『ウルフズ・コール』@新宿バルト9(20/10/01(thu)鑑賞)
これがフランス発の、潜水艦映画だ!!『ウルフズ・コール』9.25(金)公開【予告編】
本日の映画『ウルフズ・コール』@新宿バルト9に劇場入りしました。フランス海軍の潜水艦が、シリア沖で第三次世界大戦に直結しかねない危機と対峙する、というお話。フランス映画で潜水艦もの? 言われてみれば、ありそうでなかったな(^^;; #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年10月1日
『ウルフズ・コール』観終わりました。フランスは戦略核弾道弾搭載の戦略原潜保有国であり、ロシアが喧嘩売ってくるなら単独でも買うぞ、おらぁ!……という気概が仇になる映画(爆 戦闘シーンは緊張感があって良かったけど、近未来舞台なので、どこまで現実に即してるかは微妙かも(^^;; #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年10月1日
『ウルフズ・コール』:テクニカルタームが短く乱れ飛ぶ個別の戦闘シーンは緊張感があって好印象なのだけど、全体にプロットが迷走気味で、序盤の「謎の潜水艦」との攻防を軸にした方が良かった気もする。まあ予測がつかないので、その分、先の展開が読めないスリルはあったけど。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年10月1日
『ウルフズ・コール』:序盤のロシアやイランの艦艇がウヨウヨいるシリア沖で、潜入した特殊部隊員を回収すべく、危険な海岸近くに接近する仏海軍通常動力型潜水艦とか、「海から見たシリア紛争」という視座はなかったので、そこは面白かったですけどね。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年10月1日
『ウルフズ・コール』:ただ、そこで接近する対潜ヘリを艦長が艦外に出てRPGで撃墜しようとするとか(爆、ここぞという所で個人の「蛮勇」で押し切ろうとするのは、何なんだろうなあ、とか思わんでもなかったけど(^^;; #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年10月1日
『ウルフズ・コール』:あと気になったのが、「米軍情報」がたまに入ってくる以外、NATO加盟の他国海軍が影も形もなく、ロシアやISと仏国一国で対峙しているかのような描き方で(^^;;、この辺、フランス人の安全保障感がどこまで反映しているのか。欧州安全保障体制の現実とズレがあるような。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年10月1日
『ウルフズ・コール』:まあ見慣れた英米海軍や海自の潜水艦ものとはちょっと違ったカルチャーの潜水艦映画を観れたことは、非常に楽しかったです。あとは中国映画も、そろそろ潜水艦映画に手を出す頃合いじゃないかと、楽しみにしてるんですけどね(^^) #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年10月1日
『僕の名はパリエルム・ペルマール 』@新宿ピカデリー(20/09/28(mon)鑑賞)
Pariyerum Perumal Trailer | Kathir, Anandhi | Santhosh Narayanan | Pa Ranjith | Mari Selvaraj
imwjapan.com監督:マーリ・セルヴァラージ
主演:カディル/アーナンディ/ヨーギ・バーブ
2018年/インド/タミル語/153分
原題:Pariyerum Perumal
本日の映画『僕の名はパリエルム・ペルマール 』@新宿ピカデリーに劇場入りしました。IMW2020の3本目。被差別階層の青年の恋と成長を描く青春映画だそうですが、さて。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月28日
『僕の名はパリエルム・ペルマール 』観終わりました。ヒロイン目線だとよくあるインドのロマンス映画なんだけど、被差別部落出身の主人公目線だと不条理な暴力が偏在する殺るか殺られるかのギリギリの生存空間という(--;; まあ、BLMと通づる「生きさせろ」がテーマというか。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月28日
『僕の名はパリエルム・ペルマール 』:いや、何つーか、視界に相手が入るなり、差別問題が貧困だのイジメだのすっ飛ばして、いきなり「殺そう」「殺すしかない」に直結する辺り、むしろ差別する側に余裕が無さすぎてどうなってんの、と戦慄せざる得ない。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月28日
『僕の名はパリエルム・ペルマール 』:そっちの病理を解き明かして、政治レベルで手を打ってかないと、いつまでもこのまんまだと思うんだけど、インドも今の政権は右派民族主義でご多聞に漏れず、分断強化型なんだよな……。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月28日
『僕の名はパリエルム・ペルマール 』:一応、青春映画の枠組みでありながら、冒頭の主人公の飼っていた犬が近隣の差別主義の村人によって惨殺されるシーンから始まって、ちょいちょい本筋と関係ない暴力シーンが平和な日常描写の隙間隙間に映り込む。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月28日
