『七つの会議』@新宿ピカデリー(19/02/03(sun)鑑賞)
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本日の映画2本目『七つの会議』@新宿ピカデリーに劇場入りしました。池井戸潤原作のビジネス小説を、TVドラマで池井戸作品のヒットを続ける福澤克雄が監督。ドラマの手法が映画で通用するのかどうかですが、さて。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年2月3日
『七つの会議』観終わりました。諸々過剰でクドかったりもするのだけど、それでもテンポの良さと映画的ハッタリの効いたレイアウトで正面突破する映画。事件のネタ自体は早めに予想がつくんだけど、会議で上位構造が次々と腐ってることが暴露される展開は、特にスリリングで楽しかったですね。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年2月3日
『七つの会議』:原作は未読で、前にNHKでドラマ化されたのは観てましたが、落ちがどうなったのか憶えてない(^^;; 何だか、画面が暗くて、地味な話だった印象しかなくて、同じ原作作品なのかちょっと自信もないのだけど、こちらはちゃんと娯楽映画(エンタメ)になってます。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年2月3日
『七つの会議』:まあ、多分、日本企業のしみったれたしょぼいビジネスを、バカ正直に映画化されても何の面白みもないわけで、それを今回の映画は思いつく限りの手練手管で、ちゃんと面白いエンタメに仕上げてのけた点は、率直に見事だと評価していいと思います。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年2月3日
『七つの会議』:観てて結構感心したのが、ドーナツの話とか、有給休暇申請の話とか、同じ小ネタをしつこく繰り返しつつ、それが物語の真相(深層)に迫る重要なカギとなる映画的な手法を丁寧に積み重ねていたり、スクリーンの高精度の画面だからこその引きやアップの緩急のリズム感ですね。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年2月3日
『七つの会議』:TVドラマの制作チームで撮った映画というので、多少警戒はしてましたが、なかなかに「映画」のフォーマットを良く研究している印象。まあねえ、「映画」としては「そこまで丁寧に説明しなくても」と思うところもなくはないけど、インド映画のクドさに比べればねえ(^^;; #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年2月3日
『七つの会議』:そうやって楽しんでた一方、引っかかってたのが、話の落とし所をどうするのか、という点。今更ネタバレもないと思うのでいいと思うけど、ドラマ版『半沢直樹』では会社のために社会的事件をもみ消すのを主人公は肯定するんだよね(原作は未読)。それが通じる時代ではもうない。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年2月3日
『七つの会議』:基本的にこのお話は、繰り返される会議を通じて、職場の些細な違和感に端を発して、会社と社会を揺るがす巨大な事件の構造が暴露されてゆくお話です。逆に言うと、組織の上部構造に報告したら解決してくれるだろうという当然の期待が、次々に裏切られてゆくお話でもある。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年2月3日
『七つの会議』:それが露呈する瞬間の、奈落の蓋が次々に開いて転落するフリーフォール感こそ、この映画最大のエンタメとして売りでしょう。ここも腐ってる。そこまで腐ってるのか的な。しかしその意味では、本作最大の「爆弾」は、この映画の「落ち」そのものですよ。#fr19
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年2月3日
『七つの会議』:2019年2月のこの国の時間軸に生きる私たちは、この映画で最後の救いとして示される「セイフティネット」が現実には機能しない可能性を思い知らされている。まさにこの映画が告発する「悪」によって。そこに氷点下まで肝を冷やしてください。それがこの映画最大の凄みでしたね。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年2月3日
■監督フィルモグラフィ:福澤克雄(1964年~)
『フロントランナー』@TOHOシネマズ新宿(19/02/02(sat)鑑賞)
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本日の映画2本目『フロントランナー』@TOHOシネマズ新宿に劇場入りしました。1988年米大統領戦で民主党の若き大統領候補が、女性スキャンダルで失脚した実話ベースの米政界もの。主演はヒュー・ジャックマンだそうですが、さて。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年2月2日
『フロントランナー』観終わりました。大統領選の最有力候補(フロントランナー)が撤退宣言に追い込まれるまでの3週間の選挙事務所とマスコミの狂想曲。時代は冷戦の終わりが見えた1988年。女性スキャンダルに甘かった政界の慣習が崩れ、潮目が変わる、その渦に呑まれた男のお話。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年2月2日
