『VETERAN ヴェテラン』@ヒューマントラストシネマ渋谷(20/07/09(thu)鑑賞)
VFW | Official Trailer | Voltage Pictures
本日の映画『VETERAN ヴェテラン』@ヒューマントラストシネマ渋谷に劇場入りしました。ベトナム退役軍人のお爺ちゃんたちが、ジャンキーのチンピラ軍団と死闘を繰り広げるお話。うーん、老ランボーがいっぱいいる感じ?<雑な認識(^^;; レイトショーで観る映画は、そのくらいで丁度いいのよ。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年7月9日
『VETERAN ヴェテラン』観終わりました。冒頭で「オピオイド」の単語ひとつ出しただけで、社会問題映画ヅラは無茶が過ぎる(爆 退役軍人の爺さん達が立て篭る酒場に、ジャンキー軍団が襲ってきて、DIY精神で武器作って一夜をしのぐ低予算アクション映画です。まあ低予算なりに楽しかったですが。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年7月9日
『VETERAN ヴェテラン』:その爺さん達が立て篭るのが、原題の「VFM」……海外派遣退役軍人会のバー。作中特に説明もなく、爺さん達がクダ巻いてるバーにしか見えなかったかったけど(^^;;、補助金とか出てるのかな。VFMの組織自体は、退役軍人の権利主張とか、政治的にも動いてるようですが。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年7月9日
『VETERAN ヴェテラン』:そのVFMのバーに、ジャンキー軍団から盗んだ麻薬を抱えて少女が転がり込み、それを追って殴り込んできたパンキッシュなチンピラ軍団と成り行きで殺し合いになり……後はまあ、言わんでも判るやろ、というお話(^^;; ジャンル映画の様式美って素晴らしい。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年7月9日
※上記、「VFM」は「VFW」の間違いでした(^^;;
『VETERAN ヴェテラン』:冒頭で一言だけ「オピオイド」の単語出したり、何か全米で暴動が頻発してる設定が今現在の米国を予見するかのよう(これも台詞で口にしてるだけだが)だったりするけど、別にこの映画で制作陣が社会に訴えかけたいものは1ミリも伝わらないので、まあそれはいいですw #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年7月9日
『VETERAN ヴェテラン』:とは言え、観ててバカに出来んなあと思ったのがキャラの立て方で、老兵のお爺ちゃんズひとりひとりに見せ場を用意してるし、「戦死」するキャラはちゃんとその場面を盛り上げて魅せる。そういう意味合いでは非常に観やすい映画です。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年7月9日
『VETERAN ヴェテラン』:とは言え、バトルは暗い所が多く(夜だしね!)、カットの繋ぎはガチャガチャしてるし、弾数の限られたショットガンと拳銃以外は、斧だの鉄釘刺した棍棒だの、エンジンカッターだのでの殺し合いなので、血みどろスプラッタなので、決して見易くも美しくもないス(^^;; #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年7月9日
『VETERAN ヴェテラン』:とは言え、この手の低予算映画は一点でも評価できる点があれば及第点だし、観にくる観客もそれを承知でやってくる変人どもだし、明らかにそういう人種が喜びそうなくすぐりも入れてくるし(^^;;、自分的にはウヒャウヒャと喜んでたんで、きっといい映画ですよ、多分。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年7月9日
■監督フィルモグラフィ:ジョー・ベゴス(?年~)
『勝手にしやがれ』@立川シネマシティ/CINEMA TWO(20/07/04(sat)鑑賞)
映画『勝手にしやがれ(A bout de souffle)』 original sound track 1959年
本日の映画1本目『勝手にしやがれ』@立川シネマシティ/CINEMA TWOに劇場入りしました。1960年公開。ゴダール映画ですってよ、奥様(^^;; いや、映画好きを公言しながら、いわゆるシネフィルが教養的に観てるべき映画をさっぱり観てない無教養な人間なので、これが初見。何事も勉強勉強っス。#fr20_n pic.twitter.com/ThSbO9dqxd
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年7月4日
