『どぶろくの辰(1962)』@池袋新文芸坐(18/07/10(tue)鑑賞)
本日の映画2本目『どぶろくの辰』@池袋新文芸坐を観終わりました。戦後間もなくの東北山間部の道路開削工事の現場。前金を貰って数ヶ月間現場に拘束されるタコ部屋に、飛びっちょ(脱走)の名人のどぶろくの辰(三船敏郎)がいた…というお話。ああ、こういうアウトローの世界もあったかという。#fr18_n
— 義忠@C94 8/12(日)東ユ-10b「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年7月10日
『どぶろくの辰(1962)』:原作は戯曲で、1949年に大映で映画化されてて、今回観たのは1962年公開の東宝版。陸の孤島で、ライフルで武装した労務管理のヤクザに常に監視されて強制労働…と、いくらでも陰惨な話になりそうなのに、三船敏郎がまったく自由に動き廻ってるので、不思議な痛快感がw #fr18_n
— 義忠@C94 8/12(日)東ユ-10b「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年7月10日
『どぶろくの辰(1962)』:ヤクザたちの暴力で抑圧され、不発弾だらけの危険な現場に従事する労働者たち…なのだけど、だいたい三船敏郎は殴られたら殴り返すし、気まぐれで現場離れるし、飛びっちょ(脱走)したかと思ったら、その足で帰ってくるし(爆 なんでお前だけそんなに自由なんだw #fr18_n
— 義忠@C94 8/12(日)東ユ-10b「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年7月10日
『どぶろくの辰(1962)』:まぁ、そうなんだけど、でも三船敏郎なのでしょうがない、という異様な説得力が間違いなくそこにはあって(^^;;、この説得力は三船敏郎以外に出せる気がしない。このリアリティラインというか、世界観をひとりで別なものに作り変えてしまうパワーって何だろう。#fr18_n
— 義忠@C94 8/12(日)東ユ-10b「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年7月10日
『どぶろくの辰(1962)』:三船敏郎をそういう使い方をしているのはこの映画だけではなく、何作か似たような感触の作品を目にしているので、演出サイドの監督たちもそういう共通認識を持っていた感がある。逆に岡本喜八なんかは、三船敏郎のこうした「奇跡」を封じていた印象があるな。#fr18_n
— 義忠@C94 8/12(日)東ユ-10b「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年7月10日
『どぶろくの辰(1962)』:まぁ、三船敏郎の件はともかく。法の支配が及ばず、暴力と欲望が剥き出しで、しかしなればこそ、漢(おとこ)が自らの魂の欲する美意識による義侠心が輝くアウトロー世界……というのは、こうして探せばいくらでもあるもので、まだまだ自分も視野狭かったなぁと反省。#fr18_n
— 義忠@C94 8/12(日)東ユ-10b「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年7月10日