『心 〜君がくれた歌〜』@ヒューマントラストシネマ渋谷(17/10/07(sat)鑑賞)
Ae Dil Hai Mushkil | Trailer | Karan Johar | Aishwarya Rai Bachchan | Ranbir Kapoor | Anushka Sharma
監督:カラン・ジョーハル
主演:ランビール・カプール、アヌシュカー・シャルマー、アイシュワリヤー・ラーイ
2016年/インド/ヒンディー語/157分
原題:Ae Dil Hai Mushkil
インディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパン[日本のボリウッド映画]IFFJ
Ae Dil Hai Mushkil Hindi DVD ( All Regions, English Subtitles )
- 出版社/メーカー: Reliance
- メディア: DVD
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本日の映画2本目『心 〜君がくれた歌〜』@ヒューマントラストシネマ渋谷に劇場入りしました。IFFJ2017参加作品2本目。欧州を舞台にしたイケメン男女のラブロマンス、だそうですが、さて。#fr17_n
— 義忠@冬コミ申し込み中 (@yoshitada_n) October 7, 2017
『心 〜君がくれた歌〜』観終わりました。恋愛映画……と言うか、友達以上恋人未満の極限を目指す映画。えー、そこまで行っても「友達」越えないのか!という、ぎりぎりまで突き詰めてくる。よもやのハゲ……難病展開まで盛った上で、なおそこ目指すんだ、というのは、ちょっと斬新。#fr17_n
— 義忠@冬コミ申し込み中 (@yoshitada_n) October 7, 2017
『フライング・パンジャブー』@ヒューマントラストシネマ渋谷(17/10/06(fri)鑑賞)
Udta Punjab | Official Trailer
監督:アビシェーク・チョーベー
主演:シャーヒド・カプール、アーリヤー・バット、カリーナー・カプール
2016年/インド/ヒンディー語/148分
原題:Udta Punjab
インディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパン[日本のボリウッド映画]IFFJ
Netflix | パンジャブハイ(フライング・パンジャブー)
https://www.netflix.com/title/80118002
改めて、本日の映画『フライング・パンジャブー』@ヒューマントラストシネマ渋谷に劇場入りしました。IFFJ2017オープニング作品。インド・パンジャブ地方で繰り広げられる麻薬戦争を描いた社会派ノワールだそうで。かなり際どい犯罪描写で当局と揉めたほどだそうですが、さて。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年10月6日
『フライング・パンジャブー』観終わりました。麻薬漬けのスター・ミュージシャンと、たまたまヘロインを拾った農業労働者の貧しい少女。そして腐敗しきった地方警察に勤務しながら、弟が麻薬中毒になったことから反麻薬に立ち上がる警察官。この3人の人生が交差する時…というお話。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年10月6日
『フライング・パンジャブー』:基本的には、隣国パキスタンに接するパンジャブ州の泥沼の麻薬禍を描いた話なんですが、コミカルなギャグ描写をちょいちょい挟んだり、どん底から立ち上がろうとする前向きの姿を見せたりもするので、意外と口当たりは甘め。まぁ、地獄は地獄なんですが。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年10月6日
『フライング・パンジャブー』:きつい地獄のような話をきついまま語ってしまうと、伝えたいことを伝えきる前に観客が脱落する。そこを甘さと辛さを入り混ぜながら長丁場引っ張る手際はさすが。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年10月6日
『フライング・パンジャブー』:と言うか、韓国映画ならノワール一色だろうし、今時の邦画なら冷酷になりきれずに終わる。でもインド映画は両方一緒にやるのね(^^; 地獄から抜け出せた組と、救いはないけど決着はつけられた組の2組のラストに、観客は麻薬戦争の希望と絶望を見る。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年10月6日
『ソウル・ステーション パンデミック』@新宿ピカデリー(17/10/05(thu)鑑賞)
Netflix | ソウル・ステーション パンデミック
https://www.netflix.com/title/80133764
本日の映画『ソウル・ステーション パンデミック』@新宿ピカデリーに劇場入りしました。先月公開の韓国産ゾンビ映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』の同監督による前日譚アニメ。というか、韓国の庵野秀明的な位置付けの人なのかな? #fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年10月5日