『勝手にしやがれ』観終わりました。ゴダールの長編第一作でありフランス・ヌーヴェルバーグの代表作とされる作品。21世紀の現代から見ると、そんなに過激なことしている風にも見えないけど、それはこの映画で試みられた手法が一般化したからでもあるのね。でもやっぱり変な映画でもある(^^;; #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年7月4日
『勝手にしやがれ』:貸した金の回収と、以前口説いた留学生のアメリカ娘をもう一度口説いてローマに連れてゆくために南仏からパリに舞い戻ったミシェル。その過程で、車を盗み、追ってきた白バイ警官を射殺し、指名手配を受けるが、特に気にするでもなくパリの街をうろついている。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年7月9日
『勝手にしやがれ』:金がなくなれば昔の女の部屋に転がり込んで財布から札を抜き(^^;;、トイレですれ違った紳士をどつき倒して金を奪う。まったく罪悪感ゼロなので、その直後に平気で女を口説く(爆 こういう話なので、警察に追い廻されるのが主かと思えば、実際は米国娘との関係性のお話。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年7月9日
『勝手にしやがれ』:主人公は平気な顔してるとは言え、自分の捜査がどこまで進んでるのか知りたいのか、やたら新聞を気にしてたりするので、完全に社会性のないサイコパスというわけでもなさそうなのだけど、「どうにでもなれ」という一種の諦観(アパシー)ではあるらしい。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年7月9日
『勝手にしやがれ』:でもヒロインには執着する。それはどこまで本気なのかしら……というのが、ヒロインの最大の関心事で、それは主人公が指名手配中であることを知ったことでピークに達する。つーか、気にするとこそこなのか(^^;; この娘の社会性も大概ぶっ壊れてる気がw #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年7月9日
『勝手にしやがれ』:そんなわけで最大の見せ場は、女の部屋に上がり込んで、要約すると「なあ、やらせろよ」「うーん、どうしようかなあ」だけのパートで30分持たすシークエンス(爆 信じられないもの見せられたな(^^;; それでちゃんとお洒落に成立させてるのは、さすがフランス映画。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年7月9日
『勝手にしやがれ』:この映画、往時の東映なら梅宮辰夫で女たらしのチンピラものになったろうし、日活ならしゅっとしたイケメン連れてきて、小洒落た感じでまとめるかな。まあ、中平康の『狂った果実(1956)』が仏ヌーヴェルバーグに与えた影響とかもあるから、日活とは縁があるわけだけど。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年7月9日
『勝手にしやがれ』:映像表現的には、手持ちカメラで長廻しとか、アクションや会話の間のコマを抜いてショートカットとか、21世紀の現代では割と普通の表現とは言え、当時としてはかなりアバンギャルドな表現。むしろ、それをこれだけ多用してストーリーを破綻させない手腕に驚くべきか。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年7月9日
『勝手にしやがれ』:基本設定をジャンル映画的に素直に捉えれば、ラストは逃亡中の男と女が、FBIならぬ国家憲兵隊の一斉射撃で蜂の巣にされるべきなのだろうけれど、この映画はフランス映画だしゴダールだから、必ずしもそうはならない(^^;; そこの拗らせを味わう映画なのかしら。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年7月9日
『勝手にしやがれ』:そんなわけで、僕らの若い頃のシネフィル先輩たちは、こうしたゴダールなんかの映画を観て、拗らせた映画論の議論とかしていたのかと思うと感慨深い。いや、自分はそんな物騒なところには近付かないようにしてたから、そこで本当は何を議論してたか知りませんけどね(^^;; #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年7月9日
『勝手にしやがれ』:結論として、変な映画で面白かった、でいいんじゃないの。時代の文脈から良くも悪くも切り離されてフラットに映画を観れるのが、名画鑑賞のいい所なので、変に構えずに観てこそ、と思うのです。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年7月9日
■監督フィルモグラフィ:ジャン=リュック・ゴダール(1930年~)
- 発売日: 2019/06/07
- メディア: Blu-ray
