『ミスミソウ』@池袋シネマ・ロサ(18/05/01(tue)鑑賞)
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Netflix | ミスミソウ
https://www.netflix.com/title/81273452
本日の映画2本目『ミスミソウ』@池袋シネマ・ロサに劇場入りしました。押見修造のコミック原作。北海道の学校を舞台にした、いじめられっ子の女の子の復讐のお話だそうですが、さて。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年5月1日
『ミスミソウ』観終わりました。鄙びた田舎町での地元民のヘイトの話だとペキンパーの『わらの犬』だし、殺された家族の復讐譚といえばチャールズ・ブロンソンの『狼よさらば』だけど、それを今の邦画は若い女の子でやるのね(^^;; それ故にこそ、これでリリカルな青春映画たり得てるのだけど。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年5月1日
『ミスミソウ』:田舎町で都会からの転校生の美少女が苛められるまでならよくある話なのだけど、いじめっ子が自宅を焼いて両親焼き殺すのも物語的な過剰だし、その後、いじめっ子といじめられっ子が殺しあって、廃校直前のクラスの半分が全滅するのも過剰の窮み。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年5月1日
『ミスミソウ』:でも、雪の降りしきる冬の北海道なら、ぎりぎり成立する。どんな屍山血河も、雪に覆われ、春まで判らない。この映画の成功の7割くらいは、このロケーションの勝利でしょう。まぁ、警察がほとんど機能してないのは、女子中学生の復讐劇を成立するためのご愛嬌といいますか。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年5月1日
『ミスミソウ』:このロケーションが語らずとも示す、少年少女たちの発散のしようのない鬱屈と出口のなさが、暗黙のうちに事件の根幹となる動機(衝動)への説得力にも繋がって、ロケーション設定というものが、いかに大事かを示す映画でもある。雪原に鮮血の赤って、映えるしねぇ(うひー)。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年5月1日
『ミスミソウ』:話的には過剰だし、エクストリームだし、中学生男女が次々と面白愉快な殺され方で死んでゆく酷い話ではあるのだけど、それでも作品全体を上品な静謐さに包まれ、小さなすれ違いが決定的な断裂を招いて、それを悼むリリカルな青春の哀しみに繋がってゆく。この絶妙なバランス!#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年5月1日
『ミスミソウ』:これは邦画でないと成立しないバランスの映画ですね。ハリウッドでもインド映画でも、中国映画でも無理。この映画のリメイクならぎりぎり韓国でも成立するだろうけど、大人目線になるかな。繊細さなら台湾映画もありだけど、台湾は雪降らないし(^^;; #fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年5月1日
『ミスミソウ』:ミステリーとして観ると、狭い関係性の中で感情が錯綜して取り返しのつかない暴力へと雪崩れ込む辺りとか、「あいつ」までこちら側の人間だと発覚して、三つ巴のモンスター対決が始まるクライマックスとか、要所要所でツイストが効いていて見応えありました。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年5月1日
『ミスミソウ』:公開館数が元々少ない上に、上映期間もそろそろ終盤。都内でも今や池袋と新宿だけですが、是非、大きな画面でご覧になることをお勧めします。まぁ、痛そうな描写とか血とか苦手な人までとは申しませんが、でもきれいだし。<そういう問題ではない(^^;; #fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年5月1日
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『斬る(1968)』@ラピュタ阿佐ヶ谷(18/04/30(mon)鑑賞)
Netflix | 斬る(1968)
https://www.netflix.com/title/70039887
本日の映画2本目『斬る』@ラピュタ阿佐ヶ谷に劇場入りしました。1968年公開。仲代達也主演、山本周五郎原作、岡本喜八監督の時代劇。一揆鎮圧後の人心の荒れ果てた地方藩の抗争劇だそうですが、さて。#fr18_n pic.twitter.com/HLyZIPhdqr
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年4月30日
