『エクス・マキナ』@新宿シネマカリテ(16/6/22(wed)鑑賞)
エクス・マキナ ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
- 発売日: 2016/11/18
- メディア: Blu-ray
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本日の映画『エクス・マキナ』@新宿シネマカリテに劇場入りしました。AIネタの映画だそうですが、さて。#fr16_n
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) June 22, 2016
『エクス・マキナ』:世界最大手の検索エンジンで知られる企業でプログラマーとして働くケイレブ。社内抽選で、大自然に囲まれた風光明美な社有ロッジへの招待が当選し、喜び勇んで現地に赴くが、そこで待ち受ける社長のネイサンに、ある実験に参加するように求められる。#fr16_n
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) June 23, 2016
『エクス・マキナ』:実験の内容は、ネイサンの開発した人工知能(AI)へのチューリング・テスト……AIが独立した「知性」を持つかどうかを証明するテスト。ケイレブは学生時代、それを専攻した研究者で、その知識を使ってAIの検証を行って欲しいというのだ。#fr16_n
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) June 23, 2016
『エクス・マキナ』:実験を開始したケイレブの前に現れたのは、新型AIを実装した美しい女性のアンドロイド・エヴァ。対話を通じて、急速に惹かれあうふたり。だが、それはネイサンのプログラムによるものか、AIの産む新たなる知性によるものか、それとも「愛」か…というお話。#fr16_n
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) June 23, 2016
『エクス・マキナ』:ここではAIに「知性」はあるか、というお話だけど、そのAIが女性型アンドロイドに実装され、主人公や開発者が男である以上、「その女(異性)との愛は信用できるか」という話とも被る。つきつめれば、自分以外の「他者」は信ずるに値するか、という話でもある。#fr16_n
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) June 23, 2016
『エクス・マキナ』:「信じれば、きっと応えてくれる」なんて甘い話じゃないですよ。自分と異なる背景(バックボーン)、理路(ロジック)で生きてきた赤の他人との価値判断が簡単に一致するわけないじゃない。ましてや人に非ざるAIならば、なおのこと。#fr16_n
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) June 23, 2016
『エクス・マキナ』:でも、ここではチューリング・テストというコミュニケーションを取る以上、互いに会話の基盤を探り、関係性を作り上げる必要がある。しかし、その関係性は「真」か「偽」か。更に言えば、「愛」か「偽装」か。その境界線上の揺れが本作のサスペンスの胆。#fr16_n
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) June 23, 2016
『エクス・マキナ』:最初、あちこち機械部分が剥き出しの「ヒロイン」が、主人公の前で恥じらって服とか着こんでおめかししたり、うっかり騙……ゲフンゲフン。まぁ、そこは英国映画なんで(^^;;、落ちはいろいろ身も蓋もないんですが、これもまた「知性」の在り様というか。#fr16_n
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) June 23, 2016
『エクス・マキナ』:まぁ、機械女子フェチな人には、「不気味の谷」のぎりぎりの淵で成立している「ヒロイン」の造形とか、動きの独特のスムーズ感とかに注目でしょうか。AIに限らず、他者の「知性」をどう定義して、どう受け留めるべきなのかという話でもある。そんな映画でした。#fr16_n
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) June 23, 2016