積読日記

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監督:グレッグ・モットーラ『宇宙人ポール』(2011年公開)


映画『宇宙人ポール』日本版予告編
eiga.com

宇宙人ポール [Blu-ray]

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宇宙人ポール (字幕版)

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評価:★★★★★

 都内では豊洲と新宿とここ立川の3箇所しかやってないそうで、とりあえず近場の立川へ。
 小さめのホールなのだけど、開始10分前でだいぶすかすか……。

 英国人のSF作家クライヴとイラストレーターのグレアムが、しょぼいUFOスポットの数々を巡る内に、グレイ・タイプの宇宙人「ポール」に出喰わして……というお話。
 で、この「ポール」が、基本ただのおっさんなのですw おまけにエリア51の倉庫の中から、スピルバーグや米ドラマ界にネタ出しをしていたwというほどなので、中年オタク向けのサブカルネタが全部通じるという、ある種、夢のような宇宙人(悪夢かも知らんがw)
 
 これで主人公たちが瞳をキラキラさせた思春期の少年少女なら、切なくも美しいジュナイヴルSFですよ。それが30過ぎのダメなオッサン・コンビやら、ヒロインも中西部の片田舎で偏屈な親父の世話だけで婚期逃しかけてる元美少女なので、別な「切なさ」で胸がいっぱいという(爆
 でもね、大人はそういう「下品さ」を言い訳しないと、「素敵なこと」ってやり辛いのよ。言わせんな、バカw
 
 その他、SF映画とりわけ『E.T.』とか『未知との遭遇』なんかのパロディと言うかオマージュと言うか、リスペクトというか、まぁ、そう言ったものが全編に満ち満ちているのだけど、それは突っ込みだすときりがないので(^_^A
 ともあれ、英米ボンクラ映画界の最高のスタッフが結集して創られた至高のボンクラ映画です。
 
 しかし、密林でDVD版の発売予告しかでてないのだが、もしかして国内でBD出ないとかいう落ちじゃなかろうな……。
 
【付記】
 その後、ちゃんとBDも配信も出ました。

アドベンチャーランドへようこそ [DVD]

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デイトリッパー【字幕版】 [VHS]

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