『僕の名はパリエルム・ペルマール 』:主人公とヒロインが愛を語らうシーンの背後の遠景に、主人公を狙う殺し屋(被差別階層民を殺すのは善行だと主張するシリアルキラーのジジイ(爆)がずーっと入り込んでるシーンなんか、今そこにある暴力をマスキングしてんじゃねえよという主張かしら。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月28日
『僕の名はパリエルム・ペルマール 』:「被差別階層出身である」というだけで、こんなにも危険で息苦しい世界に生きることになること。しかしそれ以上に、そうした息苦しさや暴力性が階層が違えると、マスキングされてまったく見えてこなくなることの方が恐ろしい。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月28日
『僕の名はパリエルム・ペルマール 』:これをカースト制度なんかのある遠い異国の映画として観てしまうのも、一種のマスキング行為なのかもしれない。今いる視座から、ほんのちょっとの想像力と思いやりで、過酷な状況で戦っている人々の存在に気づくことができるかもしれない。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月28日
『僕の名はパリエルム・ペルマール 』:(ヒロインは最後まで何が起きていたのか知らぬまま)過酷な死闘の涯(はて)に、それでも明日は今日と違う日がくることを信じるラストは、青春映画というにはビターな物語に爽やかな後味を残す映画でした。でもこれもインド映画だからこその映画でしたね。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月28日
『無職の大卒』@新宿ピカデリー(20/09/26(sat)鑑賞)
Velaiilla Pattadhari - Trailer
imwjapan.com監督:ヴェールラージ
主演:ダヌーシュ/サムティラカニ/アマラー・ポール/サラーニャ・ポンヴァンナン/ヴィヴェーク
2014年/インド/タミル語/133分
原題:Velaiilla Pattadhari
本日の映画2本目『無職の大卒』@新宿ピカデリーに劇場入りしました。平日はなかなかスケジュールが合わず、どれだけ観に来れるか判りませんが、インディアンムービーウィーク2020(IMW2020)の1本目。土木工学部卒でなかなか就職が決まらない青年のお話だそうですが、さて。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月26日
『無職の大卒』観終わりました。大卒無職実家暮らし4年目の青年の肩身の狭いモラトリアム日記みたいな話が、後半地方公共事業の闇を撃つ『サラリーマン金太郎』みたいな話になって、挙句にシャツ脱いで筋肉剥き出しで悪党どもをちぎっては投げするお話(爆 いや、ウソは言ってない(^^;; #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月26日
『無職の大卒』:大学の土木工学科を卒業したものの、建設業界に拘った就職活動は見事に失敗。4年経っても仕事は見つからず、父親からは役立たず呼ばわりで、先に就職した弟との差は開く一方のラグヴァラン。母親は理解を示すものの、日々、自信を失ってゆく。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月26日
『無職の大卒』:そんなある日、隣家に裕福な一家が引っ越してきて、そのひとり娘シャーリニは女優並みの美人で、高級取りの仕事をしているという。微妙に劣等感を刺激されながらもひと目、顔を拝めないかと画策する内に、酔った帰りに彼女の車に轢かれるラグヴァランw #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月26日
『無職の大卒』:ひょんなきっかけで彼女と仲良くなって、無味乾燥な就職浪人生活にも彩りは出たものの、依然、出口の見えない就職活動にもがくラグヴァランの明日はどっちだ……というお話。いや、前半はね(^^;; でもこのあらすじで想起される青春モラトリアム話はきっちりやり切るのです。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月26日
『無職の大卒』:この青春モラトリアム話を映画中盤のお母さんの死と、それを遺された家族で乗り越えるとこまでやって、まあ邦画ならそこで美しく終わるんだけど、この映画がインド映画なのを忘れてはいけない(^^;; お母さんの死を乗り越えた主人公は、ヒゲを剃って覚醒する。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月26日
『無職の大卒』:結局、死んだお母さんが取り持つ奇妙な縁によって、新興開発ディベロッパーに就職する主人公。その仕事にも慣れた頃、彼は社内で大抜擢されて、貧民街の再開発プロジェクトの入札を任される。さあ、そこから先は『サラリーマン金太郎』だ!(爆 #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月26日
『無職の大卒』:……いや、何言ってんだかよく判んないですよね(^^;; リリカルな青春ドラマとしてちゃんと仕上がってるお話の後ろに、熱血痛快ディベロッパー活劇を直接連結したりしませんもんね、邦画とかハリウッドは。でも、この映画はインド映画なので!もう、そういうものなので!#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月26日