『斬る』観終わりました。悪家老の暗殺に成功したものの、藩内政争の生贄として無惨に抹殺されんとする七人の青年藩士たち。他藩で起きた同様の政争を経て、侍に嫌気をさして辞めた無宿人(仲代達也)が、見るに見かねて、事件解決に奔走する。バイオレンスとユーモアが絶妙に入り混じった傑作。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年4月30日
『斬る』:基本的に黒澤明&三船敏郎の『椿三十郎』的な話なのだけど、岡本喜八&仲代達也だとこうなるか、という(^^) 起こってる状況はハードかつシリアスなんだけど、仲代達也が飄々としてトボけ倒すし、様々な階層と動機の人々が状況に飛び込んできて、先が読めない。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年4月30日
『斬る』:侍を辞めた奴、侍になりたい奴、侍として侍であるが故に抹殺されようとしている奴……侍という価値観を軸に、様々な形で境界線上にいる人々が、それぞれの事情で入り乱れて攻防を繰り広げ、空間的にも山中の砦から麓の城下町まで行き来するので、非常にダイナミック(^^) #fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年4月30日
『斬る』:まぁ、しかし、この辺の作品を観てると、岡本喜八とか鈴木清順らがハードボイルドの物語作法を完全に身につけて、自在に使いこなしていることに気づかされる。そら、大藪春彦原作とも相性がいいはずだわ。この辺は両者の従軍経験とも関係があるのか。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年4月30日
『斬る』:本家米国のハードボイルドも、WWIの帰還兵世代が始めたって説もあるしな。権力への恐ろしいほど醒めた目線と、激しい怒りを秘めつつも、皮肉やユーモアに包んで笑い飛ばすスタイル。作中でたびたび「侍ってのは、そういうものさ」と語られる「侍」は、本当は何を指していたのか……。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年4月30日
『明治天皇と日露大戦争』@国立映画アーカイブ(18/04/29(sun)鑑賞)
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本日の映画1本目『明治天皇と日露大戦争』@国立映画アーカイブに劇場入りしました。1957年公開。明治天皇は嵐山寛寿郎。来てみたら整理券が配られるくらい盛況で、連休2日目だからか、珍しく(?)若い観客が多い模様。まぁ、でも半分強は年配者かな(^^;; #fr18_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) April 29, 2018
『明治天皇と日露大戦争』:観終わりました。まぁ、日露戦争エピソードの総集編なんですが、構成的に戦況を明治天皇に上奏し、陛下が兵や国民の苦労を労わり、それに接した重臣たちが感激に胸を詰まらせる、というお話。こうして感謝と敬意の循環が完成し、国家が駆動するという国家観、なぁ。#fr18_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) April 29, 2018
『明治天皇と日露大戦争』:その是非はともかく、日本人の割と素朴な政治観として、その循環の中に身を委ねたい願望がマジョリティにはあって、それに茶々を入れるインテリは嫌悪するし、指導者層の振る舞いがその理想に値しないと見れば、勝手に暴れだす(^^;; ……いいけどね。#fr18_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) April 29, 2018
『明治天皇と日露大戦争』:ただ、科学合理の激突でもある近代総力戦の総括がそれだけでいいのか、という疑問は当然あって然るべきであって、ましてや戦後に撮られた映画にあっては。例えば乃木軍が203高地をどうやって陥したのか、について具体的な描写はない。#fr18_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2018年4月29日
『明治天皇と日露大戦争』:将兵の犠牲を厭わぬ敢闘精神が決め手のように描かれる。司馬遼太郎の『坂の上の雲』前の映画なので、児玉源太郎の指揮権介入とかお台場砲台や海軍の大口径砲を持ち込んだ話には言及はない。というか、司馬の日露戦争史観は、本作のような史観へのカウンターなのか。#fr18_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2018年4月29日
『明治天皇と日露大戦争』:勿論、乃木の作戦指揮に過剰に厳しい感のある司馬史観にも、問題はあるかもしれないが……。まぁ、総括すると、この映画の明治天皇は日本人の描く理想のリーダー像にぴったり沿って観ていて心地よいだけに、それでいいのか、と考え込んでしまう映画でしたね。#fr18_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2018年4月29日