女と男のいる舗道(特典:ゴダール初期短編集『男の子の名前はみんなパトリックっていうの』『シャルロットとジュール』『水の話』) Blu-ray
- 発売日: 2017/12/23
- メディア: Blu-ray
『竜馬を斬った男』@池袋新文芸坐(20/07/05(sun)鑑賞)
入場時コメント上げ損ないましたが、本日の映画2本目『竜馬を斬った男』@池袋新文芸坐を観終わりました。1987年公開。萩原健二主演で京都見廻組・佐々木只三郎の半生のお話。扱うのは清河八郎暗殺から鳥羽伏見での敗死まで。原作が早乙女貢だからか、会津人脈的な解釈になってます。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年7月5日
『竜馬を斬った男』:佐々木只三郎は元々、会津藩士の三男坊として生まれ、旗本に養子入りして、幕府講武所の剣術師範を務めたというから、バリバリのエリートです。そんな彼に汚れ仕事やらせるというのは、よくよく幕府が追い詰められてたのか、端から表で出世させる気なかったのか。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年7月5日
『竜馬を斬った男』:映画では触れられてませんでしたが、浪士組の上洛企画に幕府内根廻しでどっぷり肩まで浸かってたようだから、責任取らされたのか。まあ、現場で手を汚すプレイヤーが、治安機関トップに就任する違和感はあったのだけど、むしろ元々、上級官僚コースだった人なのね。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年7月5日
『竜馬を斬った男』:つーか、あれか。会津藩幹部クラスの実兄や怪しげな右派人士と組んで幕閣に喰い込もうとした挙句、清河八郎のコントロールにしくじったこともあって、江戸から遠ざけられて、京都で暗殺機関トップとしていいように使い廻されたという奴か。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年7月5日
『竜馬を斬った男』:ま、それはともかく、この映画では、身内には優しくて、子煩悩な男が、暗殺者としてメンタル歪ませてく、という展開になってます。もっとも、本作の佐々木只三郎、暗殺機関トップの自覚がないのか、単身でふらついて、ちょいちょい襲撃されたり(^^;; #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年7月5日
『竜馬を斬った男』:大体、管理職のはずなのに、現場に出すぎ(^^;; まあこの辺は、本当に現場で人斬ってたという話もあるので、当人が自分をどう定義付けてたのか、よく判らない。近代的なマネジメント論なんか成立する前の話でもあるので、中小企業の親父的な運営だったのか。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年7月5日
『竜馬を斬った男』:そんな感じで、佐々木只三郎という男は、高級官僚であり、政治的職業暗殺者であり、志士(政治活動家)でありという、かなりアイデンティティの分裂した男で、そこを深掘りするのも悪くはないのだけど、今回の映画は、暗殺稼業の中で人間性が磨耗してゆく日々に焦点をおく。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年7月5日
『竜馬を斬った男』:彼が殺した坂本龍馬と比して、ほとんど知名度のない佐々木只三郎をいち人間として捉え直す着眼点は悪くはない。オリジナルで会津時代からライバル視してるストーカー男を出し、龍馬-佐々木只三郎の関係性の対比にしているのは、ちょっと面白かったかな。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年7月5日
『竜馬を斬った男』:あと主人公の佐々木只三郎の萩原健一に対し、実兄の会津藩・手代木直右衛門に佐藤慶というキャスティングの妙に膝を打った。いや、顔つき似てるんだよね、この二人。本当に兄弟みたい(^^;; このキャスティング思いついた奴、天才だと思う。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年7月5日
『竜馬を斬った男』:佐々木只三郎の会津コネクションについて言及した幕末ものは他所ではないので、そこは面白かったけど、個人的には佐々木只三郎という男の特異性をもっと掘り下げて欲しかったかな。既存の幕末コンテンツとは、一線を画すという、この時点での役割は果たしたんだろうけど。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年7月5日
『竜馬を斬った男』:ちなみにこの映画では、戦場で被弾して孤立した所を例のストーカーに斬られて相討ちになり、江戸の奥さんを想いながら死ぬという落ちなんだけど、実際は腹を撃たれて後方に運ばれ、苦痛にのたうちまわりながら、会津藩の実兄に看取られ死ぬという終わり方だったそうで。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年7月5日
