兵のコンビの活躍を描くシリーズ第1作。これ前から観たかったんだよね(^^) #fr18_n pic.twitter.com/WnY2BKU52a
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月3日
『兵隊やくざ』観終わりました。今観ると完全に兵隊BL(^^;; 軍隊組織内で三年兵と初年兵という田村高廣と勝新太郎の関係性が、ラストの大脱走でひっくり返る。割と本質は共感の深化と関係性が逆転するダイナミズムのお話なんで、その意味でもBLって解釈でいいと思うんですよね。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月3日
『兵隊やくざ』:BL云々はちょっと置いといて(^^;; 後のシリーズは未見なので不明ですが、第1作の本作では、戦後日本に帰還した田村高廣演ずる有田上等兵が「20年前」の兵隊時代の思い出語りとして語られます。今の古参オタクが90年代末の美少女ゲームのシーンを語るようなものと考えると(爆 #fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月4日
『兵隊やくざ』:後のシリーズ作では変わってくるようですが、基本的に軍隊社会内部のサバイバルがメインで、外部の中国軍などとの戦闘は描かれません。ソ満国境付近配属なら、国境地帯のパトロール任務とかやってそうだけど、一切そういう描写はないからね(演習で行軍とかはしている)。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月4日
『兵隊やくざ』:本当にやってなかったのかどうかはともかく、小説書いたり映画撮ったりするような当時のインテリの軍隊の印象は、隊内で延々と続くイジメと暴力によるマウンティングの場であって、「こんな集団、とっとと滅びろ」とか、割と真剣に思ってた辺りがひしひしと伝わってくる(^^;; #fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月4日
『兵隊やくざ』:物語の語り手である有田は、そういう軍隊社会を嫌悪して、下士官になるのを拒否して上等兵のままでいる。下士官(伍長とか軍曹とかね)になると、現場レベルとは言え指揮権限が与えられるので、軍隊組織の中により組み込まれる。それが嫌だったんでしょう。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月4日
『兵隊やくざ』:しかし嫌悪しながらも、生き延びるために軍隊社会の観察を怠らない男でもある。彼の見るところ、軍隊は暴力を貨幣とする市場であり、彼我の勘定がきっちり合うまで暴力の応酬が続く。勘定を合わせられずに行き着くところまで行けば、人が死ぬ。最後は弱者の生命で払わされる。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月4日
『兵隊やくざ』:作中でその軍隊観が言葉で説明されることはないけど、暴れる大宮二等兵(勝新太郎)を止めるタイミングなどを見ると大体察することができます。大宮二等兵の顔が血まみれになるまで上官の暴行を見守りながら、暴力の勘定が揃った時点で反撃を許す。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月4日
『兵隊やくざ』:すべての暴力は勘定なんですよね。だけど、そういう勘定を無視して大宮二等兵が暴れる(^^;; 勘定ではなく感情で動き、理不尽な暴力には報復し、許せない上官には殴り込みを掛ける。後先など考えない。すべてを冷たい暴力の勘定でしか捉えられなくなった自分とは対照的に。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月4日
『兵隊やくざ』:自分にないロジック、自分にない熱量で世界を捉える男であるが故に、有田は大宮に惹かれ、彼を守ろうと知略を尽くし、最後には大宮二等兵に押し切られるように脱走計画に加担する。それをBLと呼ぶかどうかはともかく(^^;;、その関係性のダイナミズムこそこの映画の肝ですよ。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月4日
『兵隊やくざ』:外敵とはさっぱり戦わない話なので、「戦争映画」としては絵面の派手さは乏しいのだけど、意外と観終わったときの満足感があるのは、その辺の関係性のダイナミズムと閉塞を打ち破る痛快さがあるからなんでしょう。……いや、まぁ、この先何やるんだという気もするけど(^^;;#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月4日
■監督フィルモグラフィ:増村保造(1924年~1986年)
『あの頃映画 the BEST 松竹ブルーレイ・コレクション この子の七つのお祝いに』 [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: 松竹
- 発売日: 2015/08/05
- メディア: Blu-ray
- この商品を含むブログを見る
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2012/10/26
- メディア: DVD
- クリック: 8回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2014/06/27
- メディア: DVD
- この商品を含むブログ (4件) を見る
『フェラーリの鷹』@新宿武蔵野館(19/01/02(wed)鑑賞)
本日の映画1本目『フェラーリの鷹』@新宿武蔵野館に劇場入りしました。1978年公開。これもイタリアの東映みたいな映画会社が、ローマを舞台にフェラーリやシトロエンなどの名車を総動員した、ど派手なカーアクション映画。大金掴んだ銀行強盗とそれを追うはみ出し刑事のお話。…深作欣二?w #fr18_n pic.twitter.com/CIDIwTv0nR
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月2日
