『暗数殺人』@シネマート新宿(20/06/06(sat)鑑賞)
本日の映画2本目『暗数殺人』@シネマート新宿に劇場入りしました。恋人を殺して逮捕された男が、7人もの連続殺人を告白し、それを聞いた刑事が裏取に走る。証言通りに次々に発見される遺体。だが、犯人の狙いは……という久々の連続猟奇殺人鬼ものの韓国映画ですが、さて。#fr20_n pic.twitter.com/tofbWnHNsY
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年6月6日
『暗数殺人』観終わりました。殺人事件で逮捕された犯人が余罪をペラペラと喋りだしたので、裏取捜査をし始めたら、これがとんだ喰わせ者で、断片的な事実と曖昧な嘘で捜査をかく乱させ、あわよくば無罪判決に持ち込もうとする。しかしこの犯人、「嘘は言ってない」のか?#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年6月6日
『暗数殺人』:邦画の『凶悪』でも死刑執行を逃れるために(あと逮捕されなかった共犯者への恨みで)余罪の殺人を小出しに告白する殺人犯が描かれてたけど、本作の犯人は更にタチが悪くて、自分がやった殺人を情報操作の素材として自在に組み替えて、警察や検察を嵌めようとする超狡猾な悪党。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年6月6日
『暗数殺人』:「殺して遺体は橋の上から捨てた」と供述した被害者が普通に生きてたかと思ったら、遺体を埋めた場所を雑な手書き地図で示して、警察がやっとの思いで遺骨を掘り出したら別人の骨で。「死体遺棄しただけなのに、刑事に殺したってことしろって脅された」と公判で供述を翻す。#fr20_n
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『暗数殺人』:どうも裁判で警察や検察の捜査の違法性や信用を毀損して、逮捕要件の恋人殺人もひっくり返して無罪に持ち込もうとしているらしい。でも、断片的には妙に具体的なんで、無視もできない。勿論、決定的な証拠につながるような証言は慎重に避けてるんだけど。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年6月6日
『暗数殺人』:だから犯人の供述をまず「信じて」、ぎりぎりまで「疑う」という困難なゲーム。ミステリーにおける「信用のできない語り部」による叙述トリックを第三者である刑事が検証する話というか(^^;; 絵面的にはおっさん刑事が、足を使い、資料をひっくり返す地味な裏取捜査が続く。#fr20_n
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『暗数殺人』:しかしこの犯人、やってる内に状況を操作してるのが楽しくなってきたのか、どんどん調子に乗ってくる。ムカつくわあ(-o-;; 一応、過去とかも描かれるんですけどね。世界的に輪郭のくっきりした「悪」を描くことを忌避する傾向が強まる中、韓国映画だけがこの方面で頑張ってる。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年6月6日
『暗数殺人』:しかしそういう理解不能(サイコパス鑑定かけたら「鑑定不可能」の結果が出た)な犯人を徹底的に「信じて」、理解するしか、被害者の遺体を見つける手立てがない。下手をすると失踪届すら出されずに社会から消えたことになってる被害者の無念へ報いるにはそれしかないのだ。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年6月6日
『暗数殺人』:そういう「悪」とのぎりぎりのせめぎ合いの対話の映画で、非常にスリリングで面白かったです。まあ、基本普通のおっさんおばさんしか出てこないんで、びっくりするくらい華がないけどな(^^;; でもそこが地に足のついたミステリーっぽくて、良作だったと思います。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年6月6日
『暗数殺人』:あ、忘れてた。この映画、実話ベースだそうです(爆<えー(^^;; #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年6月6日