『竜馬を斬った男』:それも「あれだけ人殺しといて、痛いとか言ってんじゃねえよ」と突き放されるという、心暖まるエピソードが(爆 浪士組設立以来、一緒に行動してきたこの実兄をしてこの冷淡さとは、一体、普段からどういう関係性だったんだ、こいつら。そっちの方が面白そうだけどね。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年7月5日
■監督フィルモグラフィ:山下耕作(1930年~1998年)
『洲崎パラダイス 赤信号』@ラピュタ阿佐ヶ谷(20/07/05(sun)鑑賞)
本日の映画1本目『洲崎パラダイス 赤信号』@ラピュタ阿佐ヶ谷に劇場入りしました。1956年公開。遊郭の入口にある呑み屋に出入りする男女のドラマを描く映画。川島雄三監督の代表作ということもあって、名画座ではちょくちょく掛かるんだけど、意外と観れてなかったのでこの機会に。#fr20_n pic.twitter.com/KBSPbozIlm
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年7月5日
『洲崎パラダイス 赤信号』観終わりました。歓楽街の入口の橋のふもとで、年増の女将のいる呑み屋兼貸しボート屋があり、そこを通り過ぎてゆく男女のお話。橋を渡って歓楽街の中に入るわけではないのがキモで、梅雨時の川縁でしっとりと濡れつつ、欲望の周辺で揺れ動く人生を見る妙というか。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年7月5日
『洲崎パラダイス 赤信号』:ちょっと訳ありっぽい男(三橋達也)と女(新玉三千代)が、食い詰めて流れついた呑み屋で、女将に仕事の紹介を頼む。女は店を手伝い、男は女将の紹介で蕎麦屋の出前の仕事につく。しかし、女は常連客に取り入って店を去り、男は必死で女の行方を追うのだが…。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年7月5日
『洲崎パラダイス 赤信号』:とまあ、この男女の話をメインに、若い女と逃げた女将の旦那が戻ってくる話とか、客を取らされる前に新人の娘を足抜けさせようとする青年の話とかが群像劇のように重なり合って……まあその、結局、世の中成るようにしか成らん、という苦さを噛み締めるつーか(^^;; #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年7月5日
『洲崎パラダイス 赤信号』:時代設定的に売春防止法施行直前、ということもあって、現代から見ると時代劇っぽく見える部分もあるんだけど、やはり印象に残るのはメインの男女の関係性で、こうダメな感じで相互依存しちゃってて、一緒にいるとお互いダメになるの判ってて、関係が切れない(爆 #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年7月5日
『洲崎パラダイス 赤信号』:男の三橋達也なんか、彼女といるとガンガン自尊心削られてどんどん下手れてくのに、距離を於いた途端に元気を取り戻す。女の新珠三千代も、男を捨てて金持ちの旦那見つけたのに男の姿を探し出す。それで最後に目が合っただけで全部元の木阿弥という(^^;; #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年7月5日
『洲崎パラダイス 赤信号』:ちょっと個人的に思い当たる節があって、胃が痛い(爆 それはともかく、客観的に絶対に上手くいかないの見え見えで、本人たちも判ってんだけど、チューニングが完璧に合った相手と出逢ってしまうと、どうもならんと言うか。まあ、バットチューニングだが(爆 #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年7月5日
『洲崎パラダイス 赤信号』:こういう男女の機微は別に昭和でも令和でも変わらない(と思う(^^;;)ので、時代の変化を越えて、強く惹かれます。まあ、いきなり店に飛び込んできた一見の男女に、仕事紹介の骨折りを惜しまない女将のお人好し振りは、昭和的ではあるけど。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年7月5日
『洲崎パラダイス 赤信号』:ああ、でもアレは逆に、紹介する先に対するサービスだったりする側面もあるのか。求人広告費とか抜きに、女将に信用担保してもらって労働力確保するという。町場の中小零細企業は、案外そういう口利きで雇用を廻してたのかもしれない。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年7月5日