『ソウル・ステーション パンデミック』観終わりました。お家に帰ろう。……いや、ゾンビ映画なんだから、そりゃ地獄絵図だろうと覚悟はしてたが、こちらの想定の200%増しくらい地獄だったorz つか、残酷描写つーか、お前それは、そこでそれは!という地獄。さすが韓国映画。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年10月5日
『ソウル・ステーション パンデミック』:基本的に3DモデリングのCGアニメで、邦画アニメのようにキャデザに華があるわけでもなく、CGならではの特殊効果を打ち出してるわけでもない。たまたま手近でやりやすいからCGアニメでやっただけ的な感がちょっとする(^^;; #fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年10月5日
『ソウル・ステーション パンデミック』:ただ演出力は凄いですよ。ピンチ状況、地獄状況に登場人物を突き落とす手際の鮮やかさとか、状況を作るのが凄く上手い。加えて、格差社会や貧困の理不尽が人を踏みにじることへの絶望と怒りがフィルムから吹き出しているようで、圧倒される。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年10月5日
『ソウル・ステーション パンデミック』:この監督、「アニメ」で撮る動機は薄いけど、「映画」を撮る強い動機はある人なんでしょう。これと比べると、先に観た『新感染 ファイナル・エクスプレス』は、メジャー向けにだいぶマイルドに味付け直してたんだなぁ(アレで?(^^;;)。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年10月5日
『ソウル・ステーション パンデミック』:キャデザは初期の大友克洋みたいに、リアル東洋系の地味で華がない感じなんですが、ゾンビ映画として完成度は高いですし、クライマックスでのあの地獄突き落としネタは、韓国映画としても素晴らしかったので、是非(^^)/ #fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年10月5日
『レゴ ニンジャゴー ザ・ムービー』@新宿ピカデリー(17/10/03(tue)鑑賞)
映画『レゴ®ニンジャゴー ザ・ムービー』WEB予告【HD】2017年9月30日公開
映画『レゴ®ニンジャゴー ザ・ムービー』 本編映像+ジャッキー・チェンさんから出川哲朗さんへのメッセージ 2017年9月30日公開
レゴ(R)ニンジャゴー ザ・ムービー ブルーレイ&DVDセット(2枚組) [Blu-ray]
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レゴ(R)ニンジャゴー ザ・ムービー 4K ULTRA HD&2D ブルーレイセット(2枚組) [Blu-ray]
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本日の映画『レゴ ニンジャゴー ザ・ムービー』@新宿ピカデリーに劇場入りしました。レゴ・シリーズの最新作。TVアニメ版はたまーに、ぽつぽつと観てましたが、そういう観方だと、いまいち感情移入は……(^^;; #fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年10月3日
『レゴ ニンジャゴー ザ・ムービー』観終わりました。いやー、映画って何やってもいいんだな、と再確認する映画(爆 ミサイル乱れ内の巨大ロボ戦から、巨大生物としてリアルなニ⚫️ンコ出したり、ストーリーも割と融通無下に転がってくし(^^;; #fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年10月3日
『レゴ ニンジャゴー ザ・ムービー』:それでも観やすさを感じるのは、父子関係を軸にしてるからでしょうね。いやぁ、親父、本当にクズだけどな(爆 ちょっとは反省したのか、と思いかけた途端に「ああ、この人は本当にダメだ」と息子に思わせる下りは、本当に素晴らしいw #fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年10月3日
『レゴ ニンジャゴー ザ・ムービー』:毎日巨大ロボットで街を襲撃しに来るこのバカ親父が、息子の前で「この歳になって、今更生き方なんか変えられるかーっ!」と逆ギレする辺りは、観てるこちらは親父側の世代としてなまじ共感できてしまい、頭を抱えるのみなのである(^^;; #fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年10月3日
『レゴ ニンジャゴー ザ・ムービー』:例によって、日本文化と中華文化の区別がついてないとかはツッコミ入れたいとこだが、老師がジャッキー・チェンなので、ジャッキー世代は文句がつけられない(爆 ジャッキーは反省だろー! ズルいぞ!(^^;; #fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年10月3日
