『コルト45/孤高の天才スナイパー』@ヒューマントラストシネマ渋谷(15/2/5(thu)鑑賞)
土壇場までどうするか悩んだのだけど、都心は雪も止んだようなので、本日の映画『コルト45/孤高の天才スナイパー』@ヒューマントラストシネマ渋谷に劇場入りしました。劇場入ってみると…あ、そこそこ客がいる。バカだねー、みんな。<同類。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月5日
『コルト45/孤高の天才スナイパー』観終わりました。悪魔に魅入られた青年の物語。米国産B級アクションっぽいタイトルだけど、フレンチ・ノワールの超当たり作! 無理してでも観にきて良かった(^^) ハードなガンアクションと、底冷えのするノワールの悪魔合体は、まったく持って大好物だよ!
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月5日
『コルト45/孤高の天才スナイパー』:卓越する射撃の才能を持ちながら、現場に出ることを拒否して、警察の武器庫係を勤めるミレス。射撃場で知り合った刑事ミロに気を許し、自身が開発した高性能な銃弾を見せてしまう。直後に襲ってきたチンピラを射殺してしまったミレスは、彼に弱味を握られる。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月5日
『コルト45/孤高の天才スナイパー』:ミロに脅されて、ミレスは特殊弾と武器庫の銃器を引き渡すが、その銃器を使った強盗団襲撃事件が発生。銃器の専門家として捜査に加わることになったミレスだったが、自身への嫌疑を避けようとして足掻くたびに事態は急速に悪化してゆく……というお話。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月5日
『コルト45/孤高の天才スナイパー』:まず狙撃シーンはほとんどなくて、拳銃を使った近距離戦が中心なので、日本版タイトルには偽りありなんだけど、まぁ、そこはいいや(^^;; 仏国での銃カルチャーがお話のベースという、珍しい映画です。なので、主人公は隙あらば銃をいじってるw
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月5日
『コルト45/孤高の天才スナイパー』:話の構造として、銃の整備と射撃以外に趣味も興味もない美青年の主人公を、いかに血と殺戮の世界に堕としてゆくかという背徳的なお話なので、主人公に色目使って近づく女刑事なんか、超速攻で死にます(爆 可愛い娘さんとかいても無駄です。(えー)
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月5日
『コルト45/孤高の天才スナイパー』:主人公には、互いに対立する関係の年長者の警官ふたりが保護者というか義父的ポジションでいるのだけど、それも頼ろうとすると死ぬ。主人公に近づく人間は、みんな死ぬ。人間性をすべて削ぎ落とされ、戦闘マシーンとして覚醒するまで、徹底的に追い込まれる。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月5日
『コルト45/孤高の天才スナイパー』:またこれが嫌らしいのが(褒めてます)、主人公がやることなすことすべて裏目に出て、「全部オレのせいだ……」と美しい顔を歪めて、悶々と苦悩するわけですよ。完全にヒロインだよね(^^) こういうのは、確かにハリウッドではやらないよなぁ。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月5日
『コルト45/孤高の天才スナイパー』:主人公から離れて作品全体のテイストとして、善悪が微妙に入り混じったトーンで物語が描かれています。主人公が頼りにする義父のひとりは部下の犯罪を隠蔽した過去を持ち、もうひとりの方も犯人の情報と引き換えに、マフィアの麻薬取引を黙認しようとする。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月5日
『コルト45/孤高の天才スナイパー』:この映画に出てくる登場人物は、主人公以外も誰もがいびつで、足掻きながら破滅してゆく。仏国の対テロ戦争の暗闇から滲み出した影のような謎の男ミロも、主人公へ執着して任務から逸脱してゆく。主人公だけでなく、誰もが「堕ちてゆく」物語なのだ。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月5日
『コルト45/孤高の天才スナイパー』:事件の全貌が明らかになる時、そこに対テロ戦争に狂奔し自ら法秩序を逸脱してゆく国家そのものをも含まれるのでは、と示唆されるのだけど、まぁ、そこはオマケと言うことで(^^;; 美しい青年の色香(戦闘能力)に惑わされて、破滅する者たちの物語ですね。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月5日