『洲崎パラダイス 赤信号』:あと、物語の舞台が江東区なので、女が乗り換える旦那が、神田のラジオ屋の店長。ラジオ屋って、そんなに儲かってたのか?(^^;; 作中にもラジオ街と呼ばれてた時代の神田秋葉原の賑わいが出てきます。量販店とか整備される前は、個人商店でも儲かってたのね。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年7月5日
『洲崎パラダイス 赤信号』:それと、女将を除く大人たちは大体ダメな人たちなんですが(^^;;、一服の清涼剤が、蕎麦屋のバイト娘の芦川いずみ。やはり美しい。そして優しい。ダメな人たちのダメな話なのに、そこだけ心が洗われる……。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年7月5日
『洲崎パラダイス 赤信号』:監督の川島雄三はこの後、『幕末太陽傳』も撮ってるし、群像劇を撮らせると抜群に上手い監督で、関係なさそうな複数のストーリーラインが、舞台となる呑み屋を起点に共鳴し合い、落とすべき所で落とす。それでしっとりと心に残る。まさに匠の映画でしたね。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年7月5日
■監督フィルモグラフィ:川島雄三(1918年~1963年)
『日本沈没(1973)』@Amazon Prime(20/06/20(sun)鑑賞)
Netflix | 日本沈没(1973)
https://www.netflix.com/title/81318386
『日本沈没(1973)』@Amazon Primeを観てます。こないだまで有料だったんですが無料になったので(^^;; 子供の頃にTV放映版を観て以来なんで、ちゃんとした形で観るのはこれが初めてかな。序盤の無音の深海表現がいいな~(^^) #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年6月21日
『日本沈没(1973)』:初動段階で官僚と学者で極秘にプロジェクト・チームが発足するのだけど、その発端が「鎌倉の老人」というのは、物語的な装置(マクガフィン)であって、逆にそういう存在がない日本政治の現実が危機に感度鈍いのは当然ちゃ当然なのか……。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年6月21日
『日本沈没(1973)』:引っ張るだけ引っ張って小林桂樹が「日本沈没」を口に出した直後に、関東を大震災が直撃!「前の震災では火でやられた。火さえ出さなければ」と老人が呟いた直後に津波で押し流されるシーンというのは、非常に予言的と言うか……。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年6月21日
『日本沈没(1973)』:ヘリで消火弾を投下しても文字通り焼け石に水で効果ない、とか、まあそうだよな的な描写もあり、政府も頑張ってるけど無力。この映画の政治家と官僚はかなり優秀で善性なんだけど、「それとこれとは別」という鬼のような展開に突き進む……。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年6月21日
『日本沈没(1973)』:田所博士(小林桂樹)がTVに出て、コメンテーターぶん殴ってる(^^;; 災害と科学報道の話も、ここでやってるんだよね。つくづく予見的と言うか、「日本人と災害」を丸ごと捉えようという意気込みが、50年近くの歳月を経て現代まで届くのか。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年6月21日
『日本沈没(1973)』:日本沈没が政治的にも確定し、それを前提に国家が動き出す。しかし、マクロ的に希望を見出す要素が一切ないまま、話が突き進むな(^^;; これも一種の「悲劇」なんだろうけど、エネルギッシュに約束された結末へ突進してゆく物語形態は独特ではある。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年6月21日
『日本沈没(1973)』:国土が引き裂かれ、日本列島がその形を崩し始める。日本海から脱出しようとする漁船団が津波に呑まれる……等、地獄絵図が粛々と続く。この辺、やっぱり音響のいい劇場で観たいよなー。<その言い草もどうか(^^;; #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年6月21日
『日本沈没(1973)』観終わりました。圧巻のラストだったわけだけど……。Amazonさんさあ、万感のラストシーンに、「次のお勧め」で『カリフォルニア・ダウン』の画像入れてくるの、やめてくれる?(爆 #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年6月21日
■監督フィルモグラフィ:森谷司郎(1931年~1984年)
