積読日記

新旧東西マイナー/メジャーの区別のない映画レビューと同人小説のブログ

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apple iPad(WiFi版 64GB)

できるポケット+ Evernote

できるポケット+ Evernote

 そんなわけで、iPadレポート、その2です。
 
 iPadを購入した目的は、自分の場合、まず第一義として「原稿執筆のため」でした。
 勿論、書いた原稿の組版までiPadでは出来ませんから、母艦であるWindowsXP機と連携し、また日常持ち歩いているWindows MobileWillcom03と連携できればなおよし、といったところです。
 まぁ、連携と言っても、要はTEXT文書が読み書きできればいいわけで、その位、簡単だろうとたかを括っていたら甘かったorz
 意外とここのハードルが高かったのです。
 
 まず、iPad本体のソフトウェア・キィボードで長文の入力なんてやってられないので、外部入力デバイスとして、Bluetooth対応の折り畳みキィボード、リュウドのRBK-2000BTIIを購入。ついでに牢獄破りをすれば使えるという同じくBluetooth対応のマウスも購入しましたが、こちらは使ってみると案外、マウスなしでも支障がないことが判ったので使っていません。いずれ母艦に繋いで使おう。
 
 で、問題はテキスト・エディター。これがTEXT文書が案外、読み込みに対応していない。
 Windows文化圏の人間からは信じられないのだけど、考えてみればApple-Macの文化では基本となるのはOS10以来、PDFとRDFだったのでした。
 ただまったく対応していないわけではなくて、「読み込みはできる」というものは少なくないのだけど、書き出しが対応してないんじゃ意味ないんだよ!
 
 ちなみに、iPad用のエディターとしてメジャーなPagesは読み込みのみ対応。しかも長文のTEXT文書を読み込ませようとしたら、コードエラーで開けませんでした。どうもどこかにWin外字文字が入っているとダメらしい。
 そんなわけで、それ以外のフリーないし低額のテキスト・エディターを次々試したんですが、どれもTEXT文書を読み込めなかったり、外付けのBluetoothキィボードに対応してなかったりでダメ。
 唯一悪くなかったのが縦書きパッドなのだけど、検索機能とか頁ジャンプ機能がないので、原稿用紙数百枚規模の作品だと、続きを書きだす場所までたどり着くまで一苦労。後、横書き機能がないのが致命的。読むのは縦書きでいいのだけど、原稿を書くのはやっぱり横書きでないとやはりきつい。
 
 そんなわけで、クラウド同期型のメモ帳であるSimplenoteに行き着いて、これの使い勝手は結構悪くなかった。これに決めるか、と思いかけたものの、手元のiPadで書いた原稿を同期させたら、サーバ上の書き出し前のバージョンに上書きされたorz。
 どうも原稿の保存時間でどっちを上書きするかどうかを決めているのではなくて、あらかじめサーバとクライアントのどっちを優先するのかをどこかで設定しなくてはならない仕様らしい。
 アホかぁっ!
 
 というわけで、結局、Evernoteのメモ帳機能に落ち着きました。これを書いているのもiPadEvernoteから。
 いや、これも既存のTEXT文書はオブジェクトとしか認識しないし、原稿用紙数十枚〜数百枚の規模の文章を扱えるとも思えないのだけど、まがりなりにも母艦-Willcome03-iPadでリアルタイムにシンクロできるのはこれしかない……。
でも、Willcom03上のEvernoteって、重くて使いづらいんだよね。
 
 理想の執筆環境構築までまだまだ道が遠い……。