積読日記

新旧東西マイナー/メジャーの区別のない映画レビューと同人小説のブログ

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一夜明けて

 こちらでも触れましたけど、昨日は某所で同人仲間の呑み会に参加してきました。
 この春の異動やら何やらでもろもろストレス抱えてる方々が多そうでしたので、企画意図としては毒吐大会だったわけなんですが、それも最初の1時間くらいで早々に職場の毒も吐きつくし、それより「原稿が進まねぇ」という愚痴の方が各自よほど深刻な表情だった辺り、どいつもこいつも業が深いというか、何というか(爆)。
 その後はある種、予想通りグダグダな方向に流れていったわけですけど、自分は延々D.E.さんと「中国問題と日米安保」について討論していました。
 ……何やってんだろう、オレ(はは)。
 
 これで各自多少なりとガス抜きが出来て、原稿が進んでくれれば幹事としては幸い。
 まぁ、何より幹事自身が原稿進めないとね。
 あと、次のコミティアでの参加スペースが確定しましたので、そちらのご報告おば。
 
COMITIA84
小説清野堂+物語工房:ぬ27b

 新刊は……今やってるリストア企画で新規書下ろししてますプロローグパートが間に合えば、それを小冊子として持ってゆく予定。
 いや、ま、それまでに間に合えば、ですけども。

義忠『彼女の戰い』第7回:まえがき

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 特装版 [DVD]

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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 通常版 [DVD]

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NEON GENESIS EVANGELION vol.05 [DVD]

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■義忠『彼女の戰い』第0〜2回:まえがき
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20080316#1205650198
■義忠『彼女の戰い』第0回:本編
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20080316#1205650199
■義忠『彼女の戰い』第1回:本編
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20080316#1205650200
■義忠『彼女の戰い』第2回:本編
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20080316#1205650201
■義忠『彼女の戰い』第3回:まえがき
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20080323#1206270012
■義忠『彼女の戰い』第3回:本編
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20080323#1206270013
■義忠『彼女の戰い』第4回:まえがき
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20080330#1206838984
■義忠『彼女の戰い』第4回:本編
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20080330#1206838985
■義忠『彼女の戰い』第5〜6回:まえがき
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20080406#1207464825
■義忠『彼女の戰い』第5回:本編
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20080406#1207464826
■義忠『彼女の戰い』第6回:本編
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20080406#1207464827

 はい、そんなわけで『彼女の戰い』の連載、第5週目です。
 前回の「復活編」を受けての「反撃編」──というか、今回はちょっと短めでケンスケと合流するまでですので、「反撃開始編」ですけど。

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義忠『彼女の戰い』第7回

Scene 07

「相田!」
 翌日、久しぶりに登校した教室で、アタシは自分の席でミリタリー雑誌のグラビアを開いていた相田の背中に声を掛けた。
「話があるの」
「昨日のことだったら別にいいぜ」相田は戦自(戦略自衛隊)の新型戦車が大写しになったグラビア・ページから顔を上げようともせず、つまらなさそうに言った。
「あれくらいでヘコむほど、こっちもヤワじゃないしね」
「――だろうから、その件については謝る気はないわ」
「って、本人目の前にしてそこまできっぱり言い切るかね、普通……ま、いいや。じゃ、何の用?」
 アタシは単刀直入(ストレート)に告げた。
「昨日、シンジの所在を知る手段があるって言ってたわよね?」
「手がないわけじゃない、って言っただけだよ。それほど確実な手ってわけじゃない」
「その話、詳しく聞かせて」
 相田は背中越しに振り返った。
「おや、まぁ」じっと覗き込むようにしてアタシの顔を見つめ、
「どうも場所を変えた方が良さそうだな」
 雑誌のページを閉じて机の上に置き、相田は席を立った。
 そして言葉の意味を掴みかねているアタシに、ニヤリと笑って言った。
「これから一緒に、どこかの誰かに喧嘩を売りに行きましょうって顔をしてるぜ――そーいう話題は、やっぱ場所選ばなきゃ、だろ?」
 返事の代わりに、アタシもまた不敵な笑みを返した。

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