『ディスクローザー』＠ヒューマントラストシネマ渋谷(16/2/20(sat)鑑賞)

出版社/メーカー: アルバトロス
発売日: 2016/07/02
メディア: DVD
この商品を含むブログを見る

で、引き続き本日の映画３本目『ディスクローザー』＠ヒューマントラストシネマ渋谷に劇場入りしました。優秀な刑事が、自分の交通事故を隠蔽して転落してゆく話だそうで。#fr16_n
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) February 20, 2016

『ディスクローザー』観終わりました。とっさについたウソのもたらす、罪と罰と贖罪と。さっくり２時間ドラマ規模のお話なんだけど、最近のオーストラリア映画は、このクラスで面白いところを衝く映画が増えてきたなぁ。同時に警察がある社会なら、どこでも通じる普遍性もあるし。#fr16_n
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) February 20, 2016

『ディスクローザー』：パーティー帰りの飲酒運転を身内の目こぼしで見逃してもらった刑事マル。だがその直後、自転車の少年と接触事故を起こす。駆けつけたベテラン刑事のカールにとっさに自分の事故であることを誤魔化すマル。その嘘を見抜きながら、カールは事故の隠蔽を手配する。#fr16_n
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) February 20, 2016

『ディスクローザー』：事件は見知らぬ轢逃げ犯によるものとされ、処理される。だが、通常の事故処理と異なる手続きに疑問を持った新米刑事ジムは、カールの制止を無視して調査を始める。ジムの捜査と、被害者の容体が思いの外重いことを知ったマルは、自供を決意するが…というお話。#fr16_n
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) February 20, 2016

『ディスクローザー』：一応、警察内部の腐敗を描く…と言えなくもないけど、始まりは身内同士のちょっとした目こぼしくらいの話で、このくらい、どんな清廉潔白な国でもあっても不思議ではない。それが不幸な事故によって、あれよあれよという間に後へ引けなくなってしまう。#fr16_n
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) February 20, 2016

『ディスクローザー』：まさに負の連鎖(チェーン・リアクション)……って、作中の頭の方で、ある登場人物が口にしてる(^^) そんな感じで、丁寧な前振りをちゃんと欠かさない、教科書にしたいくらい手堅い脚本です。まぁ、ちょっと律儀過ぎて、はっちゃけ不足な気もするけど。#fr16_n
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) February 20, 2016

『ディスクローザー』：登場人物みんな、悪い人たちじゃないんだよね。だけど、何か事が起こった時に、とっさに身を守ろうと萎縮してウソをつく。いけないと思った時には、自分だけの問題でなくなってる。社会人なら、そんな経験、誰にでもあるでしょ。この映画は、そんな映画です。#fr16_n
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) February 20, 2016

『ディスクローザー』：そこから警察内部のどろどろとした隠蔽構造を抉り出す硬派な社会派ドラマ……には行かず(^^;;、刑事３人の間だけで話が終始するこじんまりとしたスケール感をどう評価するか、だけど、この辺が今のオーストラリア映画のリアル感の落とし所なのかな。#fr16_n
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) February 20, 2016

『ディスクローザー』：だって、今の邦画だって、半径50メートル以上の人間関係描こうとしたら、途端に大味になってグダグダになるじゃん(暴言身の程わきまえて、風呂敷広げないのも、立派な才能ですよ。……いや、自分が言うなって話でもありますが(汗 #fr16_n
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) February 20, 2016

『ディスクローザー』：ちなみに韓国映画だと、自分が轢いた被害者の遺体を隠そうと右往左往した挙句、警察内部の裏金作りを牛耳るモンスター級の悪党と対決する羽目に陥る『最後まで行く』という傑作クライム・サスペンスがあるので、興味のある方は、そちらもどうぞ。(^^) #fr16_n
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) February 20, 2016

『ディスクローザー』：そんなわけで、主人公の落とし前のつけ方を含め、クライム・サスペンスとしては、実に小市民的なスケール感が味わい深い一品でございました。いや、歳喰ってくると、これはこれで安心感を感じるというかw #fr16_n
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) February 20, 2016