『ランボー ラスト・ブラッド』@立川シネマシティ/CINEMA ONE(20/06/27(sat)鑑賞)
Netflix | ランボー 最後の戦場
https://www.netflix.com/title/70084769
本日の映画2本目『ランボー ラスト・ブラッド』@立川シネマシティ/CINEMA ONEに劇場入りしました。『ランボー』シリーズ最新作。せっかく前作ラストで実家に帰れたのに、結局、そこも戦場になるのか(^^;; まあ若い頃の数年間の経験で、とうとう晩年まで一生苦しむというのも、酷い話で。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年6月27日
『ランボー ラスト・ブラッド』観終わりました。シリーズを教養小説的な、「ジョン・ランボーの魂の成熟の物語」として見ると前作で完璧に終わってたのを、強制再起動した結果、「死霊誕生編」みたいになってしまった映画(爆 そのつもりで観れば面白かったけどね(^^;; #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年6月27日
『ランボー ラスト・ブラッド』:ミャンマーでの戦いの後、アラバマの実家に戻ったランボーは、家業の馬の調教業を継ぎ、災害時の捜索ボランティアなどを通じて地域に溶け込み、娘同然の少女ガブリエラと穏やかな暮らしをしていた。しかし、メキシコにいる実父を訪ねた彼女が現地で失踪する。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年6月28日
『ランボー ラスト・ブラッド』:ガブリエラの行方を追って現地入りしたランボーは、人身売買を手がける地元カルテルが彼女を拐ったことを突き止めるのだが……というお話。まあ、実家の地下に老人がひとりでトンネル網掘ってるのを「穏やかな暮らし」で片付けていいのか問題はあるが(^^;; #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年6月28日
『ランボー ラスト・ブラッド』:そのことが端的に示すように、この老人の精神の地下茎部分では問題は何も解決してはいないが、それが噴出する「傷口」さえなければ、このまま枯れて土に還って終わっていたはずなのね。大多数の人の人生とはそういうもので、そうやって人は人生を終えてゆく。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年6月28日
『ランボー ラスト・ブラッド』:しかし、『ランボー』の新たな物語を求める観客と、製作陣の意思が、老人の人生に強制再起動(リブート)を命じる。……いや、映画としての出来の是非とは別に、シリーズを長年観てきたファンとして、それが良かったのかどうかは、ちょっと判断に迷うよね。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年6月28日
『ランボー ラスト・ブラッド』:そこを棚に上げると(まずそもそも棚に上げていいのかすら、脇に措くとして(^^;;)、今回はチャールズ・ブロンソンの『狼よさらば』のような自警団(ヴィジランテ)ものとして、様式美的な完成度の映画にはなってます。その意味では面白いですけどね。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年6月28日
『ランボー ラスト・ブラッド』:悪役のメキシコのカルテルが場末の広島ヤクザみたいなスケール感で、それがビックタイトルにふさわしいかはともかく(^^;;、そのヤクザ屋さんの皆さんが、ランボー邸の地下迷宮に誘い込まれて、面白殺人トラップで次々に殺されてくのは楽しかったですけど。 #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年6月28日
『ランボー ラスト・ブラッド』:「ヤクザ滅すべし(ヤクザ・デストローイ)」は、自警団(ヴィジランテ)ものの面白さの根幹なので、そこはいいんですよ。そのつもりで観る分には。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年6月28日
『ランボー ラスト・ブラッド』:しかし、ヤクザどもの屍体が散らばるラストシーンに象徴される、主人公の荒涼たる心象風景に想いを重ねる時、結局、戦い続けた戦士の人生の結末がこれか、という暗澹たるならざる得ないわけです。結局、こうなるのか。この地獄から抜け出すことはできないのか。#fr20_
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年6月28日
『ランボー ラスト・ブラッド』:これももっと若い主人公なら、この後の長い人生の過程のどこか救いを得る日が来るかも、という一抹の希望が残るけど、老い先短い70過ぎの老戦士の黄昏の景色だからなあ。そう考えると、ワルをぶっ飛ばして、スカッとした!で終われないですよ。#fr20_