『無職の大卒』:皆々様のご納得もいただけたと判断して(どうだろう(^^;;)、話を先に進めると、誠実な見積もりと工期案でプロジェクトを受注した主人公の会社に対して、地元大企業御曹司率いるライバル会社が、次々と卑劣な妨害工作を仕掛けてくる。それを次々に打ち破る主人公! #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月26日
『無職の大卒』:しっかし、幹事会社の目を盗んで、施工会社に渡す設計図をすり換えて躯体工事進むまで気づかれなかったって、マジか(^^;; 「工区が広いので判らなかった」とか、インドの建設業界の状況知らないので、どこまでネタとして盛ってるのか判らん!(爆 #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月26日
『無職の大卒』:主人公は、無職大卒実家暮らしの地獄の日々に比べれば、こんなのどうってことねえぜ、とへこたれない<そういうものか?(^^;; 追い詰められた御曹司は、遂に地元の施工業者を丸ごと抱え込んで、現場に作業員を行かせないようにする。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月26日
『無職の大卒』:現場作業員は協力を申し出てくれた地元スラム住民のお陰でなんとかなったとして、現場監督や技術者をどうするか……。そこでSNSを通じて窮状を訴えると、無聊をかこつ無職大卒軍団が全国から続々と……というね(^^;; それも無職大卒を称えるカッコいい主題歌バックに(爆 #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月26日
『無職の大卒』:ちょっと真面目な話をすると、コネ入社が横行する前近代的な就職状況のおかげもあって、理系の大卒人材を活かしきれていないというインドの労働状況があって、そこに寄り添って、自信喪失している無職大卒層を勇気づけようというのが、この映画の基本テーマです。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月26日
『無職の大卒』:そのために、まず終わりの見えない就職活動の日々で自尊心がぺしゃんこになってる無職大卒層の現実描写とその心理状況の肯定から始めて、そこから再び社会と向き合える心理状況へ導く前半。後半は、その無職大卒層が具体的に社会の役に立つ姿を(物語内で)証明する。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月26日
『無職の大卒』:君たち無職大卒の可能性は無限大なのだ!……と、言いたいがための、ラストのシャツ脱いで筋肉剥き出しバトルなのかな(^^;; まあ、ああいう無双なチートキャラ、インド映画好きだもんね。という理屈は判るんだ。判るんだが、1本の映画でこんなドラスティックな構成するのか。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月26日
『無職の大卒』:前半と後半を分ける大きな違いとして、前半が主人公の内話(モノローグ)主体で語られるのに対して、後半ではそれがぱったりと無くなるのね。脇のキャラのモノローグはあるのに。これは主人公と観客の視線の向かう先を、内向から外向(社会)へと切り替えさせる意図があるのか。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月26日
『無職の大卒』:それは、ターゲットである若い無職大卒層に対して、ただ「頑張れ」と勇気づけるだけでなく、彼ら彼女らにその屈辱を強いる社会と対峙し、自ら才能と能力を証明して居場所を勝ち取るしかないと啓蒙する語り口と繋がっているのでしょう。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月26日
『無職の大卒』:そりゃまあ「甘口カレーと辛口カレー、一度に食べたら2倍美味しいやんけ」的な発想に日本人として違和感覚えますけど(^^;; でも邦画が氷河期世代に対してそこまでしてやれたか、というと、寄り添うとこまではやっても、社会との対峙までの視座を示せた作品はなかったような。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月26日
『無職の大卒』:氷河期以降の邦画は、予算がないこともあって、内面世界を繊細に描くことはあっても、社会と現実的(アクチュアル)に対峙することに及び腰で、内的世界の自尊心の確立と外的世界(社会)との闘争が地続きに繋がってるという視座はついぞ得られずにきてしまったと思うのです。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月26日
『無職の大卒』:それをインド映画は普通にやってのけるんだよね<本当に普通か?(^^;; そういう意味でも、衝撃的な映画ではあって、映画というメディアの果たす役割や機能について、私たち日本人の知るそれとは違う在り様があると学ぶことは、非常に勉強になりますよね。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月26日
『無職の大卒』:まあ、美味しいとこ全部盛りのいつものインド映画として、リリカルな青春映画とチートヒーローものを合わせ盛りしただけとも言えなくもないけど。よし、邦画も浜田美波主演で少女マンガ原作とVシネ・バイオレンスを合わせ盛りしよう。…あ、それなら『スケバン刑(爆 #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月26日
『ヒットマン エージェント:ジュン』@シネマート新宿(20/09/26(sat)鑑賞)