『レゴ ニンジャゴー ザ・ムービー』:基本的なフォーマットは戦隊ヒーローものなので、そこも馴染みやすい点。でも戦隊ヒーローものって、ついつい主人公が高齢化しやすいハリウッド・ヒーローに対して、若い世代を主人公に持ってくるフォーマットとして使う気なのかな、とか。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年10月3日
『レゴ ニンジャゴー ザ・ムービー』:まぁ、常時レゴがガチャガチャ動いていて、そういう意味でも本来子供向け作品ではあるのだろうけど、大人が観ても楽しめる(勿論、若干の苦みも含めて)、楽しい作品でした。TV版観てなくても楽しめるので、機会のある方は、是非。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年10月3日
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レゴ(R)バットマン ザ・ムービー<4K ULTRA HD&3D&2D ブルーレイセット>(初回仕様/3枚組/デジタルコピー付) [Blu-ray]
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- 発売日: 2017/08/02
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『霧の旗(1965年)』@神保町シアター(17/09/22(fri)鑑賞)
Netflix | 霧の旗(2014)
https://www.netflix.com/title/81440817
本日の映画『霧の旗』@神保町シアターに劇場入りしました。1965年公開。松本清張原作を山田洋次監督で映画化。山田洋次でミステリーというのも珍しいけど、『ちいさいおうち』もちょっとミステリー感もあったしね(^^;; #fr17_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月22日
『霧の旗』観終わりました。松本清張お得意の、銀座の女の復讐劇。……なんですが、プロット構造がトリッキーで(^^;;、ヒロインが復讐の対象とする相手の選択も、ヒロインが狙う復讐の決着点も、なかなかに拗らせてて複雑。よくこんなプロット思いつくよな(感嘆 #fr17_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月22日
『霧の旗』:殺人事件で逮捕されるも裁判で無実を訴える兄のため、九州熊本から上京して高名な弁護士・大塚(滝沢修)に相談する柳田桐子(倍賞千恵子)。だが貧しい桐子が充分な弁護費用を用意できないことを知った大塚は、必死で訴える桐子をすげなく追い返す。#fr17_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月24日
『霧の旗』:その後、桐子の兄の裁判は、一審で敗訴。二審の控訴準備中に、兄は獄中で病死した。それから1年後、上京して銀座でホステスをしていた桐子は、客の雑誌記者から大塚が弁護を断ったはずの桐子の兄の裁判資料を取り寄せていたことを知る。#fr17_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月24日
『霧の旗』:そして、奇妙な偶然から、大塚の愛人が屍体を発見した場面に立ち会うことになった桐子は、この殺人現場を使って大塚を完全に破滅させる一計を案じる……というお話。#fr17_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月24日
『霧の旗』:「真犯人は誰か?」というネタは終盤で明かされるのだけど、そこは割と雑に流され(^^;;、そんなことより、ムカつく弁護士・大塚に、若く無力なヒロインがどう追い込みかけるか、がキモ。それも徹底的にやる。息の根を止めるまでやる。まぁ、脚本・橋本忍なので(汗 #fr17_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月24日
『霧の旗』:いやまぁ、だいぶ原作から整理されてるようで、弁護士との因縁ももっと深いのかもしれないけど、この映画だけを観る限り、完全なる逆恨みですよね(爆 むしろ真犯人より恨まれてる。もっとも弁護士個人への怒りだけでなく、司法制度の矛盾への怒りにも感じられるけど。#fr17_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月24日
『霧の旗』:本作はその後、1977年には山口百恵主演で再映画化、直近では2014年には堀北真希主演でTVドラマ化してます(どちらも未見)。基本的なプロット構造は維持しつつ、各バージョンで登場人物の関係性などの設定はちょこちょこ変更されてるようです。#fr17_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月24日
『霧の旗』:雑誌記者の扱いとか、いじり易そうだもんな。今回の映画は、後半からヒロインの行動主義的でストレートな復讐劇に収束していゆくのだけど、この辺、証拠と人間関係を巡る攻防と駆け引きのミステリーにしてもいい。演出のアレンジ欲を掻き立てるプロットです。#fr17_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月24日
