積読日記

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WILLCOM W-ZERO3 ガンメタリック WS004SH(G)

WILLCOM W-ZERO3 ガンメタリック WS004SH(G)

WILLCOM W-ZERO3 ガンメタリック WS004SH(G)

【これまでのあらすじ】
 今を去ること2年前、鳴り物入りで発売されたウィルコムW-ZERO3(WS003SH)に、「これぞ理想のPDA!」と狂喜乱舞した義忠は、さっそく購入して自ら人柱の列に身を投じる。(詳しくはこちら
 無能なOS、すぐに電池切れになるバッテリー、その時の気分で繋がったり繋がらなかったりする電話機能などに苦しめられながら、それでも何とか使いこなし、原稿の執筆やMP3プレイヤーなどに活用していた。
 しかし、時は流れ、直接の後継機も出ないまま、手元のW-ZERO3(WS003SH)は着実にぶっ壊れてゆき、いよいよ電源ソケットがへたれて使い物にならなくなって、遂に買い替えを余儀なくされたのだった。
(あらすじ終わり)
 
 つーわけで、通販で買い換えた中古のW-ZERO3(WS004SH)が届いたので、今日はそのセッティングをやってました。
 今回買ったWS004SHはこれまで使っていたWS003SHよりメモリが256MBと倍になった他は、辞書ソフトが実装されているくらいで、中身の機能はほぼ一緒。もっとも、届いたWS004SHには、何故かはじめから辞書ソフトが削除されてたけど(おい)。
 まぁ、こういうものもフリーであるので、別に辞書ソフトなんかは本体メモリ上に直接実装されてなくてもいいんですが。
 
 で、正直に白状してしまうと、気まぐれな電話機能にはとっくに愛想をつかしていて、携帯電話としてはW-SIMの流用できる別機種に転換済み。MP3プレイヤーとしても、すぐ落ちるOSに我慢できずにSDカードタイプのものを導入済みなのだけど、文章執筆ツールとして、あるいは携帯WEBブラウザとしてはこの広い画面はやはり魅力で、中古で2万という値段は痛かったけどまたこの機種を選んでしまいました。
 ちなみに新品だと5万。
 ……いくら魅力的とはいえ、さすがに2年前のデバイスに5万も出せんわ。
 
 さて、鳴り物入りで発売され、日本にスマートフォン市場を確立するという偉業を成し遂げたこのW-ZERO3なのだけど、いかんせんデバイスとして機能が不安定で、なおかつデカイというのが嫌われたのか、スタートダッシュほどには後が続かなかったらしい。
 以前、電子書籍がらみのビジネスで知り合ったシャープの中の人によると「最初は良かったんですけどねぇ」だそうで、その辺が画面サイズを小さくしてデザインしなおした[es]やAdvancedにシフトしていった事情に繋がっていったのだろう。事実、大画面タイプのW-ZERO3は、このWS004SH以降、後に続く機種が出ていない。
 でも、自分にとってはこの大画面とフルキィボードが、購入を決断させた最大のポイントだったわけで、[es]やAdvancedでは意味がないのですよ。
 実際、携帯の狭い画面では落ち着いて文章を推敲できないしなぁ。
 商業出版されているライトノベルの単行本を、携帯でまるまる書き上げてしまっている作家さんがいるのも知ってますけど、いや、ちょっと自分には無理ですなぁ。
 
 とはいえ、アップル製品と真逆に、使う者の神経を逆撫でする方向に人間工学の粋を極めるMSのOS搭載機だけに、あれこれユーティリティー・ツールを山盛り実装しないと使い物にならないのがWindows Mobile搭載PDAのクォリティー。勿論、OSがタコだからこの手のユーティリティが充実して、しかもWindows Mobile搭載機が各キャリアで増えているのでアプリ開発者の総数も増えているという事情もあるので、世の中というのは難しい。
 そんなこんなで、今日は半日ほど新しいW-ZERO3をいじっていました。
 まぁ、面倒なアプリの実装作業も、やってる最中はそれなりに楽しいと言えば楽しいのだけど。
 ちなみに使い勝手ですが、メモリが元から多いのと、まだ余計なアプリやデータをあまり入れてないこともあって、今のところ先代機種よりはさくさく動いてくれるのが小気味良くていい感じ。
 もっとも本音を言えば、シャープとウィルコムには、このタイプの新型を早く出して欲しいんだけどなぁ。