『独立愚連隊』@ラピュタ阿佐ヶ谷(18/04/28(sat)鑑賞)
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Netflix | 独立愚連隊
https://www.netflix.com/title/81402103
本日の映画3本目『独立愚連隊』@ラピュタ阿佐ヶ谷に劇場入りしました。1959年公開。言わずと知れた、岡本喜八の代表的な戦争娯楽アクション。日本人も戦争映画でハリウッド的な痛快娯楽映画をやっていいんだ、ということを証明したエポックメイキングな映画ですね。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年4月28日
『独立愚連隊』観終わりました。VHS時代の大昔にレンタルで観た以来なので、いい感じに内容忘れてましたが、戦争アクションと言うより、戦場ミステリーですね。作中でも言及されているように、探偵小説的でもある。明日には敵の攻勢で全滅するかもしれない最前線で殺人事件にこだわる妙という。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年4月28日
『独立愚連隊』:どんな窮地にあっても常にふてぶてしい笑みを絶やさない主役の佐藤充が、「(観客にとって)異世界の案内人(探偵)」として、敗戦間際の北支戦線の軍隊組織の腐敗と混沌へと観客を導く。非常にオーソドックスなハードボイルドの文法に沿って語られるので、今なお古びず面白い。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年4月28日
本日の映画『暗黒街の対決』@ラピュタ阿佐ヶ谷に劇場入りしました。1960年公開。大藪春彦原作、岡本喜八監督。加えて三船敏郎vs鶴田浩二の暗黒腐敗都市もの、とくれば、観ないわけにはいかんでしょう! そんなわけで、当初予定してた映画を蹴って来たわけですが、さて。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年3月9日
『暗黒街の対決』観終わりました。ちょー最高のハードボイルド・アクション(^^) 個人的には岡本喜八で一番好きですね。捨てカットがワンカットもなく、ちょいちょいギャグも挟みながらも、一切の停滞もなくガンガン話が突き進んでくし。特に男盛りの三船敏郎と鶴田浩二が、もう堪らんですわ♪ #fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年3月9日
『名探偵コナン ゼロの執行人』@新宿ピカデリー(18/04/25(wed)鑑賞)
劇場版『名探偵コナン ゼロの執行人』福山雅治主題歌 予告映像【2018年4月13日公開】
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本日の映画『名探偵コナン ゼロの執行人』@新宿ピカデリーに劇場入りしました。劇場版第22弾。自分が劇場で前に観たのは、イージス艦の話だったか。今回は公安ネタで『相棒』の脚本家も参加するエンタメ色の強いお話だそうですが、さて。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年4月25日
『名探偵コナン ゼロの執行人』観終わりました。宇宙スケールまで広がる大ぶっ壊し大会で大変面白くはあったけど、結局これ全部、公安当局間の連絡調整ミスが原因なのでは……(^^;; それで「オレたちは国を守るために戦うのだ」とか言わせてるのは、ワザとなのかしら。うーん。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年4月25日
『名探偵コナン ゼロの執行人』:正直言って、変な映画であることは確かで、小学生向けと、その親世代の社会人ミステリーファンと、若い女の子向けを同時に実現しようとして「全部本気」というw 小学生向けのクイズと、司法手続きと、IoTテロの話を一緒に盛ろうと言い出したのは、誰だ?(爆 #fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年4月25日
『名探偵コナン ゼロの執行人』:ネタの扱いも雑ではあるんだけど、勢いはあって、突っ込みが追いつかないまま、次から次へと先へ先へと突き進んでゆく。絶対、ついてこれない観客を多数産んでるはずだが、「気にしない」という強い意志もビンビンに伝わってくる(爆 何だ、この自信(^^;; #fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年4月25日
『名探偵コナン ゼロの執行人』:実際、複雑な司法用語とかハイテク情報の説明ゼリフについていけなくてポカンと眺めていても、ラストの大アクションできっちりテンションを上げてくるので、問題ない。これは、シリーズ第22弾だからできる冒険的な構成で、最悪、多少コケたって来年もあるし。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年4月25日