『霧の旗』:よく庶民派美人と称される倍賞千恵子が、復讐を胸に秘めた冷たい美女を演じる姿は、見ていてぞくぞくとさせられます。見応えのあるミステリー映画でした。機会がありましたら、是非。#fr17_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月24日
『霧の旗』:ちなみに平成の堀北真希版では、ヒロインの職業は「ホステス」ではなく、「キャバ嬢」なんですね。……現代を舞台にするとそうなるんだろうけど、ちょっと響きが下世話になっちゃう気も(^^;; #fr17_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月24日
『あさひなぐ』@ヒューマントラストシネマ渋谷(17/09/23(sat)鑑賞)
【乃木坂46 西野七瀬・桜井玲香・伊藤万理華】 映画『あさひなぐ』舞台挨拶 SHOWROOM生中継 第2弾! 2017年09月23日
映画『あさひなぐ』 Blu-ray スペシャル・エディション(Blu-ray3枚組)【完全生産限定版】
- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2018/05/16
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あさひなぐ 公式映画原作本 弱き者の武道 (ビッグコミックススペシャル)
- 作者: こざき亜衣
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2017/09/19
- メディア: コミック
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本日の映画『あさひなぐ』@ヒューマントラストシネマ渋谷に劇場入りしました。『スピリッツ』連載の女子なぎなた部ものコミックが原作(男子なぎなた部があるのかは知らない)。AKB中心のキャスティングだとかで、客席も若い人中心で、おじさんはちょっと肩身狭いです(^^;; #fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月23日
『あさひなぐ』観終わりました。AKBではなく乃木坂46でした。つか、どっちにせよ区別はつかないんですが(^^;;、そんなおっさん客が観てもちゃんと楽しめる、熱量の高い女子スポ根映画。今時の若いアイドル好きの子は幸せですよ。アイドル映画がちゃんと面白いんだもの(暴言 #fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月23日
『あさひなぐ』:邦画、特に製作スタジオのROBOT企画作品は、コミック原作のこういう青春スポ根ものを実写映画に落とし込むことにかけては、ほぼ完成の域に達してることを、本作も証明する作品に仕上がってます。おじさんの若い頃のアイドル映画なんかなぁ、本当に(もう言うなw #fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月23日
『あさひなぐ』:初心者の主人公が競技と憧れの先輩に出逢って部活に入部し、チームメイトやライバルと切磋琢磨して競い合って、成長してゆく部活スポーツものは、往事の『週刊サンデー』が得意としたジャンルで、『スピリッツ』編集部もその血を受け継いでるのか、まず話の骨格がいい。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月23日
『あさひなぐ』:と言うか、青年誌の『スピリッツ』で何で高校生の女子高校生の部活スポーツものの連載やってるのかよく判らないのだけど(^^;;、まぁ、あの雑誌は昔から学生ネタの連載も、ダメ女子ネタの連載もやってるので、元から振り幅が広い雑誌ってことでいいでしょう。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月23日
『あさひなぐ』:で、まぁ、スポ根…というか、スポーツ部活もの(実はスポ根とはちょっとジャンルが違う)として、主人公とチームの成長のプロセスを丁寧に踏むプロットで、基本に忠実。それは冒険してない、ということでもあるんだけど、いや、そこで無茶しなくていいから(^^;; #fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月23日
『あさひなぐ』:で、ここまでは原作の功績。その原作を再構成して、観客の感情の起伏を操作して、観終わった後にそれなりの満足感を抱いて劇場を後にしてもらう。そのための演出が監督や製作サイドの仕事。そこが、本当によく「こなれてる」。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月23日
『あさひなぐ』:映画マニアを気取るシネフィルの諸先輩がたがどう思ってるか知りませんが、自分の観測範囲内で観た限り、邦画のこの手の若者向けアイドル映画の「こなれ」感は、ここ最近、劇的に改善されてきてます。特にROBOT製作作品に顕著な印象がある。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月23日
