『特捜部Q カルテ番号64』@ヒューマントラストシネマ渋谷(19/01/14(mon)鑑賞)
Journal 64 - Official trailer (2018)
本日の映画3本目『特捜部Q カルテ番号64』@ヒューマントラストシネマ渋谷に劇場入りしました。デンマーク人とアラブ人の刑事ふたりが未解決事件に挑むデンマーク版『相棒』のシリーズ第4弾。犯人や被害者に共感して捜査する主人公がどんどんボロボロになってくけど、大丈夫か?(^^;; #fr19_n pic.twitter.com/Pg0jLijdB6
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月14日
『特捜部Q カルテ番号64』観終わりました。相変わらず…と言うか、コミュ障悪化して、相棒アサドの転属に自分で同意しときながら不貞腐れてるカール刑事。いつもながら面倒くさいオッサンだな(^^;; ともあれ、コンビ解散の危機な特捜部Qが挑むは、デンマーク女性史の闇…絶海の女子収容所の謎!#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月14日
『特捜部Q カルテ番号64』:長期賃貸のアパートの壁を崩してみたら隠し部屋があり、そこで死後12年を経過してミイラ化した男女の遺体が発見された。遺体は身体の一部が切り取られ、猟奇的な犯行が伺える。所持していたIDから遺体の身元は割れ、犯人は行方不明の部屋の住人と考えられた。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年2月1日
『特捜部Q カルテ番号64』:しかし、被害者の共通点はただひとつ……60年代初頭に実在した孤島の女子収容所。要するに、不良だの親の言うこと聞かない女の子を絶海の孤島の収容所に閉じ込めてた時期があったんだそうで。問題はその話と人口調節を理由にした優生学政策とが合体した結果……。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年2月1日
『特捜部Q カルテ番号64』:孤島の女子収容所で行われたおぞましい出来事。それが特捜部Qが追う惨劇の遠因か。しかしそれで終わらないのが、本シリーズの真骨頂。60年前の悲劇、12年前の惨劇は、現代社会に照射され、さらなる悪夢となって脈動する。過去の事件を過去だけで終わらせない。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年2月1日
『特捜部Q カルテ番号64』:このシリーズは一貫して、女性の抑圧とレイシズムの問題を扱ってきたけど、本作においてそれが同一地平の問題……「弱者」の人権への抑圧の問題であり、それが社会の至るところに根ざしていることへとたどり着く。こんな猟奇犯罪ネタを入口にそこまでやるかー。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年2月1日
『特捜部Q カルテ番号64』:半世紀の時間、個々の社会問題の乖離、個人(ミクロ)のドラマと俯瞰(マクロ)の視座の射程、そして娯楽(エンタメ)と啓蒙の分離が、物語の中で見事に連結し起爆する。カビの生えた「歴史」と油断してると、「今」の「私たち」の問題なんだと、殴りつけてくる。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年2月1日
『特捜部Q カルテ番号64』:これまでのシリーズ作品も、それぞれ完成度が高かったけど、本作でまた一段と社会派ミステリーとしての精度も深度も深まり、連作ならではのチーム感も充実してきている。このキャストでの映画は一旦終了という話もあるようだけど、続きもこの面子で観たいなあ。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年2月1日
■監督フィルモグラフィ:クリストファー・ボー(1974年~)