『JAWS/ジョーズ』@立川シネマシティ/CINEMA TWO(19/04/30(tue)鑑賞)
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本日の映画『JAWS/ジョーズ』@立川シネマシティ/CINEMA TWOに劇場入りしました。1975年公開。ご存知、スティーブン・スピルバーグ監督のサメ映画の始祖。小学生の時に、映画観る前にノベライズ読んでた(^^) 映画本編はTVで観たくらいかな。ちゃんとした音響で観てみたかったし。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月30日
『JAWS/ジョーズ』観終わりました。子供の頃にTV放映用の短縮版(だったと思う(^^;;)を観て以来、いい感じに内容忘れてるので、こんな映画だったかと新鮮な気持ちw。改めて通して観るとパニック・ホラーというよりアクション・アドベンチャーですね。後半サメ狩りパート1時間もあるし。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月30日
『JAWS/ジョーズ』:いや、正直本作フォロワーの低予算サメ映画群を前提にすると、「124分も何するんだ?」とか観る前は思ってたんですが(普通の低予算サメ映画だと90分あれば充分)、後半男3人で出航して酒盛りwやらサメとの一進一退の攻防戦とか丁寧にやってたら、そら2時間越すわ(^^;; #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月30日
『JAWS/ジョーズ』:それで長いから中弛みしているか、というとそんなことはなく、前半は観光シーズンの海開きを前にサメの出現で右往左往する田舎の自治体のパニック映画の段取りを手抜きなく積み上げ、後半のサメ狩りも小ネタをひとつづつ積んで最終決戦まで持ってゆく。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月30日
『JAWS/ジョーズ』:非常に教科書的……というか、実際にこれ以降の映画の教科書に間違いなく載って、散々解体分析されて世界中の現代映画人の血肉になっているわけですが。もうそういう時代になってしまった現代から観ると、尺は長くても無駄なことは一切やってないように見える。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月30日
『JAWS/ジョーズ』:逆に言うと、パニック映画として完璧な前半に、アクション・アドベンチャー映画として完璧な後半を同じ比重で直結なんてことは、普通の映画はやらないわけで(^^;;、事実、後世のフォロワーの多くはどっちかに寄せて、あれこれ段取り省略して90分にまとめている。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月30日
『JAWS/ジョーズ』:結局、ここがスピルバーグの天才性つーか、ちょっとおかしいとこだよなー。個別パート観れば、演出の基本を全部拾ってヒッチコック学校の優等生みたいなのに、優等生はこんな無茶な構成しねーよ、という(爆 まあだから、時代を越える強度が作品に宿るのだろうけど。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月30日
『JAWS/ジョーズ』:そうした構成に呆れつつも、やっぱり後半の男3人が小さな漁船で船出してからは滅法面白くて(^^) これも『白鯨』以来の海洋冒険活劇の基本に忠実なだけと判っちゃいるのに、わくわく感が止まらない。男3人で、自分の古傷自慢始めるとことか、サイコーじゃないすかw #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月30日
『JAWS/ジョーズ』:そのまま続けて、漁師の船長がインディアナポリス(原爆を届けた帰りに日本の潜水艦に沈められた米重巡洋艦)の生き残りで、そこでサメに襲われて戦友の多くが喰われた、という告白が来る。サメ映画でも、こうやってちゃんと米近現代史に接続させるとこが、優等生だよな。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月30日
『JAWS/ジョーズ』:まあ、所詮「田舎の島のひと夏のサメ騒動の話」なのだけど、こうやって「サメと米国人の歴史的因縁」をかすめさせることで、物語に奥行きがぐっと増す。そういうとこだよな、スピルバーグの優等生的な小憎らしさって(^^) それで撮影時27歳。こいつめー。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月30日
『JAWS/ジョーズ』:新米警察署長の主人公がタイプライターで報告書打ってるとことか、今観るともう時代劇といってもいいお話なんだけど、全然色褪せることなく面白い。それは時代に依存する演出に頼ってないということでもあるので、非常に勉強になったし、何より素直に面白い映画でした。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月30日
■監督フィルモグラフィ:スティーブン・スピルバーグ (1946年~)
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『名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)』@地元のシネコン(19/04/29(mon)鑑賞)
劇場版『名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)』予告映像【2019年4月12日(金)公開】