『フロントランナー』:「政治家は実績や政策ビジョンで評価されるべきだ」という主張はまあ判らんでもないけど、作中で女性記者が指摘するように「もっとも身近な妻子を裏切る男が、国民を裏切らないと信じられるか」という命題はやはり強い。これは倫理ではなく、論理学の命題だから。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年2月2日
『フロントランナー』:まあ、その行きつく先が、今の大統領の「アレ」か、と考えると、更に頭が痛い(爆 結局、この映画の状況から一周廻って、「最初から嘘ついてることを隠しもしないから、むしろ『誠実』に見える」という、論理学のコペルニクス的転倒に立ち至っているわけだが。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年2月3日
『フロントランナー』:政治家たるもの、清廉潔白たるべし…という理想論が、政治家のプライベートを暴いて粉々にしてしまう。その涯(はて)に、それを平然と開き直る耐性のある政治家が出てきて、当然、他の不正も失政にも耐性があるので、思いつきの政策で国や国際関係をめちゃくちゃにする。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年2月3日
『フロントランナー』:この問題にどうすればいいのか、について、私たちはまだ誰も答えを見出せていない。私たちはまだ「渦の中」にいるのだ。同じように「渦」の潮目を読めずに、歴史の流れに押し流されていったこの主人公を、まったく他人事として笑えない寓話として観た映画でした。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年2月3日
■監督フィルモグラフィ:ジェイソン・ライトマン(1977年~)
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『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.1「罪と罰」』@立川シネマシティ/CINEMA TWO(19/01/26(sat)鑑賞)
『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.1 罪と罰 』スポット
『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System』 予告編
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本日の映画1本目『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.1「罪と罰」』@TOHOシネマズ府中に劇場入りしました。超監視&予防処罰社会化したディストピアの犯罪捜査官たちの活躍を描くシリーズの最新作。これも油断してると現実に追い抜かれかねん企画だよな…(^^;; #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月26日
【訂正】劇場は立川シネマシティ/CINEMA TWOでした。
『PSYCHO-PASS サイコパス SSC1』観終わりました。虚淵玄原案のディストピアSFだけど、狡噛さんが抜けた公安局刑事課一係は何だかんだ言って、結局、体制順応組だからなあ……と思いながら観てたので、悪いけどあんまり乗れてない(^^;; 3部作通してだと印象変わるのかしら。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月26日
『PSYCHO-PASS サイコパス SSC1』:いや、このシリーズ、体制側の邪悪なディストピア感をこれでもかと見せつけておいて、そこに抵抗したり離脱を試みるのが、第1シーズンで日本脱出した狡噛さんだけなんで、彼が抜けると、そこはかとないフラストレーションがずっと溜まってくんだよね。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月26日
『PSYCHO-PASS サイコパス SSC1』:虚淵玄はそこも折り込んで世界観設計してそうだけど。今回の映画化プロジェクトでは、3作目で狡噛さんが復活するそうなので、その辺がどうなるのか。あれ? 今回の映画の話、何もしてないな(爆 #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月26日
『PSYCHO-PASS サイコパス SSC1』:えーと、今回の話って言うと…冒頭、エリート捜査官であるはずの主人公たちが、暴走車輌の制圧なんて所轄警官みたいな仕事させられてた、とか、そういう(多分、理由はあるんだろうけど)。全体のクオリティは、まあケチつけるほどでもなかいし。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月26日
『PSYCHO-PASS サイコパス SSC1』:虚淵玄の仕掛けた世界観の構造矛盾を屈託無くスルーできれば、素直に感情移入して楽しめるし、ファンの多くはそうしてるんでしょう。でもなー、虚淵玄のことだから、ワザとこんな仕掛けにしている可能性あるしなー。それでノコノコ観にきてるんだけども。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月26日
■監督フィルモグラフィ:塩谷直義(1977年~)