『フェラーリの鷹』観終わりました。こないだ観た『マッドライダー』のようなパチモン映画なら、げらげら笑ってやろうと待ち構えてたら、意外や意外、超熱血の一級品カーアクション! 若い熱血刑事が師匠格の上司からフェラーリを継承し、師匠をライバル視する犯人とバトルという。熱いぜ!#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月2日
『フェラーリの鷹』:車好きでスピード狂の熱血刑事パルマは、配備された警察車両がパワーに納得せず、勝手にエンジン弄って上司に怒られるような男。その上司は、かつてローマ市警よりフェラーリの特注車を与えられ、多くの車両犯罪犯を逮捕し「フェラーリの鷹」と呼ばれた伝説の男である。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月2日
『フェラーリの鷹』:いつかはその上司のように、大手柄を挙げてやる……と血気に逸るパルマだったが、元レーサーのフランス人ジャン率いる銀行強盗団の駆るシトロエンを追跡して激しいカーチェイスを繰り広げるが、クラッシュして相棒を死なせてしまう。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月2日
『フェラーリの鷹』:指令所からの命令を無視してのこの結果に、パルマは謹慎を命じられる。自信を失って不貞腐れたパルマは辞職を申し出るが、上司はこのパルマを鍛えなおして自身がかつて駆ったフェラーリで銀行強盗団にぶつけようと目論んでいた……というお話。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月2日
『フェラーリの鷹』:で、この熱血刑事パルマを鍛えるのに、サーキット借り切って合宿するわけです。それも事故に備えてちゃんと救急車やレッカー車もわきで待機しているし、それで車両ぶっ壊しかねないリスク高い運転テクニックも叩き込む(ローマ市警肝入りの作戦なので予算がある)。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月2日
『フェラーリの鷹』:指導方法も具体的で、侵入コースをホワイトボードに描いて「ここでブレーキ。アクセルはここ。やってみろ」と本格的。この辺は完全にスポ根です。んで、あまりのハードさに主人公がへこたれるんだけど、上司に「俺はお前のガッツを認めたんだ」と言われて元気になる(^^;; #fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月2日
『フェラーリの鷹』:一方、敵役の銀行強盗団リーダーのジャンも、誇り高いプロフェッショナルで、警察側に証拠がないことを承知でわざわざ警察署に顔を出し、宣戦布告同然の台詞を上司に叩きつける。この上司には以前逮捕されているので本人にはリターンマッチなのだ。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月2日
『フェラーリの鷹』:心の底では互いにリスペクトしあいながら、男たちの誇りと尊厳、プロフェッショナルの矜持が激突し、師弟間で熱い魂が継承される……と熱量がガンガン上がってクライマックスのローマ市街を舞台とする大カーチェイスに雪崩れ込む! #fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月2日
『フェラーリの鷹』:落ちの決着方法に至ってはもう、プロというより完全に男の子の意地の張り合いで、まったく合理性はないのだけど、男ならこれしかないだろうという(^^;; ドラマの重層さといい、車関連のディティールといい、一級品の名作としてもっと世間に知られないといけない作品です。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月2日
『フェラーリの鷹』:……と言いつつ、朝1回しか上映されないし、明後日の金曜日には上映終わっちゃうんですけどね(爆 とにかく超傑作カーアクション映画なので、観れる機会のある人は這ってでも劇場に行って観てください。しかしこれは、70年代イタリア映画もちゃんと掘らないとまずいなぁ。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月2日
『フェラーリの鷹』:え? 吹替え版がAmazon Primeにある?(爆 今回上映されたHDリマスター版ではなさそうだけど、劇場で観れなかった人はこちらかDVD/BDで(^^;; https://t.co/QJpCD6d6W0 #fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月2日
『フェラーリの鷹』:Amazon Primeの配信、今現在は視聴中止になってますね。今日観たHD版と配給元が違うみたいなんで、このまま配信再開するのか、不明ですが……。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月2日
『パッドマン 5億人の女性を救った男』@立川シネマシティ/CINEMA TWO(19/01/01(tue)鑑賞)
映画『パッドマン 5億人の女性を救った男』予告(12月7日公開)
Netflix | パッドマン
https://www.netflix.com/title/81016191
そんなわけで、今年最初で本日の映画1本目『パッドマン 5億人の女性を救った男』@立川シネマシティ/CINEMA TWOに劇場入りしました。インドでナプキンの普及に尽力した実在の男性の伝記映画。公開館数は多くないんですが、各劇場で地味に動員良いらしく、自分も一度チケット取り損ないました。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月1日
『パッドマン 5億人の女性を救った男』観終わりました。村の工場勤めの技術者の青年が結婚して、奥さん大好きになって、持前の発明の才で奥さんの日常の困り事を解決する内に、生理の時に不衛生な布を使用していることを知り……から始まる長い長い悪戦苦闘の物語。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月1日