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本日の映画2本目『名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)』@地元のシネコンに劇場入りしました。……いや、TV版もコミックスも今はフォローしていないので、作品自体にそう思い入れはないんですが、前の劇場版を観て、ちょっと類例のないユニークな物語形態に育ちつつあるのが、面白くて。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月29日
『名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)』観終わりました。これもネタバレ避けなきゃいけないので、レビュー難しいな(^^;; 今回は小学生組を日本に置いてきてのシンガポール編なので、前作ほどの無茶な幕の内感は薄れ、ロマンスや観光面を強化して女性ファンが喜びそうな内容に(^^;; #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月29日
『名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)』:要所要所で無茶や強引さで押し切ってる(偽名のコナン君はパスポートないから出国できないのをどうする、とか)んだけど、演出側はかなり自覚的にやってて、観客のツッコミを折り込んで回答用意したりとか、かなりクレバーに作られてますね。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月29日
『名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)』:「劇場版コナン君あるあるネタ」をわざわざやって、観客が心の中でツッコミを入れ終わった頃合いを見計らって、そのフォローやケアをする。観客を相手にかなり高度なコミュニケーションをやってて、それはさすが23作も続いてシリーズの強みでしょう。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月29日
『名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)』:その一方で、怪盗キッドが体格の違う女性に変装出来ることとかの無茶なお約束については、説明もなく開き直ってたりもするんで(^^;;、あくまで物語的なケレン(ダイナミズム)を殺さない範囲での「遊び」としての演出コミュニケーションなんでしょう。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月29日
『名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)』:他にもツッコミどころは多々あって、犯人側のそもそもの動機が「お前のキャリアと現職から、そのスケールの事業に何故噛めると思ったんだ?」という物だったり、シンガポール警察と軍舐め過ぎとか、色々あるけど、まあそこはなー(^^;; #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月29日
『名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)』:ミステリーとして犯罪構成や謎解きもほどほどに複雑で歯応えはあるし、そこにコナン君や怪盗キッドが現実性(アクチュアリティ)から浮遊した大活躍をするという『劇場版コナン』の構造に即して、本作は上手くバランスが取れていたように思います。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月29日
『名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)』:あと小ネタとしては、灰原哀が劇場版ではすっかり『スパイダーマン』における「椅子の男」と化してしまっているので、そろそろ何とかして上げて(^^;;とか、怪盗キッドがいると3次元のマニューバーが入っていいなあとか(奴は空飛ぶので)。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月29日
『名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)』:それやこれやを含めて、20年以上のシリーズ継続が、ネタ切れや中弛みにならず、きちんと資産として積み上げて活用し、むしろこれからもっと面白くなりそうに感じさせるというのは大変なことです。これは来年も観に行かないと、ですね(^^) #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月29日
■シリーズ・フィルモグラフィ:劇場版『名探偵コナン』(1997年~)
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『人斬り与太 狂犬三兄弟』@国立映画アーカイブ(19/04/28(sun)鑑賞)
東映映画『人斬り与太 狂犬三兄弟』深作欣二監督初期の傑作 Japanese movie
本日の映画3本目『人斬り与太 狂犬三兄弟』@国立映画アーカイブに劇場入りしました。1972年公開。深作欣二監督、菅原文太主演。いよいよ『仁義なき戦い』直前、東映ヤクザ映画になにが起きつつあったのか。ちなみに前作『現代やくざ 人斬り与太』とは別に世界観繋がってないそうで(^^;; #fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 28, 2019
