『新少林寺/SHAOLIN』@地元のシネコン(2011/11/26(sat)鑑賞)
新少林寺/SHAOLIN スペシャル・プライス [Blu-ray]
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近所のシネコンの本日の上映メニューを覗いたら、案の定、1回しか上映しなくなってる『UN-GO』はともかく、あれ? 『新少林寺』も公開2週目にもかかわらず上映回数が減ってる。今夜はこれにしとくか。ジャッキー・チェン出るし。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2011年11月26日
昨夜からこっちドタバタしてて触れられなかった『新少林寺』の感想について。公開2週目のレイトショーということで、100席ほどの小ホールで7割ほどの入りだったかな。内容的には、孫文革命が挫折した後の軍閥相争う内戦時代の中国が舞台。日本軍がまだ大陸に本格介入する前かな。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2011年11月27日
まぁ、少林寺のあるあの辺りに日本軍がやって来るのは、だいぶ後の方になるんだっけ。ともかくそんな時代のお話──で、この映画、カンフー映画のつもりで観に行ったら戦争映画で、更にそれ以上に禅映画だった。いや、何を言ってるのか判らないと思うが(ry
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2011年11月27日
『新少林寺』:で、この映画、誰の映画かと言えば、圧倒的にアンディ・ラウ映画。いや、本当、ひたすら男前やわ、アンディ・ラウ。傲慢非情な軍閥の将軍から、謀略に敗れて幼い娘を喪って狂乱する無力な父親、苦悩の果てに僧侶として再生する姿まで、こういう深みのある役をやらせると敵わないなー。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2011年11月27日
『新少林寺』:それに比べるとジャッキー・チェンは、友情出演的な役回り。ちゃんとユーモアたっぷりのジャッキーらしいカンフーアクションはあるし、出ているシーンの長さのわりに美味しい役どころだったけどね。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2011年11月27日
『新少林寺』:全体を通して観ると、この映画はやはり「カンフー映画」として創られていなくて、悲劇じたての再生の物語なんだよね。いや、結構、容赦のない全滅エンドに突き進むので、これで再生と言われても戸惑う節もあろうかと思うが、精神性という意味で、見事な再生のドラマだったと思う。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2011年11月27日
『新少林寺』:まぁ、近代兵器が既にある時代背景なので、棒や青龍刀程度の僧兵達が軍隊に立ち向かって無傷で済むわけもなく、クライマックスの少林寺攻防戦ではバンバン僧達が死んでゆく。と言うより、あえてそう言う表現にしているのかな。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2011年11月27日
『新少林寺』:色即是空、空即是色。僧侶であろうとなかろうと、戦う者みな悉(ことごと)く滅す。そういう禅的な思想が全編が貫かれていて、振り幅の大きな主人公の再生譚の芯になっている。なので、やはり「カンフー映画」ではなく、正統派の「悲劇」を描こうという意気込みの映画なのだと思う。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2011年11月27日
『新少林寺』:本土統合後の香港映画って、人材は流出するは、思想的な統制は強くなりそうだわ、とどうなることかと思われてた時期もあったけど、大陸映画界と結びつくことによって、こういう思想的な深みとエンタメを高いレベルで融合した作品を描けるようになったのは喜ぶべきこと。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2011年11月27日
『新少林寺』:特にアンディ・ラウの大陸映画はその傾向が強い気がする。そんなわけで、お薦めの映画です。このままだと意外と上映期間短そうなので、お早めにどうぞ。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2011年11月27日