『3月のライオン 前編』@地元のシネコン(17/3/20(mon)鑑賞)
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3月のライオン おさらい読本 中級編 (ヤングアニマルコミックス)
- 作者: 羽海野チカ
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- 発売日: 2016/08/26
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本日の映画1本目『3月のライオン 前編』@地元のシネコンに劇場入りしました。神木隆之介主演、大谷啓史監督。この監督は、善かれ悪しかれ原作を自分のものにしちゃう人なんで、さてどうなるか。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年3月20日
『3月のライオン 前編』観終わりました。エピソードの構成を結構大きく取捨組み換えをしているものの、うまく映画としての観応えに繋がっていた印象。特に原作の最大の魅力でもある内話(モノローグ)を絞りつつ、重要で強い言葉はちゃんと残してて、そこは良かったですねぇ。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年3月20日
『3月のライオン 前編』:原作は主人公の零を中心に、個性豊かな棋士たちや周囲の人々の人生や内面を丁寧に掘り下げて描く、一種、群雄伝的なスタイルなんだけど、それをそのままやってては前後編4時間半あってても全然足りないので(^^;;、零くん中心の視点に整理されてます。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年3月22日
『3月のライオン 前編』:そうやって長く情報量も視点も豊かな原作を整理されると、この物語が内省と内話(モノローグ)の物語だったことに気づかれされます。いや、前にも書いたように、そこも原作より整理されて、ボリューム的には削られてるんですけどね。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年3月22日
『3月のライオン 前編』:だけど、芝居と佇まいで補われ、鋭さは失われていない。作り手が画面(え)の強さを信じてるんでしょうね。台詞やモノローグを削られても、原作のシーンの意味や豊かさが壊されたり喪われたりした印象はなかったな。自分はこのスタイルは好きですよ。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年3月22日
『3月のライオン 前編』:アニメ化ならともかく、実写化だと扱いしくじるとリアリティラインが一気に壊れそうな二階堂(まぁ、文字通り「マンガみたいな大金持ちの御曹司」設定なので(^^;;)は、むしろ序盤の重い空気を打ち壊すような登場の仕方をします。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年3月22日
『3月のライオン 前編』:リアリティラインを崩すことは、必ずしも悪いことではないんですよね。ただやり過ぎると、スラップスティックになっちゃうし、それ以前にただ滑って終わることもある(爆 今回だと、さすがに「にゃー将棋」とかの破壊力の高いネタは避けたようで。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年3月22日
『3月のライオン 前編』:この辺のマンガ原作の実写化の際のネタの取捨選択の間合いも、昨今の作品ではだいぶ成熟してきて、失敗も少なくなってきている印象。ちなみに同じ問題はハリウッドのヒーローものも抱えているはずだけど、だいぶアプローチが違うのが面白いよね。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年3月22日
『3月のライオン 前編』:ハリウッドだと、原作コミックスからルックスや設定を大胆に変えることに躊躇しないし、それを観客も受け入れるし。日本だと、やっぱりまずルックスを寄せようとするんだけど、しかし、染谷将太のあの太り方は大丈夫なのか……?(特殊メイクだそうです)。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年3月22日
『3月のライオン 前編』:話を戻すと、多様な登場人物たちの内話(モノローグ)を重ねて重ねて、豊かな世界観を作っているのだけど、この映画版では主人公・零を中心に整理され、あとは島田八段と二階堂がちょっとあるくらいかな。かなりばっさり整理されてます。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年3月22日
『3月のライオン 前編』:ただそうすることで、原作自体が持つ構造の美しさも見えてくる。俗世の何もかもを振り切って、盤上の駒に意識を集中し、自身の内的世界を孤独に窮めてゆく……とその孤独の同時に、その先に待つのは、彼を支える周囲の人々の声に満ちた豊かな世界だった、と。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年3月22日
『3月のライオン 前編』:いや、あくまでそれは監督の(あるいはいち観客である自分の)解釈に過ぎないし、後編であっさりひっくり返されるかもしれないけど(^^;;、自分は前編クライマックスでわずかに示唆されたこの物語構造を美しいと感じました。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年3月22日
『3月のライオン 前編』:あとは零くんの過去をしっかり描く都合からか、ヒナちゃんより香子の方が、今回扱いが大きいのは賛否が分かれるかも(^^;; まぁ、でも、イジメの話にせよ、お父さんの話にせよ、後編はヒナちゃんの話が前に出てくるしな……。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年3月22日
『3月のライオン 前編』:個々のキャラの扱いで怒ってる声も多少あるようですが、概ね原作のイメージを裏切らない映画だったと思います。特に対局シーンの緊張感は、大きな画面に集中する映画の特性を活かせてたような。これなら後編も安心して観に行けそうですね。そんな映画でした。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年3月22日
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