『人斬り与太 狂犬三兄弟』観終わりました。「ラストで殴り込みをかける」という所だけで、かろうじて任侠映画の枠組みを維持しながら、任侠映画のカタルシスへ通づる流れを徹頭徹尾否定するアンチ・カタルシス映画。なるほど、これが『仁義なき戦い』に繋がってくわけね。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 28, 2019
『人斬り与太 狂犬三兄弟』:敵対する組長を襲撃殺害して6年の刑期を終えた権藤(菅原文太)だったが、出所の出迎えに来たのは弟分の大野(田中邦衛)のみ。おまけに対立していたライバルの組とは服役中に手打ちが成立しており、「揉め事を起こすな」と釘を刺される。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 28, 2019
『人斬り与太 狂犬三兄弟』:言われたその晩にまず揉め事を起こし(爆、軍資金がなくなったので組のシノギから勝手に金を摘んで怒られ(そりゃそうだ)、隠れて売春宿をやってたバーを乗っ取って荒稼ぎして、売春防止法で摘発されそうになり「組に迷惑かけるな」と怒られる。…最悪だ、コイツら。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 28, 2019
『人斬り与太 狂犬三兄弟』:基本、対立組織にムカついてるのと、先の事を考える頭がないので、すべてが対立組織にちょっかいをかけて所属する組に迷惑をかける方向にしか作用せず、かつ反省はない(爆 当然のように、狂犬扱いされて、どんどん追い詰められてゆく。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 28, 2019
『人斬り与太 狂犬三兄弟』:かろうじて残っている任侠映画のフレームに導かれるように、次々に仲間を失い、「殴り込み」へと物語は収束してゆく。でも、だいたい自業自得だしなあ(-o-;; おまけに殴り込みの軍資金作りに弟分の家に立ち寄ったら、弟分が家族に撲殺され(爆 #fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 28, 2019
『人斬り与太 狂犬三兄弟』:およそ任侠映画でクライマックスの殴り込みがここまでダウナーな映画はないというくらいの落ち込んだテンションで殴り込み(その先もなあ(-o-;;)、ラストは野良犬のように追い回されて、無惨に撃ち殺される。まあこのシリーズ、だいたい落ち一緒みたいだけど。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 28, 2019
『人斬り与太 狂犬三兄弟』:およそ任侠映画で場を盛り上げるために開発されたであろう、様々なシチュエーションの数々を無様に脱臼させ、カタルシスに繋げさせない。主人公は瞬間的な欲望や衝動に衝き動かされ、頭が悪く、任侠映画の主人公らしい高貴さは微塵もない。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 28, 2019
『人斬り与太 狂犬三兄弟』:任侠映画を解体する、あるいは内側からハックして別の「何か」に作り変えるミッションの存在が伺われる。と言うか、シリーズ前作も「アレ」なんで、この『現代やくざ』シリーズ全体がそうだったのかもしれない。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 28, 2019
『人斬り与太 狂犬三兄弟』:で、ストーリー的にはそういう無惨な結末を迎え、ラストで垣間見える主人公・菅原文太の苦悶に満ちたデスマスクとか夢に見そうではあるのだけど(-o-;;、そんな「辛い」「苦しい」だけの印象の映画でもないです。……まあ、主人公バカだからなあ。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 28, 2019
『人斬り与太 狂犬三兄弟』:それと主人公は見たとおり、ドライブのかかった真性のどクズなわけだけど、気がついたら社会的に詰んでるとか、逆恨みで暴れたら更に状況悪化したとかは、普通に社会人してればある(と思うけど(^^;;)わけで、感情移入のチャネルはか細くても存在しているしね。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 28, 2019
『人斬り与太 狂犬三兄弟』:そして、クズはクズなりに、カンダダが気まぐれで蜘蛛に情けを掛けた程度には、優しさを示すのね。それで主人公が何か救われたわけでもないけど、では他に救われた誰かがいるのかどうか。その解釈次第で、観終わった後の後味が違ってきそうではある。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 28, 2019
『人斬り与太 狂犬三兄弟』:こうした任侠映画の換骨奪胎が深作欣二ひとりの仕事だとは言わないし、時代劇を社会リアリズム的に捉え直した残酷時代劇とかの先例もあるので、突然変異的にここで発生したものではないにせよ、この流れは実録抗争ものの『仁義なき戦い』へと着実に繋がってゆく。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 28, 2019
『人斬り与太 狂犬三兄弟』:そんなわけで、プレ『仁義なき戦い』に位置する作品群として、3作品をまとめて観たことで、欠けてたピースが一気に埋まったようでスッキリ(^^) というか、『現代やくざ』シリーズの残りもどこかで観とかないとなあ。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月28日
■監督フィルモグラフィ:深作欣二 (1930年~2003年)
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東宝・新東宝戦争映画DVD 43号 (軍旗はためく下に 1972年) [分冊百科] (DVD付) (東宝・新東宝戦争映画DVDコレクション)