『名探偵コナン ゼロの執行人』:話をテーマに戻すと、今回のゲストキャラを始め公安系キャラたちがカッコよく描かれて、二言目には「日本を守る」だとか「恋人は国だ」とか、屈託なく口する連中ばかりで、ちょっと引き気味に観てたのだけど、事件そのものは公安活動の自家中毒なんだよね。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年4月25日
『名探偵コナン ゼロの執行人』:極右団体の潜入捜査に送り込まれたヒトラー憲兵伍長が、勢いあまって独裁者になってしまったように、公安活動は得てして自家中毒でトラブルを引き起こして、歴史の表面に顔を出す。究極の愛国者が売国奴となり、究極の売国奴が愛国者と化す。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年4月25日
『名探偵コナン ゼロの執行人』:愛国プロパガンダかよという上っ面の裏で、公安諜報ものの本質である、そういう「黄昏の世界」の空気を薄っすらと感じられる作りにはなっていて、その辺が作り手が確信犯でやってるのか、こっちが深読みしているだけなのか(^^;; #fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年4月25日
『名探偵コナン ゼロの執行人』:まぁ、諸々の突っ込み所も含めて、楽しい映画でしたよ。願わくば、この映画を観たちびっ子がル・カレとかブライアン・フリーマントルとかジャック・ヒギンズとか読んで、陰々滅々とした公安諜報ものの魅力に目覚めますように。<無茶言うな(^^;; #fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年4月25日
■シリーズ・フィルモグラフィ:劇場版『名探偵コナン』(1997年~)
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『江戸最後の日』@国立映画アーカイブ(18/04/26(thu)鑑賞)
本日の映画『江戸最後の日』@国立映画アーカイブに劇場入りしました。1941年公開。鳥羽伏見の戦いから江戸城開城までの徳川幕府最後の日々。日米開戦の年にこんな映画が公開されてたのか……って、言っても、負けるって判ってたわけでもないしなぁ。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年4月26日
『江戸最後の日』観終わりました。阪東妻三郎の勝海舟が、幕府内の主戦派を宥めたりすかしたりしながら、江戸城無血開城までこぎつけるお話。榎本武揚の志村喬の髪ふさふさ! ……あ、いや、それはいいのだけど(^^;;、勝海舟中心にあくまで幕府側目線で描く、開城までの政治史劇ですね。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年4月26日
『江戸最後の日』:ある意味、先日観たチャーチルの映画とも通じるものがあって、部下でもある軍人の大鳥圭介や榎本武揚だけでなく、主人である徳川慶喜まで、自身の持つ「和平へのビジョン」をまったく理解してもらえないまま、それでも勝は和平成立を目指す。リーダーの孤独的な話でもある。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年4月26日
『江戸最後の日』:いや、何か、古い映画という感じがしないんだよね。勿論、フィルムの感度や解像度、録音音声のS/N比と言った、物理性能的には明らかに戦後のフィルムより劣っているのだけど、役者の芝居もカメラワークも、そこで語られる戦争と平和の葛藤も、現代から隔絶した感じはない。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年4月26日
『江戸最後の日』:だいたい、味方の主戦派を適当にあやしながら、「誠実な想いは必ず通じる」と言い続けて(そうは言いつつ、色々仕込みも怠らない喰えなさが勝海舟という漢なのだが(^^;;)、敵を信じて平和を掴み取るというこの映画が、真珠湾攻撃のその年に公開されていたというのが驚きだ。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年4月26日
『江戸最後の日』:まぁ、この映画での勝の主張は、「欧米列強が迫ってるのに、内戦なんかやってられるか」なので、そういう文脈で当局からお目こぼしを得たのだろうけど、奇しくもタイトルが岡本喜八の『日本の一番長い日』と呼応するかのようにも感じられるのは、少しうがち過ぎだろうか。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年4月26日
