『多羅尾伴内 鬼面村の惨劇』@ラピュタ阿佐ヶ谷(15/12/12(sat)鑑賞)
さて、そんなこんなで本日最後の5本目『多羅尾伴内 鬼面村の惨劇』@ラピュタ阿佐ヶ谷に劇場入りしました。1978年公開。さぁ、これでラスト。最後は、どんな映画かな?
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年12月12日
『多羅尾伴内 鬼面村の惨劇』観終わりました。……ええと、時期的に市川崑の『犬神家の一族』『悪魔の手毬唄』が大ヒットした直後なので、恐らくそれを受けて、「田舎の旧家を舞台にした推理もの」として撮られた映画。なのだが、何故そこで『多羅尾伴内』なのか……?(困惑)
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年12月12日
『多羅尾伴内 鬼面村の惨劇』:『多羅尾伴内』シリーズと言えば、片岡千恵蔵主演で当たった50年代後期の探偵「活劇」で、早変わりの変装と2丁拳銃を得意とするキャラ。金田一耕助みたいに緻密な調査と推理を積み上げて、田舎の猟奇殺人を緻密な推理で解くキャラではないのだが……。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年12月12日
『多羅尾伴内 鬼面村の惨劇』:冒頭、幼女の娘さんが猟奇的に殺された母の屍体を目撃するショッキングなアバンで一発かましてから、それぞれ母親の違う名家の娘たちが次々と惨殺され、いい感じに盛り上がる。……いや、ちょいちょい表現が過剰で、どうも金田一耕助とはノリが違うらしいと嫌な予感がw
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年12月12日
『多羅尾伴内 鬼面村の惨劇』:そこへ登場する探偵・多羅尾伴内(小林旭)。白髪に髭と大きなロイド眼鏡の老人役の小林旭がよたよた歩いてるだけで、衝撃なのだけど、やはり多羅尾伴内なので、変装して潜入などを始めることに。案の定、金田一的ミステリーの世界観がガラガラと崩れてゆく(爆
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年12月12日
『多羅尾伴内 鬼面村の惨劇』:調査の途中で発見した屍体を警察に通報した形跡がないとか、勝手に別な場所に動かしてから警察に教えるとか、もはや捜査妨害ではないかと思われる行為を繰り返した挙句、最終的に銃火器を持ち出して一斉蜂起してヒロインを追い詰める犯人たちの前に颯爽登場!
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年12月12日
『多羅尾伴内 鬼面村の惨劇』:ひとつひとつ、変装の種明かしをしてから、遂に青いスーツに2丁拳銃の紳士、藤村大造の名乗りを上げ、銃を突きつけながら、犯人たちの悪行を解き明かす。まさに『多羅尾伴内』シリーズの一番の見せ場!……だが、それはミステリーじゃねぇ(爆
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年12月12日
『多羅尾伴内 鬼面村の惨劇』:まぁ、監督は普段は『女必殺拳 危機一髪』とか撮ってる人なんで、市川崑みたいな緻密な作品構築を期待するのは、初めから間違ってるんだけど、企画コンセプトからいろいろ間違ってる映画でした。いや、イロモノとしては絶品で、楽しかったですけど(^^)
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年12月12日