『あいつだ』@シネマート新宿(16/4/19(wed)鑑賞)
本日の映画『あいつだ』@シネマート新宿に劇場入りしました。刑事と霊能力者のコンビで、殺人犯を追う心霊ミステリー(?)の韓国映画だそうです。#fr16_n
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 19, 2016
『あいつだ』観終わって、ちょっと間をおきましたがレビューを。ちなみに主人公は刑事じゃありませんでした(爆 まぁ、刑事的に犯人探しするから、いいか<よくない。内容は猟奇殺人ミステリー心霊風味っつーか。コンセプトはアレですけど、ちゃんとした出来です。#fr16_n
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 19, 2016
『あいつだ』:寂れた田舎の漁村で働くジャンウと妹のウンジ。やや過保護気味のジャンウとウンジは、仲睦まじく暮らしていたが、兄妹ケンカをした夜にウンジは失踪。3日後に無残な遺体となって発見される。失意のジャンウだったが、葬儀の席上で不審な男に気づき、追跡する。#fr16_n
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『あいつだ』:男の追跡に失敗したものの、人の死を予知する霊能力者のシウンと知り合う。忌むべき能力のため、村人から疎まれているシウンの協力を得て、ジャンウは犯人を追う。だが、犯人もまた、挑発するかのように、ジャンウのすぐそばに出没する……というお話。#fr16_n
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『あいつだ』:因習やこじれた縁戚関係で閉塞した田舎社会を舞台とした犯罪ものを「カントリー・クライム」と呼ぶが(今の所、そう呼んでる奴がいる、程度の話だが)、本作はその典型。そこにリーディング能力者を絡めて、心霊ミステリー要素を加味したお話。#fr16_n
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『あいつだ』:いくら田舎でもスマホも出てくる現代ミステリーで、霊能力者とかないわー、となりそうなものだけど、主人公はあくまで一般人で、警察からは被害者の遺族が頭に血が昇って暴れてるくらいにしか見られてないのね。なので、霊能力者でも何でも、すがらざる得ない。#fr16_n
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『あいつだ』:一方のヒロインも、忌むべき能力のために地元住民から疎まれ、本人も自身の能力を呪いながら生きている。地域コミュニティから阻害されたふたりが、コミュニティに溶け込んで潜みながら、凄惨な犯行を繰り返す犯人を追い詰めるという構造のお話です。#fr16_n
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『あいつだ』:この映画でポイントになるのは、主人公たちが「あいつが犯人だ」と容疑者を監視するのと同時に、犯人も主人公のすぐそばまで近づいて挑発してくる。監視する眼差しが一方通行ではないのね。監視し、監視される。眼差しの交差の生む、緊張感と官能の魅力ですよ。#fr16_n
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 19, 2016
『あいつだ』:それとやっぱり魅力的なのが、韓国映画お得意の悪役の描き方で、一応、同情すべき過去はあるものの、見事な外道っぷりw 劇中、主人公と感情がシンクロして「殺す!こいつだけは、絶対ぶっ殺す!」という気になれる場面があるので、お楽しみに!<楽しみ?(^_^;; #fr16_n
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 19, 2016
『あいつだ』:ホラー的な描写もふんだんにはあるものの、根幹はミステリー寄りかな。ヒロインの能力に制限かけてるからでもあって、もっとオカルト寄りにする手もあるかと思うので、この路線はもう何作かバリエーションを展開できそう。異色のミステリーとして楽しめる映画でした。#fr16_n
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 19, 2016