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『特捜部Q カルテ番号64』@ヒューマントラストシネマ渋谷(19/01/14(mon)鑑賞)
Journal 64 - Official trailer (2018)
本日の映画3本目『特捜部Q カルテ番号64』@ヒューマントラストシネマ渋谷に劇場入りしました。デンマーク人とアラブ人の刑事ふたりが未解決事件に挑むデンマーク版『相棒』のシリーズ第4弾。犯人や被害者に共感して捜査する主人公がどんどんボロボロになってくけど、大丈夫か?(^^;; #fr19_n pic.twitter.com/Pg0jLijdB6
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月14日
『特捜部Q カルテ番号64』観終わりました。相変わらず…と言うか、コミュ障悪化して、相棒アサドの転属に自分で同意しときながら不貞腐れてるカール刑事。いつもながら面倒くさいオッサンだな(^^;; ともあれ、コンビ解散の危機な特捜部Qが挑むは、デンマーク女性史の闇…絶海の女子収容所の謎!#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月14日
『特捜部Q カルテ番号64』:長期賃貸のアパートの壁を崩してみたら隠し部屋があり、そこで死後12年を経過してミイラ化した男女の遺体が発見された。遺体は身体の一部が切り取られ、猟奇的な犯行が伺える。所持していたIDから遺体の身元は割れ、犯人は行方不明の部屋の住人と考えられた。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年2月1日
『特捜部Q カルテ番号64』:しかし、被害者の共通点はただひとつ……60年代初頭に実在した孤島の女子収容所。要するに、不良だの親の言うこと聞かない女の子を絶海の孤島の収容所に閉じ込めてた時期があったんだそうで。問題はその話と人口調節を理由にした優生学政策とが合体した結果……。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年2月1日
『特捜部Q カルテ番号64』:孤島の女子収容所で行われたおぞましい出来事。それが特捜部Qが追う惨劇の遠因か。しかしそれで終わらないのが、本シリーズの真骨頂。60年前の悲劇、12年前の惨劇は、現代社会に照射され、さらなる悪夢となって脈動する。過去の事件を過去だけで終わらせない。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年2月1日
『特捜部Q カルテ番号64』:このシリーズは一貫して、女性の抑圧とレイシズムの問題を扱ってきたけど、本作においてそれが同一地平の問題……「弱者」の人権への抑圧の問題であり、それが社会の至るところに根ざしていることへとたどり着く。こんな猟奇犯罪ネタを入口にそこまでやるかー。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年2月1日
『特捜部Q カルテ番号64』:半世紀の時間、個々の社会問題の乖離、個人(ミクロ)のドラマと俯瞰(マクロ)の視座の射程、そして娯楽(エンタメ)と啓蒙の分離が、物語の中で見事に連結し起爆する。カビの生えた「歴史」と油断してると、「今」の「私たち」の問題なんだと、殴りつけてくる。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年2月1日
『特捜部Q カルテ番号64』:これまでのシリーズ作品も、それぞれ完成度が高かったけど、本作でまた一段と社会派ミステリーとしての精度も深度も深まり、連作ならではのチーム感も充実してきている。このキャストでの映画は一旦終了という話もあるようだけど、続きもこの面子で観たいなあ。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年2月1日
■監督フィルモグラフィ:クリストファー・ボー(1974年~)
『アイスマン 宇宙最速の戦士』@新宿武蔵野館(19/01/30(wed)鑑賞)
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本日の映画『アイスマン 宇宙最速の戦士』@新宿武蔵野館に劇場入りしました。4年前、今は亡きシネマート六本木で閉館間際に上映されたドニー・イェン主演の前作のよもやの続編。氷の中から目覚めた明末の剣士が現代で大暴れ、というお話。前作は途中でぶった切られたような落ちだったもんな。#fr19_n pic.twitter.com/VL0HsVsF5L
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月30日
『アイスマン 宇宙最速の戦士』観終わりました。……また変な終わり方する(^^;; 今回はタイムスリップ大作戦。時空転送機で明末に戻り、滅ぼされた故郷の村を守ろうとするが……というお話。と言うか、基本設定からすると、ようやく本題に入ったのか。しかし、本当に自由に構成するよな(汗 #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月30日
『アイスマン 宇宙最速の戦士』:前作は中盤からラストまで、現代の香港でずっとわちゃわちゃしてそのまんま終わったのんですっかり忘れてたけど、このお話は元々、仙人の作った時空転送機「天竺の皿」を巡るお話なのでした。その辺、冒頭で丁寧な総集編をやってくれるので、初見でも大丈夫。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月30日