本日の映画1本目『ヒットマン エージェント:ジュン』@シネマート新宿に劇場入りしました。売れないマンガ家が「過去の経験」を活かしてw殺し屋マンガを描いたら大ヒット。それを機密漏洩と怒る古巣機関と宿敵テロリストに狙われて……というお話。ボンクラな設定でいいなあ(^^;; #fr20_n pic.twitter.com/frJPEoWW2a
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月26日
『ヒットマン エージェント:ジュン』 観終わりました。パパは売れない漫画家で、実は秘密工作員……というどベタなコメディねたをきっちり手堅く積み上げて楽しめる映画。ギャグだけで振り切っても成立するだろうけど、ちゃんと身体を動かしてアクションもしてます。主役おじさんなのに(^^;; #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月26日
『ヒットマン エージェント:ジュン』:韓国国家情報院最強の暗殺者ジュンが、作戦中に荒れた夜の海に消えて15年…彼は、美術教師の妻の収入と隠れてやってる工事現場のバイトでしのぐ、売れない漫画家となっていた(爆 作品の掲載日にはSNSでエゴサして、酷評に落ち込む毎日(^^;; #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月26日
『ヒットマン エージェント:ジュン』:挙句に連載打切りを喰らって落ち込んでいると、ミュージシャン志望の中学生の娘から「自分のことを素直に作品にすれば」と言われ、半ばヤケで暗殺者時代の話をアクション漫画にしてはみたものの、流石にこんなもの公開できないと入稿を躊躇う……。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月26日
『ヒットマン エージェント:ジュン』:のだが、酔った妻が勝手に編集部に送信してしまい(^^;;、これがまさかの大ヒット。家計が好転すると同時に、国家情報院の補足するところとなり(当たり前だ)、ついでにかつて宿敵だったテロリストにも発見され、主人公の周辺は騒がしくなる…というお話。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月26日
『ヒットマン エージェント:ジュン』:漫画家…と言っても、今時の韓国のお話なので、作品発表の場はウェブトゥーン(WEBコミック)です。でも酷評でも、作品公開直後にあんなに感想つくんだから、いいじゃんねえ(^^;; 読者がみんな罵倒しようと待ち構えてるんだから、認知度はあったんですよ。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月26日
『ヒットマン エージェント:ジュン』:作中でちらと出たタイトルから察するに、元々、児童向けギャグ漫画を描いていたようなのだけど、心機一転(でもない。勢いで描いてから後悔してる(^^;;)、バイオレンス・アクション作品描いていきなりヒットというのも、韓国マンガ界はよく判らないw #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月26日
『ヒットマン エージェント:ジュン』:アシスタントもなしに描きあげた作品を、編集からダメ出しもなしに著者に事後報告で公開しちゃうとか、同人作品をpixivに上げてるのとあんまり変わらない……(^^;; この辺、映画として雑にやってるのか、韓国ウェブトゥーンの業界は本当にこうなのか。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月26日
『ヒットマン エージェント:ジュン』:まあ、この辺は最強暗殺者が、家庭で妻子にもバカにされる冴えないパパになって、それが正体を明して妻子の尊敬を取り戻す、というど定番な展開の溜めの部分です。むしろ序盤で、組織にスカウトされる子供時代からきっちり描く丁寧さに注目すべきか。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月26日
『ヒットマン エージェント:ジュン』:元々、定番で記号的なジャンル映画なんですから、その辺、もっと短くしても成立すると思うんですが、最近の韓国映画はそこのキャラの動機部分を丁寧にやるよね。冗長になる場合もあるんで、一概に良し悪しは言えませんが、今回は悪くはなかったかな。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月26日
『ヒットマン エージェント:ジュン』:そこから先の展開は、説明の必要がないくらい非常に定石(セオリー)通りに展開します(^^;; ただ、外見は冴えない中年男に成り果てた主人公(クォ・サンウ)が、キレキレの格闘アクションを繰り広げるのが、凡百の類似プロット作品と一味違うところ。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月26日
『ヒットマン エージェント:ジュン』:ヨーロッパコープ作品ばりに、アクションシーンで細かくカット割ってる所も多いのでスタントも多用してるんでしょうが、本人が動かないとどうしようもないシーンもあるので、おじさん頑張ったね、とそこはそっと涙を拭う場面ですw #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月26日
『ヒットマン エージェント:ジュン』:基本的にコメディ調のお話ではあるし、キャラも類型的ではあるんですが、人死にがさらっと多く、作中で数十人単位で人死んでるんじゃないかな(^^;; それでギャグが湿っぽくなるわけでもなく、ほっこりファミリーねたに陰が差すわけでもない。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月26日