『江戸最後の日』:そういう戦後民主主義とも通じるリベラルな政治観。そして戦後作品と比べても、遜色なく完成していた劇映画としての邦画のフォーマットなど、戦前社会と戦後、そして平成の終わりに生きる私たち繋がりを強く感じる映画でした。いやあ、今観ても全然「古く」はなかったです。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年4月26日
『江戸最後の日』:公開日1941年11月28日……て、日米開戦の一週間前かよ!https://t.co/jvhuVugoho
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年4月26日
『時間回廊の殺人』@シネマート新宿(18/03/23(fri)鑑賞)
本日の映画『時間回廊の殺人』@シネマート新宿に劇場入りしました。夫と息子を殺したという冤罪で投獄された女性が、25年後に仮出所して、事件の真相を探るミステリーの韓国映画。元はベネズエラ映画のリメイクだそうで、ハリウッドや邦画なんか介さずに、世界の映画界は繋がってくのね。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年3月23日
『時間回廊の殺人』観終わりました。ミステリーかと思いきや、家(ハウス)もの心霊ホラー。と思いきや、植民地時代帝国日本の陰陽師の構築した魔術的○○○○○○……!(ネタバレにつき検閲)。まぁ、邦題が既にネタバレのような気もしますが(^^;; ラストちょっと泣きました。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年3月23日
『時間回廊の殺人』:原作はベネズエラ映画『マザーハウス 恐怖の使者』で日本でもDVDが出てます。自分は未見ですが両方観てる人によると、筋立てはほぼ一緒だそうで。まぁ、あらすじは何書いてもネタバレになりそうなので、それとは別に韓国ローカライズ部分と思われる面白かった点を少し。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年3月23日
『時間回廊の殺人』:この映画、別にそこが狙いではないと思うんですが(^^;;、現代韓国の市民社会が、どういう文化的な積み重ねで成立しているかを、ざっと大掴みに捉えている印象があります。主人公のヒロイン自身はキリスト教の信者で、地元教区の青年神父が大きな役割を果たす。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年3月23日
『時間回廊の殺人』:にも関わらず、ご近所のおばあちゃんの勧めで、市井の風水鑑定士やら除霊巫女やらに頼る。さらに事態が進行すると、この家を建てた植民地時代の帝国軍人夫妻の幻影が……という本筋の脇では、90年代の子どもたちが駄菓子屋前でビデオゲームに興じるシーンもあったり。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年3月23日
『時間回廊の殺人』:以前観た台湾映画での日本文化の扱いが興味深かったですけど、同じく日本の植民地だった韓国で、「地下室から掘り起こされる恐怖体験」として「着物姿の女」とか、いきなり聞こえてくる「日本語の叫び」が扱われてるのが面白い。文化的自意識の古層からの呼び声というか。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年3月23日
『時間回廊の殺人』:物語の枠組み自体が原作のベネズエラ映画と一緒だとしても、それが韓国で映画として受肉すると、ここまでドメスティックなものになるんですな。まぁ、この辺は、それだけ韓国映画が映画を撮ることに誠実だということでもあるのでしょうが。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年3月23日
『時間回廊の殺人』:映画自体に話を戻せば、複数の時間軸の物語が同時進行して、張り巡らされた伏線がクライマックスで連鎖起爆してゆくよくできたプロットでした。さんざんホラー演出で怖がらせたくせに、ちゃんとラストで泣かせにくるしね。確かにこれは、国際的に通用する強度のお話です。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年3月23日
『時間回廊の殺人』:国境を越える強度のある普遍性の高い物語だから、土着的な文化を注ぎ込める器たりうる、というのも不思議な話です。これぞ物語の妙であり、映画の魔術というものでしょう。映画そのものも面白い作品でしたが、この作品を成立させている構造も含めて面白い映画でした。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年3月23日
『時間回廊の殺人』:考えたらベネズエラもご存知の経済状況なんで、映画も国内市場だけを相手にしていたのでは生き残れない。韓国映画同様、海外市場に打って出る必然性があって、それが表現やテーマに普遍性を希求する部分で両者に通づるものがあったんでしょうかね。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年3月24日