『あさひなぐ』:具体的に言えば、まず編集センス。総じてテンポがいいと言えるのだけど、特に序盤、インターハイが終わって3年生が部活引退するまでの、ぐいぐい状況が突き進んでく辺りとか、ちょいちょい強引にカットやシーンを繋ぐ辺りに、力強さを感じて良かったですね。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月23日
『あさひなぐ』:それと、そことも繋がるんだけど、ギャグというかブレイクの入れ方が上手いんだよね。女子とはいえ格闘技だし、熱血スポ根ものの側面もあるので、緊張が過剰に高まりそうになると、ぽっと視線を逸らし、場の文脈を崩すようなギャグを入れてくる。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月23日
『あさひなぐ』:この辺のギャグは原作でもやってるのかもしれないけど、監督の前作『トリガール!』でもその辺は上手かった印象はあるので、英勉監督のコメディ演出家としての素養と見てもいいのかと思われます。まぁ、結構、ベタなネタが多かったですけどね(^^) #fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月23日
『あさひなぐ』:その辺のギャグのベタさというのもバカにならなくて、80年代のアイドル映画によくあった、本筋関係なくちょい役でお笑い芸人出すとか、楽屋落ちネタとか出されるより、身体性に依拠したベタなネタをしつこくやった方が、強度が高いんだよね。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月23日
『あさひなぐ』:ここは本作だけでなく、最近のROBOT作品全般そうなんだけど、そういうハイコンテクストなギャグをあまり見ないんだよね。意識して排除してるのかな。でも、そこは結構重要で、なぎなたの先引っ掛けてひっくり返るなんて、50年後でもインド人でも笑えるじゃない。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月23日
『あさひなぐ』:特に瀬川昌治の喜劇映画が、半世紀後に観てもちゃんと笑えてることとかと比べても、やっぱりそこは重要だし、この映画を作ってる人たちがそこをよく判ってることは、この映画を観終わって感じる清々しさの一端を担っているように思います。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月23日
『あさひなぐ』:本作のスポーツ部活ものとして、娯楽映画として素性の良さに惚れ惚れすると同時に、逆に本作のパターン外しというか、面白い点でいうと、主人公キャラの立ち位置で、この手の話にしては非常に成長が遅い(^^;; 周辺状況がガンガン進んでくので、余計に遅く感じる。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月23日
『あさひなぐ』:その代わりに、なぎなたの達人の憧れの先輩がいて、他校のライバル選手も、基本はその先輩と対立関係にあって、とりあえずこの映画に収録されている範囲では、物語の対立関係の主軸はこのふたりです。まぁ、さすがにクライマックスには……ですが。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月23日
『あさひなぐ』:この辺の成長の遅さの「意味」について作中でも言及されているので、テーマにも組み込まれている構造と見ていいかと思いますが、マンガ連載でここまで主人公が「確変」しないってのも凄いな。作り手の肚が据わってるというか。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月23日
『あさひなぐ』:勿論、そこまでにも、主人公が成長を実感するエピソードをちょっとずつ配置してるし、強さを追求して突き進む先輩のエピソードも並行して描かれるので、読者・観客まで、物語に飽きたり、絶望したりしないようにしてる。この辺は青年誌だからできたペース配分なのか。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月23日
『あさひなぐ』:それとこのお話は、女子スポーツもののお話なので、勿論、主要登場人物は女子だけど、男性がふたりだけ出てくる。顧問の先生と先輩の弟で、どっちも女子たちの「闘争」とちょっと距離を措いて見守ってる。この辺は、男子スポ根ものの女子キャラの扱いの裏返しなのかな。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月23日
『あさひなぐ』:実はこの辺の、作中の闘争とは別レイヤーから、距離を措いてアドバイスやツッコミを入れられるキャラというのは重要で、作品世界の奥行きや安定感を担保してくれるんですね。この場合、男女の性差もその「距離」に使ってるのかな、と考えると、面白いですね。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月23日
『あさひなぐ』:……例によって、ここまでヒロイン以下の演技の話をまったくしてませんが、いや、演劇理論とか知らんし(^^;; まぁ、大きなメガネのヒロインの娘は可愛いかったし、観ててストレスになるような芝居の娘はいなかったので、よろしかったのでは。<関心が薄い。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月23日