『ヒットマン エージェント:ジュン』:その辺りの間合いの取り方、バランスの取り方は興味深いですね。まあ、1960年代の邦画アクションも、人死に大勢出しながら平気でハッピーエンドで落としてた作品も多いので、気にせずやっちゃえばいいだけの話かもしれませんが。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月26日
『ヒットマン エージェント:ジュン』:主人公の先輩殺し屋と主人公を尊敬している後輩殺し屋とか、自己保身丸出しで怒鳴り散らす上司とか、まあ類型的と言えば類型的なんですが、それらを出し惜しみなくやり切ってるので非常に楽しい映画です。続編も撮れそうなオチだったけど、どうかな(^^;; #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月26日
『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』@丸の内ピカデリー(20/09/20(sun)鑑賞)
『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』本予告第2弾 2020年9月18日(金)公開
Netflix | ヴァイオレット・エヴァーガーデン
https://www.netflix.com/title/80182123
Netflix | ヴァイオレット・エヴァーガーデン スペシャル
https://www.netflix.com/title/81010662
Netflix | ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 ー永遠と自動手記人形ー
https://www.netflix.com/title/81208936
TVアニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』オリジナルサウンドトラック VIOLET EVERGARDEN:Automemories
- アーティスト: Evan Call,TRUE
- 出版社/メーカー: ランティス
- 発売日: 2018/03/28
- メディア: CD
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TVアニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」ボーカルアルバム (特典なし)
- アーティスト: TRUE,茅原実里,結城アイラ
- 出版社/メーカー: ランティス
- 発売日: 2018/03/28
- メディア: CD
- この商品を含むブログを見る
本日の映画1本目『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』@丸の内ピカデリーに劇場入りしました。同名TVアニメの劇場完結編。吉田玲子脚本ということもあるが、戦災復興の時代のお話と惨禍から立ち直ろうとしている京アニの現在と重なり、非常に期待が高まりますね。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月20日
『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』観終わりました。……いや、劇場入りした時、コメント上げ損なったんで(^^;; それはともかく、観終わって改めて思ったけど、このシリーズ、未亡人ネタだったんだな、と(爆 1960年代の邦画で吉永小百合主演でも成立したかなあ、とか(^^;; #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月20日
『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』:ネタバレもあるので、若干ボカして書きますが、戦争終わっても帰ってこない旦那を想いながら、手に職身につけて生きてく女性のお話なんて古今東西星の数ほどあるんですが、それを現実とこういう距離感で描くというのが、現代の日本なのかな。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月20日
『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』:根幹にあるのは、非常に古典的なメロドラマの構造で、日本人なら日本の戦後の混乱期を舞台にするのもアリな気もするけど、現実とちょっとズラした西洋風の社会と歴史を舞台にすることで、ファンタジーとして呑み込み易くしている。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月20日
『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』:別に作品批判ではなくて、作品を届けたい客層、届けたいメッセージによって、現実との距離感やリアリティラインを調節するのは作家側が取るべき当然の戦略なのだけど、ここで戦後日本ではなくファンタジーでやる意味とか考えてくと面白いよね。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月20日
『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』:いや、でもこの作品では、街の中心に東京タワー風の電波塔の建設が進み、復興と社会の変化の象徴として描いています。戦災復興の設定背景を考えると、アレは間違いなくエッフェル塔ではなく東京タワーをモチーフにしているわけですよ(^^;; #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月20日