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『現代やくざ 人斬り与太』@国立映画アーカイブ(19/04/28(sun)鑑賞)
Street Mobster (1972) - Trailer // 現代やくざ 人斬り与太
本日の映画2本目『現代やくざ 人斬り与太』@国立映画アーカイブに劇場入りしました。1972年公開。深作欣二監督、菅原文太主演の『現代やくざ』シリーズ第5弾。いよいよプレ『仁義なき戦い』の終盤に当たる時期の作品ですね。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月28日
『現代やくざ 人斬り与太』観終わりました。スタイル的には『仁義なき戦い』にかなり近づいていて、任侠映画よりは『俺たちに明日はない』などのアメリカン・ニューシネマに近い。と言うか、任侠映画がここで菅原文太でアメリカン・ニューシネマと接続してたのか、というのはちょっと面白い。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月28日
『現代やくざ 人斬り与太』:終戦の日に生まれ、父親知らずのチンピラの沖田(菅原文太)は、女と見れば犯して女郎屋に叩き売り、頭に来れば刃物を振り回して警察の厄介になるどクズで(^^;;、何度目かの刑務所暮らしの後、破門された元ヤクザの木崎(小池朝雄)と出会う。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月28日
『現代やくざ 人斬り与太』:ストリートの裏の裏まで知り尽くした木崎と組み、食い詰めた若いチンピラを率いて愚連隊を組んだ沖田たちは、2大組織に牛耳られたストリートに自分たちのシマを築こうと挑むが……というお話。もっとも、お望みのシマの確保は中盤で達成されちゃうんですが。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月28日
『現代やくざ 人斬り与太』:基本的に主人公はバカで(^^;;、それに従っている愚連隊連中は不良少年の集まり以上のものではない。一方、それとは別に、本職のヤクザによる大人たちのレイヤーが上にあって、暴れる主人公たちに手を焼くものの、所詮、覚悟もど汚なさも次元が違う風に描かれる。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月28日
『現代やくざ 人斬り与太』:その大人の代表が安藤昇で、どうにか主人公たちを救ってやろうとするのだけど、その辺の大人たちのグレート・ゲームがまったく理解できず、主人公たち愚連隊は破滅へとひた走ってゆく。枠組み的にはヤクザ映画だけど、無軌道な若者の青春映画みはあるよね。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月28日
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『血染の代紋』@国立映画アーカイブ(19/04/28(sun)鑑賞)
東映任侠映画DVDコレクション 88号 (血染の代紋) [分冊百科] (DVD付) (東映任侠映画傑作DVDコレクション)
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本日の映画1本目『血染の代紋』@国立映画アーカイブに劇場入りしました。1970年公開。深作欣二監督、梅宮辰夫&菅原文太主演。地上げを巡って幼馴染みのふたりのヤクザが対立するお話。60年代のギャング映画と任侠映画の流れがノワールな『仁義なき戦い』に収束してゆく過程の1作ですね。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 28, 2019
『血染の代紋』観終わりました。上部組織の指示で、気の進まない故郷のスラム街の地上げをやらされる弱小組織組長が菅原文太、そこに地上げ妨害のために対立組織から送り込まれた流れ者のチンピラが梅宮辰夫。あと鶴田浩二が鶴田浩二らしくらしく出てきて、鶴田浩二らしく死ぬという映画w #fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 28, 2019
『血染の代紋』:深作作品としては、「スラム街」「豚」「ヤクザ」のモチーフ的に『狼と豚と人間(1964)』と重なるものの、特に続編というわけではなく、クライム映画色の強かったあちらに対して、崩れつつある任侠映画の枠組みへの哀惜を漂わせつつ、実録抗争ものへの予兆が散りばめられてる。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 28, 2019
『血染の代紋』:「理不尽に堪え続けた涯に、ラストで短ドス抜いて殴り込み」という基本構造は任侠映画を継承してて、それも鶴田浩二と主人公コンビの2回もあるわけですが(^^;;、それで状況が改善するわけもない(つか勝負に決着ついて、やることなくなったから殴り込むわけだけども)。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 28, 2019
『血染の代紋』:この映画に限らず、60年代末期とか70年代初頭になると、任侠のロマンが現実に通用しないという冷めた認知は深まりつつ、他にすがるものもないので「殴り込み落ち」だけが残っているような作品が何本も作られ、やがて『仁義なき戦い』によって物語構造自体が変革する。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 28, 2019
