『大菩薩峠(1966)』@ラピュタ阿佐ヶ谷(18/05/19(sat)鑑賞)
Sword of Doom – Dai-bosatsu tôge (Blu-ray Trailer, deutsch untertitelt)
本日の映画1本目『大菩薩峠(1966)』@ラピュタ阿佐ヶ谷に劇場入りしました。1966年公開。仲代達也主演、岡本喜八監督。中里介山の小説原作で、50年代から何度か映画化されてます。前に三隅研次監督版を観てますが、長い原作なのでどっちにしろ最後までやれないにしても、どこで切るんだろう。#fr18_n pic.twitter.com/AJDqAyQD7x
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2018年5月19日
『大菩薩峠(1966)』観終わりました。仲代達也が幕末のダークヒーロー机竜之介を演ずる岡本喜八版。結構飛ばし気味に話を進めても、2時間では投げっぱなしエンドにならざる得ない……(^^;; 結局、かろうじて回収したのは新撰組ネタのみ。ここから先もいろいろあるんですよ、原作未読の皆さんw #fr18_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2018年5月19日
『大菩薩峠(1966)』:原作の新聞連載開始が1913年で大正2年、徳川慶喜が死んだ年、と言った方がいいのか。たまたま大菩薩峠で出会った老人を理由もなく斬り、そこから幕末の動乱に寄り添いながら殺人者として転落してゆく机竜之助を中心に、彼に人生を狂わされた人々の物語を描く大河小説。#fr18_n
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『大菩薩峠(1966)』:大正デカダンスというか、江戸川乱歩とか横溝正史と同時代の作品と捉えると、机竜之助のキャラクターも何となく判らんでもない。ただ他のキャラは旧来型の時代小説に準じてて、油断すると個別キャラの脇の話に逸れて本筋がよく判らなくなる古い日本の物語構造を残してる。#fr18_n
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『大菩薩峠(1966)』:特に自分自身に強い意志や願望があるわけでもなく、たまたま身につけていたのが殺人の才能のみで、それがたまたま幕末という時代の波にさらわれるように流されて浮遊してゆく。ただ人を殺した瞬間の手応えのみ、生の実感を覚える……うーん、最低の主人公だ(^^;; #fr18_n
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『大菩薩峠(1966)』:今回も仲代達也がまた、殺しをした夜にだけ実にいい笑顔を浮かべてまして(^^;;。あるいは間違って襲われた島田虎之助(三船敏郎)が瞬く間に十数人の刺客を斬殺してのけたのを目の当たりにして、殺人鬼としての自信を喪失して落ち込むところとか、ちょっと可愛かった(爆 #fr18_n
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『大菩薩峠(1966)』:まぁ、どうしたって長大な原作の序盤をつまみ喰いするような構成にならざる得ないので、物語構造がどうこう言っても詮無いのだけど、時代に流されてるだけの殺人鬼は殺人鬼なりに想い悩んで(だいたいダメな方に)成長してゆく、という主人公キャラは後にも先にも彼くらい。#fr18_n
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『大菩薩峠(1966)』:何度も映画化されてるくらいだから、やはり強度の高い魅力的なキャラだよね。この辺、現代のコンテンツにも活かせないかな、とか想いながら観てました。他の全キャラから嫌われて敵視されながら、意外と生真面目にダメな方向に「成長」してゆくアンモラルなキャラとかw #fr18_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2018年5月19日