『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』:一度ファンタジーのフィルターを通しながら、古今東西のイメージを自在にテクスチャーとして組み合わせて世界観を構築している。まあキャラデザも含めて『三丁目の夕陽』じゃなくて、洋画風の空気感をやりたかったのかな。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月20日
『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』:洋画と言えば、終盤は戦争で大人の男性は誰も帰ってこなかったという寂れた孤島が舞台となるのですが、その荒涼とした海岸線や荒地の風景など、ヨーロッパ映画の趣きがありました。つか、そんなもんアニメで再現できるの京アニだけだろ(^^;; #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月20日
『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』:骨格部分は古典的なメロドラマで、それだけに強度も高いんですが、それで映画が成立するわけではなく、ここまでのシリーズを通じてエピソードを有機的に重ね合わせてヒロインの成熟へと繋げてゆくのは見事な脚本・演出の仕事です。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月20日
■監督フィルモグラフィ:石立太一(1979年~)
『黒の試走車<テストカー>』@池袋新文芸坐(20/09/06(sun)鑑賞)
本日の映画1本目『黒の試走車<テストカー>』@池袋新文芸坐に劇場入りしました。1962年公開。田宮二郎主演、増村保造監督。大映のビジネス・スリラー『黒の』シリーズの第1作目。この第1作目だけ観れてなかったんで、気になってたんですよね(^^) #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月6日
『黒の試走車<テストカー>』観終わりました。タイガー自動車の新型スポーツカー発売を巡るライバル企業との熾烈な情報戦!敵は関東軍特務機関上がりの役員!発売直後の新車を使って、列車事故も起こすぞ(爆 旧軍の謀略体質を日本企業は継承してるのでは……という見立てのお話ですな。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月6日
『黒の試走車<テストカー>』:タイトルがこういうタイトルなんで、テストカーを巡るお話かと思うと、そうでもなく(^^;;、冒頭で事故ったテストカーの話はきっかけに過ぎず、新型車の車種の情報漏洩から、相手企業の新型車情報の奪取と、目まぐるしくミッションが入れ替わる。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月6日
『黒の試走車<テストカー>』:主人公の田宮二郎は、そうした情報戦に対処する企画1課に所属し、切れ者の若手役員の下、攻防を繰り広げる。なのだけど、恋人にハニートラップさせて、さすがのクズっぷりに自分でもドン引いたのか、後半、田宮二郎はちょっと後背に引いてゆきます。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月6日
『黒の試走車<テストカー>』:この映画の終盤のクライマックスは、企画1課長の高松英郎が、同期で社長の娘婿の船越英二の内通をサシで激詰めして例の元関東軍役員を失脚させる証拠を掴むシークエンスで、この辺だけ観てると主役は高松英郎の方だよね(^^;; #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月6日
『黒の試走車<テストカー>』:話の締めは、諸々憑きものの取れた田宮二郎が、冷ややかな総括をして終わるので主人公扱いでもいいんだけど、ちょっと不思議な構成になってます。原作では、あくまで田宮二郎の役が中心でお話が展開するようですが。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月6日
『黒の試走車<テストカー>』:この落ちに持ち込むには、社内内通者をエグい問い詰めで自殺に追い込んだ当人に、ラストで「戦いは虚しい……」とか言い出されても説得力に欠ける、というのもあったのかな。でも中盤までの田宮二郎もなかなかのクズっぷりなんですけどねえ。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月6日
『黒の試走車<テストカー>』:作戦が成功しようが失敗しようが、新車の販売計画はガンガン前へ前へと進むので、企画1課もポジティブに前へ進む。つか、前の作戦で利用したり使い捨てた協力者の事を一切振り返らないのは、チームとしてもポジティブに過ぎる(^^;; #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月6日
『黒の試走車<テストカー>』:この後の一連の『黒の』シリーズは、田宮二郎主演だったり、宇津井健主演だったりするのだけど、作中の緊張感と展開のスピード感では一番で、ビジネス・エスピオナージュとしてのシリーズ・コンセプトをもっとも強く打ち出した作品でした。機会があれば、是非。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月6日
■監督フィルモグラフィ:増村保造(1924年~1986年)
