『誇り高き挑戦』@国立映画アーカイブ(19/05/05(sun)鑑賞)
本日の映画2本目『誇り高き挑戦』@国立映画アーカイブに劇場入りしました。1962年公開。深作欣二監督、新聞記者の鶴田浩二が武器ブローカーの丹波哲郎を追いつめるお話だそうですが、さて。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年5月5日
『誇り高き挑戦』観終わりました。1952年のGHQの占領政策終了から多少時間が経ち、松本清張の『日本の黒い霧』(1960年刊行)など、占領政策とその後の日米関係の暗黒面を見直す機運があって、各社そういう映画を撮ってたんですが、東映で深作欣二だとなんかギャング映画っぽくなると言う(^^;; #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年5月5日
『誇り高き挑戦』:かつて大手新聞で在日米軍基地内での日本人女性殺人事件を執拗に追った挙句、GHQに忖度した新聞社から追放された主人公(鶴田浩二)。それから10年後、業界新聞の記者として総会屋まがいの生活をしていたが、とある武器メーカーの違法輸出の情報を掴む。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年5月5日
『誇り高き挑戦』:それも金に換えて終わるはずだったが、かつての殺人事件で自分を拷問した日本人諜報関係者・高山(丹波哲郎)が武器ブローカーこの件に関わっていると知った主人公は、記者魂を再燃させ、高山の追求を始めるのだったが……というお話。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年5月5日
『誇り高き挑戦』:政治スキャンダル映画でばんばん実名を挙げてるハリウッド映画からすると、国名や組織名をぼやっと描いている時点で、既に腰が引けてる気もしないんだけど(^^;;、要するに米国の東南アジア政策の暗黒面の尖兵として暗躍していた旧軍関係者を追う話と捉えればいいのかな。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年5月5日
『誇り高き挑戦』:結局、その割に米国(とは決して作中で明示はされない)諜報部に呼応する日本側の政官の動きは描かれず、結局、組織的裏付けのない一匹狼のブローカー高山が、武器密輸で相手国との駆け引きにしくじって処分されるみたいなふわっとした話になっていて、ちょっと喰いたりない。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年5月5日
『誇り高き挑戦』:この系統としては日活の『日本列島(1965)』の方がヒリヒリした暗黒感が強くて好みなのだけど、作中誰に忖度しているのか告発記事の掲載に腰が引ける大手新聞社デスクに鶴田浩二が叩きつける啖呵は、半世紀経ってなお、日本人は同じ問題に直面していることを示している。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年5月5日
『誇り高き挑戦』:深作欣二は生涯を通して反骨精神を宿した映画監督だけど、同時に大衆作家として娯楽性を追求して、職人的に制作サイドからの要求にも妥協する柔軟性のある作家だったから、こういう不思議なバランスの映画になったのかな、とか思いながら観てましたが。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年5月5日
■監督フィルモグラフィ:深作欣二 (1930年~2003年)
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