『アラビアのロレンス 完全版』@新宿ミラノ座(14/12/27(sat)鑑賞)
『アラビアのロレンス完全版』 ニュー・プリントバージョン予告編
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本日の映画3本目ということで、『アラビアのロレンス 完全版』@新宿ミラノ座に来てるんですが…。うわっ、上映開始19時なのに、凄い列! ミラノ座はこの年末で閉館するので、連日名画上映してて、それ目当ての列なわけです。さすが座席1000席あるので、座席は大丈夫そうだけどねー(^^;;
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年12月27日
そんなわけで、『アラビアのロレンス 完全版』@新宿ミラノ座に劇場入りしました。えーっと、終了23時前か……長いな(完全版なので)。そんなわけで、ちょっと早めだけど、携帯の電源を切りますね。 pic.twitter.com/knP6B5Tcnu
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年12月27日
『アラビアのロレンス 完全版』観終わりました。これも1963年公開作品。2014年も暮れようというのに、何をやってるんでしょうか、私w ま、それはさておき。この映画も名画とされる割に実際には観たことなかった作品なんですが、何か思ってたのと違う……(^^;;
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年12月27日
『アラビアのロレンス 完全版』:第一次世界大戦時の中東戦線、英軍カイロ司令部に勤務する軍人らしからぬ博学の青年将校ロレンス中尉は、砂漠のベドウィン族を英軍指揮下に組み込むべく交渉に赴く上司に従って、砂漠を渡る。交渉は不調に終わったものの、ロレンスは部族に残る。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年12月27日
『アラビアのロレンス 完全版』:トルコ軍の圧迫の前に身動きが取れなくなりつつある部族に、少数の兵力で砂漠を踏破し、トルコ軍の要衝を背後から奇襲して占領する作戦を提案。多大な苦難を乗り越えて作戦を成功させたロレンスは、現地人部隊を率いてトルコ軍の後背を衝くゲリラ戦を展開する……。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年12月27日
【捕記】英国映画でした(配給は米国のコロンビア映画)。ちなみに監督のデヴィッド・リーンは英国人で、他の代表作は『戦場にかける橋』(1957年)『アラビアのロレンス 完全版』:で、ロレンスが英雄となる前半、周囲から英雄に祭り上げられたロレンスが自身の理想を見失って中東を去るまでの後半の2部構成からなる映画です。これが英国人自身による映画化ではなく、ベトナム戦争に傾斜してゆく1963年の米国で撮られたというのが味わい深い。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年12月27日
『アラビアのロレンス 完全版』:そんなわけで、前半は砂漠を移動→イベント→砂漠を移動、が延々繰り返され、砂まみれ/灼熱地獄/渇きに責め苛まれる砂漠こわい映画で、後半は躁鬱がどんどん激しくなって、「俺TUEEE!」と「辞めたい。国に帰りたい」を繰り返すロレンスを眺める映画でした(爆
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年12月27日
『アラビアのロレンス 完全版』:後半の「こんな仕事、もう辞めたいっス。事務職に配置転換してください」とかグダグダ抜かすロレンスを軍司令自ら説得する羽目になる下りとか、乗りは潜入捜査官ものみたいで、うわーっとなりますw ああ、逃げたいとか愚痴るプログラマーの説得とか、やったわー(爆
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年12月27日
『アラビアのロレンス 完全版』:戦場で現地部族にインベットされた連絡将校なんて、究極のブラック職場なので、しょうがないんですが。後は結局、ロレンスは成功しすぎたんだよね。方面軍の戦略に寄与どころか、アラブの政治史を書き換えるほどの戦果を挙げてしまっても、本人の視座は中尉のまま。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年12月27日
『アラビアのロレンス 完全版』:都市を占領してアラブ国民会議なるものを立ち上げたはいいが、都市基盤を運営する人材まで手も頭も廻らず、集まった諸部族も去って行く。歴史学の徒として、部族間抗争に明け暮れるアラブ人に国民国家の概念で統合したかった理想は判るが、それが残した禍根は深い。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年12月27日
『アラビアのロレンス 完全版』:トルコを追い払ってのち、英国と仏国で中東を二分しようという悪名高いサイクス・ピコ協約を引くまでもなく、ロレンスの理想は政治家たちによって踏みにじられる。その状況を受け入れつつ、アラブ人たちもしたたかに駆け引きする。そこにもうロレンスの居場所はない。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年12月27日
『アラビアのロレンス 完全版』:勿論、砂漠をラクダの騎馬部隊が突撃するシーンとか、線路の両脇からわらわらと湧いて出た部族兵が列車襲撃するシーンを、超ロングで撮るカットとか、大作映画らしい上げるシーンも満載ですけどね。でも基本は、青年将校の理想と苦い挫折を描いた良い青春映画でした。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年12月27日
『アラビアのロレンス 完全版』:ちなみに物語の舞台は、今内戦をやってるシリアからイスラエル、エジプト辺りまでの地域です。はからずも、今という時代でこそ観るべき映画であったやもしれません。デジタル修復され、音響もリマスタリングされて、観やすくなってますしね。機会のある方は、是非。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年12月27日
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