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『世宗大王 星を追う者たち』@シネマート新宿(20/09/05(sat)鑑賞)
本日の映画2本目『世宗大王 星を追う者たち』@シネマート新宿に劇場入りしました。名君とされる世宗大王と被差別階層出身の科学者の身分を越えた友情と、それを恐れた臣下たちの策謀の涯(はて)に……というお話だそうですが、さて。#fr20_n pic.twitter.com/8hoDjjKlpO
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月5日
『世宗大王 星を追う者たち』観終わりました。王様と卑賤上がりの技官との、身分の違いを越えた友情のお話……なのはウソではないのだけど、背景にあるのは、明からの人文科学での独立を試みる世宗大王と抵抗する下臣たちの軋轢を巡る文化ナショナリズムの話やんけ、という(^^;; #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月5日
『世宗大王 星を追う者たち』:ハングルの開祖とされるこの世宗大王と仲良くなる主人公のチョン・ヨンシルは、技術者でもあり天文学者でもある。日本で言えば、平賀源内と伊能忠敬を合わせたような人物で、それだけ聞くと「へー、そうなんだ」で済むんだけど……。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月5日
『世宗大王 星を追う者たち』:明代の東アジアで、独自の暦と文字を創りますって話は、華夷秩序からの逸脱に直結するんで、武装蜂起の準備段階くらいのインパクトを持って大陸本土からは睨まれます。それが判ってるので、下臣団は王に翻意を迫る。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月5日
『世宗大王 星を追う者たち』:つか、建前上、絶対王政の国で、公然と王様の命令を無視する下臣団はどうなってるのか。いや、何処の国であっても官僚機構は、その時々の「権力の源泉」を見て仕事をするのであって、法秩序も職業規範もナショナリズムでさえ、後付けの概念でしかないのです。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月5日
『世宗大王 星を追う者たち』:だから、本作での下臣団は目の前の王様ではなく、北京の皇帝を「真の王」と見て仕事をしている。この辺はまあ、我が国の官僚が民主党政権時代(あるいは今でも?)どこ見て仕事をしていたか、という話にも通づるわけですが。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月5日
『世宗大王 星を追う者たち』:なので、物語後半では、この面従腹背を決め込む下臣団から独立国家としての統制を取り戻すべく、世宗大王がカウンター・クーデターを仕掛けるという、宮廷謀略劇へと雪崩れ込んでゆく……愛すべき無垢なる技術バカの主人公を捲き込んで。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月5日
『世宗大王 星を追う者たち』:一応、王様は主人公を救いたいとは思ってるのだけど、大義名分を巡るぎりぎりのせめぎ合いなんで、自分たちの打つ手がどっちに転ぶか読みきれない。王権側も無実の人間に拷問とかするしね。「権力」が動くとは、そういうものだ、というドライさが通底している。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月5日
『世宗大王 星を追う者たち』:事の根幹には、大国・明の外縁国家としての朝鮮に、政治・軍事だけでなく、文化・科学技術的な自由空間も限られており、その範囲内でどう「独立」を確立するか、という、今日に至る地政学上の重大命題に繋がってくる。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月5日
『世宗大王 星を追う者たち』:実際、作中での「ハングルの開発が明への叛逆と取られる」という話は、先日観た植民地時代の辞書作りを描いた『マルモイ ことばあつめ』とも繋がる話ですしね。今日でも、韓国は、核やミサイル技術開発に、国際的な強い制約下にある。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月5日
『世宗大王 星を追う者たち』:いやあ、そこは隣国として自由にやられても堪らないですけど(^^;; 結局、この映画で語ってることの裏面の話でもある。それを好意的に言い直すなら、学問の自由は、国際関係の安定があってこそ、はじめて成立するということかな。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月5日
『世宗大王 星を追う者たち』:この映画は、文化・科学ナショナリズム誕生の萌芽の時代を描くお話なので、その負の側面まで踏み込みはしないんだけど、いずれにせよ、世宗大王と主人公の普遍的な友情の物語を軸に、骨太の史劇を編み上げる手腕は見事なものです。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月5日
『世宗大王 星を追う者たち』:基本的にオッサンと年寄りしか出てこず、メインはオッサン達のきゃっきゃウフフという映画ですが(^^;;、ここで描かれているのは、朝鮮だけでなく大国の外縁で「独立」を模索する多くの国に通づる物語です。そういう視座を見つけてくるのが韓国映画は上手いよね。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月5日