『血染の代紋』:この辺の変化の流れを追ってゆくと、色々発見があって面白いよね……とか思いつつ、次の映画の上映開始を待つのです(^^) #fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 28, 2019
■監督フィルモグラフィ:深作欣二 (1930年~2003年)
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『ガンマー第3号 宇宙大作戦』@国立映画アーカイブ(19/04/26(fri)鑑賞)
本日の映画『ガンマー第3号 宇宙大作戦』@国立映画アーカイブに劇場入りしました。1968年公開。深作欣二監督の宇宙パニックモンスター映画。輸出用に俳優陣は外人で固めて、国内では吹替版を公開したとか。密林で配信してますけどね。それでもやっぱり、劇場で観たいじゃないですか(^^) #fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 26, 2019
『ガンマー第3号 宇宙大作戦』観終わりました。「どーせ、ぱちもんエイリアンみたいなやつだろー」とか舐めてたら、意外とがっつり『エイリアン2』で、ラストは宇宙ステーションを大気圏に投下して焼き尽くし、そこから宇宙服で脱出するという大スペクタクルでした。舐めててすんません。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 26, 2019
『ガンマー第3号 宇宙大作戦』:地球に接近する遊星フローラを爆破せんと送り込まれたランキン中佐率いる国連宇宙軍遊星爆破隊は、無事任務を成功させるも、出撃拠点の宇宙ステーション「ガンマー第3号」に遊星の異生物の破片を持ち帰ってしまう。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 26, 2019
『ガンマー第3号 宇宙大作戦』:ステーション内でエネルギーを吸収して成長と増殖を繰り返す異生物。爆破隊隊長のランキン中佐は、古い友人でもある基地司令エリオット少佐とともに、基地要員を指揮して異生物の封じ込みを試みるが……というお話。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 26, 2019
『ガンマー第3号 宇宙大作戦』:まず60年代の特撮とデザインセンスなんで、CG全盛の21世紀目線で観るとどうしてもしょぼく見えてしまうのはしょうがない。『2001年宇宙の旅』も1968年公開だって? あんな当時の水準でも突き抜けた化け物みたいな映画と一緒にするな!(^^;; #fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 26, 2019
『ガンマー第3号 宇宙大作戦』:まあB級SF映画としては、そこそこ良くできてると言っていいでしょう。宇宙が舞台なのに、あんまり無重力描写がない(船外活動シーンはあるけど)とか、ピコーンという謎の宇宙音がそこそこで聴こえるとかw、突っ込み所は満載だけど、まあそういう時代でしたし。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 26, 2019
『ガンマー第3号 宇宙大作戦』:ただ当時の基準から言ってもこの映画が新しかったであろう点は、敵である宇宙モンスターに対して、士官の主人公が「作戦」と「部隊指揮」で対抗してゆくんですよね。この辺は直接影響を及ぼしてるのかどうかは不明だけど、『エイリアン2』っぽい。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 26, 2019
『ガンマー第3号 宇宙大作戦』:割と早い段階で、モンスターが熱やエネルギーを主食に繁殖を繰り返していることが判明すると、即座にそれを利用して封鎖ブロックに誘導する作戦が立てられる。……まあこの辺の設定とかルールはちょっと緩くて怪しいとこもあるんですが(^^;; #fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 26, 2019
『ガンマー第3号 宇宙大作戦』:いや、目の前の人間を襲ったり襲わなかったりの条件がよく判らないんだよね(爆 あと「エネルギーが主食だ」つってんのに、「大気圏突入の熱でステーションごと焼き殺そう」とか、それで大気圏内で大増殖したらどうすんだ、とか、こうSF的にツッコミ所がががが。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月26日
『ガンマー第3号 宇宙大作戦』:ただまあ、その辺を苦笑して受け流せれば(^^;;、意外にテンポはいいし、B級モンスター映画のお約束はきっちり守るし、冷徹な主人公とヒューマニストの基地司令との対立と協力のブロマンス関係とか、枠組み(フレーム)がしっかりしてるから観やすいんですよね。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 26, 2019
『ガンマー第3号 宇宙大作戦』:モンスターの造形はさすがに現代から見ると怖さより微笑ましさが先立ってしまいそうだけど(^^;;、油断してると増殖して通路を埋め尽くして続々と迫ってきてビビらされるとか、ちょいちょいバカにできない絵面がぶっ込まれてくるんだよね。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月26日
『ガンマー第3号 宇宙大作戦』:クライマックスに大気圏に宇宙ステーション叩き落として、落下しながら爆発炎上のイメージは、後世のアニメやCGではよく観るけど、この時代の特撮でちゃんとそれを撮ろうとしたこと自体、びっくりですよ! まあ、絵面の質感とかは、時代相応でしたけれども。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月26日