『アイスマン 宇宙最速の戦士』:と言うか、だいたい色々盛り過ぎなので、新作パートになっても総集編みたいな勢いで突き進む。明末までのタイムスリップの中継が何故か1920年代の満鉄(?)車内とか、徳川幕府治世で冷飯喰ってる北条一族の末裔(倉田保昭)とか、妙な日本ネタぶっ込んでくるよなw #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月30日
『アイスマン 宇宙最速の戦士』 :割と全般に「こういうネタなら、こう来るよな」というお約束の展開を、落ちまで描かずパタっとぶった切って次に行く変な構成で、これを「斬新」と取るか「フラストレーションが溜まる」と取るかで評価は分かれそう。……いや、普通は後者だと思うけど(^^;; #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月31日
『アイスマン 宇宙最速の戦士』 :そういう意味合いでは、この映画のラストも、普通に考えれば「これはもう1本くらい続きがないとちゃんと落ちないのでは?」と思わせる終わり方だけど、やる気あるのかないのか(^^;; 大体、前作とスタッフ総入替えみたいだし、迷走している企画ではありそう。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月31日
『アイスマン 宇宙最速の戦士』 :倉田保昭がまだまだ現役でドニー・イェンとチャンバラしてるのは観てては楽しいとか、「変」は「変」なりに面白がって観る分には楽しめるかもしれないし、そうでもないかもしれない(どっちだ?)。真相は時空を旅する観客の心の中に在る(てことにしよう)。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月31日
■監督フィルモグラフィ:イップ・ワイマン(1966年~)
『彼奴を逃すな』@神保町シアター(19/01/29(tue)鑑賞)
本日の映画『彼奴を逃すな』@神保町シアターに劇場入りしました。1956年公開。平凡な夫婦が殺人犯を目撃したことで、恐ろしい事件に捲き込まれるスリラー映画だそうですが、さて。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) January 29, 2019
『彼奴を逃すな』:この映画が公開されたちょうど同じ頃、死んだ母方の祖父がラジオ修理屋…というか、街の電器屋さんをやってて、ラジオやテレビの修理で結構な稼ぎになってたという話を聞いていたので、個人的に興味深く観てました。ラジオがデスクトップPCくらいの大きさだった時代のお話。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) January 29, 2019
『彼奴を逃すな』:このお話は、貧しくも仲睦まじい若夫婦が、殺人事件に捲き込まれるお話で、姿の見えない犯人に怯え、のんびりとした口調で証言の矛盾をキリキリ突っ込む志村喬の刑事に怯え、隣のオジさんが殺されて「貴方じゃなくて本当に良かった」と朗らかに言う奥さんにドン引きし…とw #fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) January 29, 2019
『彼奴を逃すな』:事の発端の事件が、現場のすぐ近くを通る貨物列車(SL(^^))の汽笛と走行音に紛れて発砲というトリックから始まって、「音」に非常にこだわった映画で、主人公が本格的に怯え始めると、聴こえる音がすべてスリラーの道具と化すという(^^;; #fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) January 29, 2019
『彼奴を逃すな』:基本的にみんな人当たりはいい(犯人も含めて)のだけど、気の弱そうな主人公の旦那さん以外、だいたいみんな外道で(^^;; 奥さんは旦那さん一筋はいいのだけど、旦那さん以外知ったこっちゃない感じだし、警察も目撃者の若夫婦を当然のように犯人誘き出すエサに使うし。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) January 29, 2019
『彼奴を逃すな』:その辺の、現代からすると妙な冷淡さに別にエクスキューズも何もなく、屈託なくお話が終わるとこをみると、この時代の人たちはだいたいこんな感じだったのかもしれない。……まあ、みんな戦争くぐり抜けてきた戦前、戦中派だもんな。現代人とはちょっと感性違うか。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) January 29, 2019
『彼奴を逃すな』:それはともかく。お話のスケールも登場人物の数も非常に限定的ながら、細やかなアイデア満載のスリラー映画です。現代のハリウッドでちょいちょい出てくる低予算スリラーの秀作みたいな。今なら音響作り込んで、もっと怖くできるかな。そんな映画でした。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) January 29, 2019
■監督フィルモグラフィ:鈴木英夫(1916年~2002年)
『蜘蛛の巣を払う女』@立川シネマシティ/CINEMA ONE(19/01/26(sat)鑑賞)
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Netflix | 蜘蛛の巣を払う女