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年6月28日
『ランボー ラスト・ブラッド』:まあ、ヒーロー役を務めてきた役者の晩年の「男稼業の畳み方」問題というのはあって、老いて弱くなり、力で愛する者を守ることができなくなった「男」はどう在るべきか、という命題に、老いた名優たちはそれぞれのやり方で立ち向かってきました。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年6月28日
『ランボー ラスト・ブラッド』:老いてもなおヒーローたろうとし続ける者もいたし、かつてのイメージを守るために引退する者、弱さを受け入れどこにでもいる「ただの老人」となる者。スタローンの盟友シュワルツネッガーの近作は、老いと喪失を積極的に受け入れようとしている風にも見える。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年6月28日
『ランボー ラスト・ブラッド』:同じスタローンでも『クリード』では、妻を喪い、息子とも縁遠くなった老ロッキーが、主人公クリードとの出会いにより、孤独を癒し、人間性を回復させて、老境なりの精神の豊かさを取り戻してゆく。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年6月28日
『ランボー ラスト・ブラッド』:本作においても、物語冒頭において老ランボーの晩年も「そうなるはずだった」。その豊かな可能性を示されながら、その可能性が理不尽に摘み取られる怒りと悲しみと喪失感が、本作の方向性を自警団(ヴィジランテ)ものとして決定付ける。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年6月28日
『ランボー ラスト・ブラッド』:その時点で、『クリード』で示されたような教養小説的な成熟を、作り手は老ランボーに対して拒絶してるんです。穏やかに故郷で老いて死ぬ人生より、精神の地下茎に秘めた野獣の凶暴性を表出し、荒涼たる戦場に立ち尽くすのが、彼にふさわしい人生だ、と。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年6月28日
『ランボー ラスト・ブラッド』:これを、もう一度『ランボー』で映画を撮るため方便だけで選んだのか……とも思えないんですよね。このシリーズの基本姿勢として、スタローンは自分と同世代であるベトナム帰還兵の苦しみへの共感だけは大切にしてきていた。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年6月28日
『ランボー ラスト・ブラッド』:それを踏まえると、老ランボーが地域と家族に愛されて、穏やかに老いてゆく人生を、ぎりぎりの所で「ウソだ」と断じることこそが、ベトナム帰還兵の魂に報いる「真実」なのだと彼らは……特にスタローンが、判断したということなのでしょう。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年6月28日
『ランボー ラスト・ブラッド』:まあ、ベトナム帰還兵全部が、というより、「ランボーに象徴される、本当に魂の奥底まで戦争に壊されたしまった兵士」ならば、という意味なのだろうけど。何にせよ、哀しいお話ですよ。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年6月28日
『ランボー ラスト・ブラッド』:結局、シリーズとしては前作で終わってた方が、「美しかった」と思います。でも、「そんな美しさはウソだよな」というのが、本作を通した制作陣の結論で、それも判らんでもない。辛いねえ、人生って。自分にとっては、そんな映画でした。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年6月28日
■監督フィルモグラフィ:エイドリアン・グランバーグ(1975年~)
『ランボー 最後の戦場』@立川シネマシティ/CINEMA TWO(20/06/27(sat)鑑賞)
Netflix | ランボー 最後の戦場
https://www.netflix.com/title/70084769
本日の映画1本目『ランボー 最後の戦場』@立川シネマシティ/CINEMA TWOに劇場入りしました。2008年公開。新作の前に『ランボー』シリーズ第4作目の前作をおさらい。観たことある気がしても『午後ロー』の短縮版だったりするので、一度ちゃんと劇場で観ておきたかったので。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年6月27日