『パッドマン 5億人の女性を救った男』:この話、一番面白いと思うのは、「女性を救う男性ヒーローの話」ではなく、「男女共働の話」な点。主人公が奥さん好きすぎなければ、奥さんや女性が置かれた状況に気づかなかったし、彼の研究は後に表れる共同経営者の女性がいなければ煮詰まっていた。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月1日
『パッドマン 5億人の女性を救った男』:その前にもうちょっと状況を説明しておくと、物語はGoogle登場以降なので(作中でPC検索する場面がある)、せいぜい2000年代以降のお話です。当然、西側企業の製品がインド国内でも購入できる。ただ値段が高くてとても庶民には手が届かない。#fr19__n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月1日
『パッドマン 5億人の女性を救った男』:加えて地方での因習などもあり、女性は不衛生な布で生理対応を強いられて病気の原因になったり、生理中は忌むべきものとして尊厳を傷つけられていた。主人公は発明家の合理性から、そんなことで大好きな奥さんや家族の女性が傷つくのが許せなかった。#fr19
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月1日
『パッドマン 5億人の女性を救った男』:ただまぁ、発明家精神のおもむくまま男性の研究者が開発に突き進むには、インドの田舎の村落コミュニティという環境と、題材が女性の生理用品というのは、ちょっと最悪の組み合わせで……周囲の理解も、奥さんの理解も得られず変態扱いを受けるという。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月1日
『パッドマン 5億人の女性を救った男』:結局、奥さんも実家に帰ってしまって、本人はひとり村を離れ、都会に出る。……で、懲りたかと思いきや、却って肚が括れたとばかりに、さらに研究に驀進してゆくという、な(^^;; あと、挫折は挫折として、それを受けて本人の視座も広がるんだよね。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月1日
『パッドマン 5億人の女性を救った男』:世間体やら何やかで奥さんには拒絶されるんだけど、それで「(自分の発明で)全世界の女性を救えば、いずれは奥さんを救うことにもなる」とか言い出して(爆 発想のスケールがインド。いや、インドでもやっぱり変な人なんだけど(^^;; #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月1日
『パッドマン 5億人の女性を救った男』:この辺、おっそろしく語り口が際どくて、生理用品開発の意義を知る西側市民やのちの主人公の世界的成功を知っていればこそ「いい話」として観客は受け留めるけど、ちょっとバランスが崩れれば変態ストーカーだし、当時の地元住民からはそう見られてる。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月1日
『パッドマン 5億人の女性を救った男』:映画は観客の感情移入を誘うよう、好感を持って受け入れられる芝居をしているわけなんだけど、正直、この辺は天才も変態も紙一重だし、紙一重の資質がどっちに転がるのかも周囲の解釈次第。と同時に、このレベルになると本人にはどっちでもいいのか。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月1日
『パッドマン 5億人の女性を救った男』:でまぁ、ようやっとここで話を元に戻すと、この話自体は主人公の結婚式から始まるように、この物語が始まる「動機」は女性である奥さんの生理への対応を、身近な男性として違和感を感じることから始まっている。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月1日
『パッドマン 5億人の女性を救った男』:奥さんをはじめとする女性自身からは、それを当たり前のこととして受け入れているから、不快ではあるけど変えようという発想は出てこない。男性である主人公が「他者」としてそれを見たから、違和感がそこに生じているんだよね。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月1日
『パッドマン 5億人の女性を救った男』:このように「他者」としての「愛」ある眼差しから始まっている物語で、そこからギリシャ英雄の冒険行のように、艱難辛苦の旅路の涯(はて)に、やがて成功して愛する妻のもとに戻る……という神話的な構造のお話なんですね。 #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月1日
『パッドマン 5億人の女性を救った男』:彼の眼差しの「愛」は、結局のところ当の奥さんや親族から拒絶され、それ故により深く、より広いスケールの普遍的な「愛」に再構築されてゆき、同時に彼の発明も製品から製造装置、そして新しいビジネスモデルの構築までスケールアップしてゆく。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月1日
『パッドマン 5億人の女性を救った男』:スクリーン上で起きている出来事は、まぁ、(ちょっと変な発明家の)ありふれた成功物語なんだけど、そうやって観ていると複数の語り口のレイヤーが多奏的に描かれている(ように見える)。この辺のテーマの揃え方こそ、映画演出の醍醐味だよね。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月1日
『パッドマン 5億人の女性を救った男』:……そんなわけで、この映画に自分が感じた「凄み」を探り探りレビューした結果、こういうダラダラしたレビューになってしまったわけですが(爆 女性の生理の話とはいえ主人公は男性ですし、男性でも物語には入りやすいかと思います。機会があれば是非。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月1日