『ガンマー第3号 宇宙大作戦』:この映画が撮られてから、いくつもの映像革命を経た21世紀の観客から観ると、古臭い描写や演出の未成熟などがあるにせよ、しかしそれらの映像革命に繋がるビジョンの原型や匂いのようなものが、そこここに感じられる映画ではありました。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月26日
『ガンマー第3号 宇宙大作戦』:ちなみにタランティーノが訪日して、深作欣二に初めて会う時に、この映画のLDを持って行ってサインしてもらったそうで。……いや、深作映画なら他にも色々あるだろうに、何でコレやねんとは、実際に観てもやはり思うけど(^^;; #fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 26, 2019
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『劇場版 響け!ユーフォニアム 誓いのフィナーレ』@新宿ピカデリー(19/04/21(sun)鑑賞)
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本日の映画『劇場版 響け!ユーフォニアム 誓いのフィナーレ』@新宿ピカデリーに劇場入りしました。高校の吹奏楽部を舞台にした青春群像劇アニメの最新劇場版にしてクライマックス(?)。片付いてない伏線がいくつかあるけど、そこに新入生も入ってきて、ちゃんと終わるかな……(^^;; #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月21日
『劇場版 響け!ユーフォニアム 誓いのフィナーレ』観終わって、いつものメンツによる感想会明け。今回も難物新入生たちを相手に、延々と続く人間関係のマイクロ・マネジメント地獄(爆 そして地雷部員の信管解除任務に勤しむヒロイン。つーか、去年は彼女も立派な地雷要員だったわけですが。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月21日
『劇場版 響け!ユーフォニアム 誓いのフィナーレ』:今回はメインの主人公たちが2年生に上がって、新入生を迎えて全国大会までを100分間に凝縮してお届け。なので演奏もドラマもメリハリ良く整理されてて、高圧縮で口当たりはいいけど、やはりTVシリーズでこってり観たくもあったかな。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月21日
『劇場版 響け!ユーフォニアム 誓いのフィナーレ』:それぞれにちょっと扱いしくじると即起爆する新入生を、上手いこと戦力化せよという決死のミッションに挑むヒロインに、毎度のことながらキリキリと胃が痛むw このシリーズ大好きだけど、こんな部活絶対にやだ(^^;; #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月21日
『劇場版 響け!ユーフォニアム 誓いのフィナーレ』:そうなー。最初っから調子良くて大丈夫そうな奴が、一番ヤバい爆弾抱えてたりするよなー。んで、本業忙しくて手が廻らなくて恋愛関係後廻しにすると、きっちり後でツケが廻ってくるんだよなーとか、観ててキリキリ胃に負荷が(爆 #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月21日
『劇場版 響け!ユーフォニアム 誓いのフィナーレ』:さて引いた目線で観ると、主人公たちが進級しての今回は、「2周目の世界」なんですよね。学園生活の歳時記に則って、前回経験したイベントを、ちょっと立ち位置をずらして、もう一度繰り返す。物語を強化する「再話」の手法ですね。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月22日
『劇場版 響け!ユーフォニアム 誓いのフィナーレ』:だから色々省略可能なので、1年生編がTV2クール、劇場総集編2本かけたのを、100分間で一気に駆け抜ける。その分、普通の映画と比べると凄まじい情報圧縮密度でしたが。でも、作品の根幹部分のネタは慎重に避けてたので、次があるなw #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月22日
『劇場版 響け!ユーフォニアム 誓いのフィナーレ』:そう言われてみれば、学園ものの長期シリーズって、それ自体、既にループ構造にあるんですよね。登場人物間の関係性は深化し、かつての自分たちを彷彿とさせられる新入生との関係を通じて自己客観化が行われて、内的イメージも深化する。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月22日
『劇場版 響け!ユーフォニアム 誓いのフィナーレ』:今回2年生編に突入することによって、この物語が「深化と成熟」を目指す物語であることがより明確化されたわけですけど、シリーズ根幹のネタの処理は避けられたし、それどころか新たな爆弾まで仕込まれてるので、絶対3年生編あるよな。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月22日
『劇場版 響け!ユーフォニアム 誓いのフィナーレ』:ちなみにドラマやその他の演奏パートが圧縮気味だった分、クライマックスの大会演奏は圧巻のクオリティと尺で、多少の不満もすべて吹き飛ばすパワー。是非、音響設備の充実した劇場で観てください。自分も立川に来たらまた観ようっと(^^) #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月22日
■監督フィルモグラフィ:石原立也 (1966年~)
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