『五匹の紳士』@ラピュタ阿佐ヶ谷(19/09/10(tue)鑑賞)
本日の映画『五匹の紳士』@ラピュタ阿佐ヶ谷に劇場入りしました。1966年公開。仲代達矢主演、五社英雄脚本・監督。交通事故で刑務所入りした元エリート会社員が、ムショ仲間の誘いで殺し屋に転ずる、というお話だそうですが、さて。#fr19_n pic.twitter.com/l2TfUBIgSK
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月10日
『五匹の紳士』観終わりました。交通事故を起こして父娘を轢き殺した主人公(仲代達矢)は、刑務所内で知り合った男の依頼で出所後3人の男を殺す仕事を引き受ける。だが、彼より先廻りして次々と男たちが何者かに殺されてゆく。はたして男たちと殺し屋の正体は……というお話。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月10日
『五匹の紳士』:「映画とは運動である」という哲学に忠実に、常に画面上で何かが動き続けながら、物語が駆動する映画。モノクロで、若い仲代達矢がまたバタ臭い影の差すイケメンなだけあって、良質のフレンチ・ノワール感すらある。少し台詞が多めなんだけど、台詞廻しが小洒落てていいのよ。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月10日
『五匹の紳士』:主人公は物語冒頭で無辜の父娘を轢き殺して倫理的に死に、会社から見捨てられて社会人として死に、婚約は破談に、愛人には有り金を奪われて逃げられて男として死に、しかしわずか刑期1年で娑婆に放り出される。心は既に死者と化した男は、危険な仕事にその身を投ずる。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月11日
『五匹の紳士』:その生ける死者が、それぞれど底辺に生きる標的の男たちの生きざまに少しづつ感化され、最初の標的だった男の幼い娘を保護することになったことにより、「死者」たるその身の使い途(みち)を見出す。非常にオーソドックスなハードボイルドでストレートに感情移入できます。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月11日
『五匹の紳士』:まあ、「最大の敵」と思われた殺し屋たち(天野英世と辰巳八郎)との対決が「えーっ」という急転直下の決着を見るものの(^^;;、死に場所を求めて放浪する男の物語として、非常にきれいに整った佳作です。DVD化や配信とかないので、名画座で掛かるのを待つしかないですけども(汗 #fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月11日
■監督フィルモグラフィ:五社英雄(1929年~1992年)
あの頃映画 the BEST 松竹ブルーレイ・コレクション 226 [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: 松竹
- 発売日: 2015/02/04
- メディア: Blu-ray
- この商品を含むブログを見る