『イン・ザ・ヒーロー』@地元のシネコン(14/9/14(sun)鑑賞)
本日の映画1本目『イン・ザ・ヒーロー』@地元のシネコンに劇場入りしました。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年9月13日
『イン・ザ・ヒーロー』観終わりました。……いや、いろいろ突っ込みたい所は山ほどある、と言うより、全編突っ込み所だらけなのだがw、この映画のテーマとか、この国の映画界のアクションの在り様とそれなりに平仄があってる様で、表現として間違ってないっちゃ間違ってないと言う。ううむ。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年9月14日
『イン・ザ・ヒーロー』:まず今のハリウッドのアクション(それは後述する理由で世界標準でもある)は、香港返還を機に渡米した香港映画人材から吸収したワイヤーアクションや近接戦闘アクションを得て大変革が起こってて、それがベースになって、そこにバルクールなんかの動きが加わって成立してる。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年9月14日
『イン・ザ・ヒーロー』:ちょうどそれと同じくして、IMF不況で自国の映画界に見切りをつけた韓国映画界の若手人材もハリウッドに大量に留学していて、それが今の韓国映画のアクションのベースになってます。韓国映画人のハリウッド進出がしやすいのは、その辺の標準化ができてるからなんだよね。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年9月14日
『イン・ザ・ヒーロー』:インド映画なんかも、ハリウッドの下請けをやってるので、その辺の影響を受けてかなり「世界標準」になってます。対する日本は、歌舞伎から時代劇の殺陣を経て、特撮のスーツアクター…と言うのが、アクションの本流になっちゃったんで、「世界標準」とは別の進化を経てます。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年9月14日
『イン・ザ・ヒーロー』:結果として、キメの様式美とか記号性を重視した作りとして完成してしまっているので。作中でも「日本のアクションはハリウッドでは通用しない」的な台詞があるけど、完全に別なものなので、「通用」も何も、別なものを一緒くたにしても始まらない、と言うか。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年9月14日
『イン・ザ・ヒーロー』:で、本作のリアリティとか堅牢さより、ベタで様式的で、ある種記号性すら帯びた人情劇であるこのプロットは、実に日本のアクションそのままで、これはこれで完成してるので、そこをいちいちあげつらってもなぁ、という意味で突っ込み無用な作りになってます。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年9月14日