『共犯』@新宿武蔵野館(15/7/29(wed)鑑賞)
本日の映画『共犯』@新宿武蔵野館に劇場入りしました。見知らぬ少女の自殺現場をきっかけに知り合った3人の少年が、少女の死の秘密に迫るという、台湾の青春ミステリー映画だそうです。 pic.twitter.com/pbd3FHvnD1
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年7月29日
『共犯』観終わりました。うわー、これはちょっと、青春ミステリーとして突き抜けた出来の映画ですね。この映画の以前と以後とで、分けざる得ないくらい。あと、女の子が日本のアイドルと比べても美少女揃いで(^^) ともかくミステリー好きなら、観ておかねばなりません(断言)。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年7月29日
『共犯』:いじめられっ子の黄(ホアン)、優等生の林(リン)、不良の葉(イエ)の3人は、同じ高校に通うものの互いに面識のない男子高校生。しかし、ある日、下校途中の路地裏で、女子高生の遺体を見つけたことをきっかけに知り合うこととなる。3人は死んだ少女、夏(シャー)に興味を抱く。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年7月29日
『共犯』:調べを進める内に、夏の孤独な人となりと、彼女をイジメていた朱(チュー)という女生徒の存在が浮かび上がる。3人は、夏への弔いとして、朱への報復を決意。いたずらめいた「報復」を成功させ、結束を深めるのだったが……と、ここから話は予想外の方向に転がりだす。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年7月29日
『共犯』:で、そこから先の各キャラの立ち位置と対外イメージが錯綜し、更にSNSを介して混沌としてゆく展開こそが、この映画の醍醐味。『白ゆき姫殺人事件』でやってたのに近いけど、こっちの方がミクロ視点に寄せてる分、カオス感が高い。でも、それって、思春期の少年の内面のカオスでもある。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年7月29日
『共犯』:ミステリーとしてのプロットも秀逸で、「事件」は冒頭の遺体発見で既に「終わって」おり、少年達の捜査の開始とともに「始まり」、「犯人」への裁きを終えた直後に、前半の変奏曲として「事件」の第2楽章が「始まる」構成になっている。何のことだか判らない? バカ、ネタバレできるかw
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年7月29日
『共犯』:「探偵」として「秘密」を追っていたはずが、気がつけば「容疑者」として「秘密」を抱えて追われる身となる。別の「探偵」は「殺人者」と自らを責めながら、新たな「探偵」の「助手」として、ともに「秘密」を追う羽目になる。この目まぐるしく立ち位置が巡るプロットを学園ものでやるか⁉︎
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年7月29日
『共犯』:結末の切なさはきちんと青春ミステリーの王道をリリカルに押さえつつ、作中の情報量、展開の密度で既存作品をガツンと突き放した見事な映画です。あと、台湾の学園風景って、日本とほとんど変わりないので、全然違和感なく世界に入っていけますし。お薦め…と言うより、これは観なきゃダメ!
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年7月29日