積読日記

新旧東西マイナー/メジャーの区別のない映画レビューと同人小説のブログ

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『ゾイド ジェネシス』第1話「襲撃」

 今週こそちゃんと第1話(笑)。
 ご存知ない方のために解説すると、「ゾイド」とはトミーの玩具シリーズで、動物や昆虫などの形態を模した様々な巨大ロボット群のことである。
 元々、惑星Zi上の2つの陣営に分かれた兵器体系としてのストーリーが設定されていたが、その後のアニメでは惑星Ziと超古代の発掘兵器としてのゾイドの設定だけが共通で、毎回世界観が異なっている。それぞれパラレルワールドの関係にあるのか、『∀ガンダム』の黒歴史の如く文明が積層構造をなしているのか、その辺はちょっとよく判らない。興味を持たれた方は、いくつかファンサイトがあるようなのでそちらを当たっていただくとして、ここでのテーマは今日から始まるアニメの方である。
 
 清く正しい少年マンガの第1話。主人公と主役ロボの出会い。突然の邑(コミュニティ)への強大な敵の襲撃。初めての出撃と勝利。そして更なる敵の出現──見事なまでの第1話だ。*1これでヒロインの印象付けと主人公の旅立ちまで描ければ完璧だったのだが、その辺は来週で描いてくれるのだろう。この枠は基本的に4クール物なので、慌てて押し込む必要もないとの判断も判らなくはない。
 今シリーズでは主人公やヒロインのデザインに柔らかめのいわゆる「萌え系」のラインを大きく取り入れていることもあり、非常に取っ付き易くなっている。このまま少年のビルディングスロマンの王道を貫いてくれると、嬉しいのだけど、さて。

*1:今期では『ムシキング』もそうだったが、あちらは親子関係の描写に力を入れた反動でこの作品ほどストレートではなくなってしまっている。