『ランボー 最後の戦場』観終わりました。かの『ランボー』に連なるとは言え、枠組みとしては東南アジアを舞台にした低予算戦争アクション映画そのまんまなんだけど、ミャンマー軍の民族浄化の虐殺シーンとか暴力描写の凄惨さがガチ過ぎて、スナック感覚の消費を許さない気迫を感じる映画。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年6月27日
『ランボー 最後の戦場』:メコン川流域、タイ領内で、オンボロのボートに乗って蛇やナマズを採って暮らすをランボーは、女性医師サラの熱意に負けて、民族浄化の続くミャンマー領内に医師団を送り込むのに手を貸す。しかし、医師団が入った村がミャンマー軍の襲撃に遭う。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年6月27日
『ランボー 最後の戦場』:村人は虐殺され、医師団は拘束されて消息を絶つ。医師団を送り込んだ米国の宗教団体は、救出のために傭兵部隊を雇い、ランボーに彼らを現地に送り届けるよう依頼する。女性医師の身を案じたランボーはその依頼を引き請けるが……というお話。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年6月27日
『ランボー 最後の戦場』:大ヒット・シリーズの20年振りの続編にして、満を持してスタローン自身がメガホンを取る第4作目。とは言え、所詮、田舎軍隊相手なので、出てくる兵器もせいぜいガンボートと機銃に迫撃砲くらい。しかし、それがいかに凄惨に人体を損壊するかを嫌と言うほど描く。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年6月27日
『ランボー 最後の戦場』:50口径の機銃で銃撃を受ければ胴体は真っ二つだし、頭部に当たれば粉砕されるし、至近距離に迫撃砲弾が着弾すれば人体はボロボロにされて吹っ飛ぶ。まあ、対人地雷(ブロードソードマイン)1発で、あんな燃料気化爆弾みたいな爆風起きるか、とは思ったけど(^^;; #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年6月27日
『ランボー 最後の戦場』:それが主人公と軍隊の戦いだけでなく、非武装の村人へも容赦なく向けられ、戦争というより民族浄化の現実として描かれる。段取り的には、ラストで悪が討たれる時に解消されるストレスをここで溜めている部分なのだけど、それにしても度が過ぎている。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年6月27日
『ランボー 最後の戦場』:その執拗な描写には、前作からの表現技術の進歩以上に、作り手の「怒り」すら滲む。いや、第1作の『ランボー』だって、アクション映画であると同時に、社会から見捨てられたベトナム帰還兵の悲痛な叫びの映画ではあったわけだけど。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年6月27日
『ランボー 最後の戦場』:今回、スタローン自身が監督なだけに、原点回帰というか、ジャンル映画の枠組みは大事にしつつ、ジャーナリスティックな社会性と、長年付き合ってきた「ジョン・ランボー」という存在への文学的な掘り下げまで。簡単には「消費」させないぞ、という意志を感じる。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年6月27日
『ランボー 最後の戦場』:あと今回、ランボーはひとりで暴れてるわけじゃないんだよね。同行する傭兵部隊にカレン族部隊まで最後には合流しての乱戦となる。ヒーロー映画としては焦点がぼやけるが、長年ひとりで戦ってきたランボーが、他者と肩を並べて戦うようになる映画だったとも言える。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年6月27日
『ランボー 最後の戦場』:率直に言うと、本作が社会現象を起こしてきたようなシリーズの他作品ほどにヒットしなかったのは、こういうスナック感覚での「消費」を許さないような生真面目さもあるように思う。でも長年戦い続けてきた戦士が実家に帰るまでの映画としては悪くはないか。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年6月27日
『ランボー 最後の戦場』:……てなことを言っときながら、実家に帰ってからも戦う羽目になる最新作をこの後観るんですけどね(^^;; でも奇妙に心に残る部分のある映画です。カレン族の反ミャンマー闘争のプロパガンダに長く使われたというのも、作品自体の力もあったのかもしれませんね。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年6月27日
■監督フィルモグラフィ:シルベスター・スタローン(1946年~)
Netflix | エクスペンダブルズ
https://www.netflix.com/title/70117698