『あさひなぐ』:まぁ、全体にコメディ色強めなので、コミック・アニメ寄りのややオーバーアクト気味の芝居で統一されてても違和感ないとか、そもそも文芸映画のような精密な芝居が要求されない作りになってて、そこも引っくるめて作り手側の設計通りなんだろうけど。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月23日
『あさひなぐ』:他のジャンルでこのスタイルが通用するかどうかはともかく、邦画で若者向け青春スポーツ部活ものをやらせると、かなりの確度で外さなくなってきた、とは言えるようになってきました。メソッドとして完成してきた、と言っても過言でもないかもしれません。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月23日
『あさひなぐ』:後は英勉監督の話ですよ。ふと気がつけば、この人、『トリガール!』に続いて今月だけで2本。年内にもう1本公開を控えているので、年3本と往年のプログラムピクチャーの監督並みのペース!(まぁ、その前が2015年の『ヒロイン失格』ですが) #fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月23日
『あさひなぐ』:Jホラー系の映画も撮ってますが、元々、コメディ映画でデビューした人なので、この調子でどんどん本数を増やして、21世紀の邦画コメディ映画の巨匠として大成して欲しい。目指せ瀬川昌治。そしてカトちゃん志村が生きてる内に、ドリフターズ映画を…<何言ってんだ。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月23日
貞子3D 2枚組(本編2D&3D blu-ray・特典DVD付き)
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『喜劇 逆転旅行』@神保町シアター(17/09/21(thu)鑑賞)
本日の映画『喜劇 逆転旅行』@神保町シアターに劇場入りしました。1969年公開。フランキー堺主演、マドンナが倍賞千恵子のドタバタ喜劇だそうですが、さて。#fr17_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月21日
『喜劇 逆転旅行』観終わりました。喜劇の巨匠、瀬川昌治監督作品。倍賞千恵子はマドンナというより、幼なじみ枠。だが、昭和の幼なじみは、簡単にへこたれない。別のマドンナにのぼせる主人公を、あの手この手で追い込んで、ハッピーエンドに持込む。タイトルの逆転はそういう意味w #fr17_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月21日
『喜劇 逆転旅行』:フランキー堺が東北路を行く寝台列車の専務車掌。倍賞千恵子は、その幼なじみでギター芸者(副業:床屋w)。…かなり設定盛り過ぎな気もするが(^^;;、フランキー堺が好き好き大好きであり、本人にモーレツアタックしつつ、上司から縁談組ませたりもする(爆 #fr17_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月21日
『喜劇 逆転旅行』:しかし、フランキー堺は料理学校の美人講師に熱を上げていて、倍賞千恵子には見向きもしない。しかし、めげない負けない挫けない。当然のような顔で料理学校に潜り込んで、ちゃっかり隣の席に座って妨害工作w 凄いバイタリティだ(^^;; #fr17_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月21日
『喜劇 逆転旅行』:……いや、この映画自体はフランキー堺目線の、一応いわゆる「国鉄もの」で、食堂車車掌の伴淳三郎とか、みやこ蝶々が可愛らしいお母さんしてたりもしてるんだけど、やっぱりこの映画は倍賞千恵子が動かしてる映画だよなぁ。#fr17_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月21日
『喜劇 逆転旅行』:後はやっぱり、瀬川昌治のスムーズにネタを転がしてゆく演出リズムは心地よい。どのネタもベタもベタ、どベタもいいとこなのだけど、それだけで軽やかに歳月を越え、自然に笑えてくる。それは時代に依拠しない、家族や男女の関係性からくるネタが多いからでしょう。#fr17_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月21日
『喜劇 逆転旅行』:気付いてみれば、作中で3組のカップルが生まれ、観客はニコニコした笑顔で劇場を後にする。この感覚は何かに似ている……と振り返ってみれば、インド映画のファミリー・コメディに通づる楽しさでしょうか。歌のシーンもあるし、結婚エンドだし(^^) #fr17_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月21日
『喜劇 逆転旅行』:老若男女、どの年代の観客も自然に入っていける間口の広いこういうホームコメディは、邦画ではほとんど見られなくなってしまったけど、こういう皆んなでニコニコ顔で劇場を後にできる映画は、やっぱり素敵だと思うのです。機会がありましたら、是非(^^) #fr17_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月21日