『不屈の男 アンブロークン』@渋谷シアターイメージフォーラム(16/2/7(sun)鑑賞)
アンブロークン 不屈の男 ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
- 発売日: 2016/08/24
- メディア: Blu-ray
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本日の映画『不屈の男 アンブロークン』@渋谷シアターイメージフォーラムに劇場入りしました。まぁ、「観るな」と言われる映画ほど、ちゃんとこの目で観て評価しないとダメでしょう……と言うことで。#fr16_n
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) February 7, 2016
『不屈の男 アンブロークン』観終わりました。……まぁ、確かに日本での捕虜収容パートは長かったし、国際標準の捕虜収容プロトコルからかけ離れた理不尽な状況描写だったけど、日本が戦時国際法の捕虜取扱い条約に批准せずにデタラメな捕虜取扱いしてたのは事実だしなぁ(-。-;; #fr16_n
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) February 7, 2016
『不屈の男 アンブロークン』:この映画は、高校生で陸上長距離の米国代表選手としてミュンヘン・オリンピックに参加して、その後、太平洋戦線でB-24爆撃機搭乗員となり、事故で1ヶ月半も洋上を漂流した挙句、捕虜となったルイス・ザンペリーニのお話。#fr16_n
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) February 7, 2016
『不屈の男 アンブロークン』:乗ってる爆撃機が対空砲や敵機の銃撃に穴だらけになりながら帰還する冒頭のシークエンスで爆撃機もののお約束を堪能しつつ、一旦過去に戻って少年時代から選手時代を振り返って、漂流→収容所暮らしの長い長い受難の物語が語られる。#fr16_n
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) February 7, 2016
『不屈の男 アンブロークン』:どこまで原作通り、あるいは史実通りかは判らないんだけど、やりたいことは「キリストの受難」の枠組みで、過酷な現実を受け留めようという趣旨の物語構造なんだよね。実際、この映画の山場は、収容所所長に材木を掲げる拷問に耐えるシーン。#fr16_n
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) February 7, 2016
『不屈の男 アンブロークン』:何でその拷問が命じられたのか、主人公には(そして観客にも)判らないまま、痩せ細った身体で材木を必死に頭上に掲げるそのシルエットは十字架に磔られたキリストそのもので、他の捕虜たちも固唾を呑んでそれを見詰める。#fr16_n
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) February 7, 2016
『不屈の男 アンブロークン』:そんなわけで、キリスト教的な物語構造なので、ラストは敵を赦して終わる。それをある種の傲慢と言ってもいいんだけど、神話的というか、宗教的な寓話ですよね。それを細かいディティールで噛み付いてもねぇ……。#fr16_n
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) February 7, 2016
『不屈の男 アンブロークン』:そういう史実に基づいた寓話として見れば、よく出来ていたと思います。米国人は、こういう寓話を現実認知のフレームとして、過酷な現実の日々を生きてるんですよ。そんなもんに、いちいち目くじら立てなくても、いいと思うんですけどね。#fr16_n
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) February 7, 2016