https://www.netflix.com/title/80996801
ドラゴン・タトゥーの女 [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]
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Netflix | ドラゴン・タトゥーの女
https://www.netflix.com/title/70207663
本日の映画2本目『蜘蛛の巣を払う女』@立川シネマシティ/CINEMA ONEに劇場入りしました。北欧ミステリー『ミレニアム』シリーズからの映画化。前作はデビッド・フィンチャー監督の『ドラゴン・タトゥーの女』だけど、スタッフ・キャスト総入替えだから、あんまり気にしない方が良さそう(^^;; #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月26日
『蜘蛛の巣を払う女』観終わりました。ウィザード級のハッカーにして、外道親父のトラウマで、DV男滅すべし活動を趣味とする女リスベットを主人公とするシリーズですが、一応ミステリーだった前作『ドラゴンタトゥーの女』に対して、今度は諜報アクション(エスピオナージュ)でしたね。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月26日
『蜘蛛の巣を払う女』:一応、本作が始まる前の前提として、主人公のリズベットはウィザード級のハッカーにして、DV男を見つけては、破滅させて女たちを救う趣味(だよなあ(^^;;)の人。父親はロシア系マフィアの首領で、幼い頃、彼女はそこから逃げ出して孤独に生きてきた過去を持つ。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月29日
『蜘蛛の巣を払う女』:それで前回の映画『ドラゴンタトゥーの女』ではそこまで描かれなかったけど、原作ではその父親と対決して斃しているのかな。ただし、彼女には双子の妹がいて、その妹が父親の組織を継承して、リズベットの前に立ちはだかる……というのが、本編の前提となるあらすじ。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月29日
『蜘蛛の巣を払う女』:今回はその姉妹の確執を底流に、全世界の核兵器管理システムにハッキング可能なプログラムを巡る攻防戦のお話。それ自体、ちょっと荒唐無稽なテクノロジーであるように、ちょいちょい大ウソやハッタリかましてくるんですが(^^;;、それをテンポの良さで押し切る作りです。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月29日
『蜘蛛の巣を払う女』:とにかくテンポはいい。ヒロインがハードボイルドな行動主義者なので、考えてる暇があったらずんずん前に進み、その場にあるもの使って状況を打破する。怪我をすれば傷口を瞬間接着剤やホッチキスで縫い、麻薬を打たれたらアンフェタミンを大量摂取して強制覚醒する。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月29日
『蜘蛛の巣を払う女』:いや、時々、何でそんなこと知ってんだというシーンもちょいちょいあるんだけど(^^;;、ほら、彼女はスーパーハカーだから(爆 スマホ一個で国際空港の警備システム乗っ取っちゃう無敵のハッカーさんなので、何かのデーターベース漁ったんでしょう(別にそんな描写はない)。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月29日
『蜘蛛の巣を払う女』:一歩間違うとギャグにもなりそうなチートぶりですが、その代わり、敵とは身体を張って闘い、よくボロボロになったり捕まったりするので、映画全体としてはバランスが取れてる。同時に、ヒロインの動機……贖罪の自傷行為としての「正義の味方」活動とも繋がってくる。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月29日
『蜘蛛の巣を払う女』:そこの根幹部分の文学性がしっかりあるから、忍術合戦のようなハッキング攻防戦などの面白アクション・イベントを素直に楽しめる。特にクライマックスの『エスパイ』以来(本当か?(^^;;)の透視壁抜き狙撃とか、アクション映画好きにはたまらないですよね。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月29日
『蜘蛛の巣を払う女』:多少のご都合主義を残す緩さがむしろ潤滑油代りになって、高出力で駆動して突っ走ってゆく。そしてラストで妹からヒロインに突きつけられた動機の矛盾……それは同時に、ここまでヒロインに感情移入してきた観客にもメタ的に冷水を浴びせかける。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月29日
『蜘蛛の巣を払う女』:ジャンル映画の枠組みを使って、ちょっとその先も垣間見える。この「ちょっとその先」くらいのさじ加減がいいのであって(^^)、考えさせられる要素も込みで、優れたアクション映画でした。まだ公開は続いているので、アクション&エスピオナージュ好きの方には、是非。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月29日
■監督フィルモグラフィ:フェデ・アルバレス(1978年~)
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