『愛と誠(1974)』@新宿武蔵野館(20/02/07(fri)鑑賞)
愛と誠「AI TO MAKOTO」1974 予告編 「Trailer」
愛と誠「AI TO MAKOTO」1974 予告編 2 「Trailer 2」
愛と誠「AI TO MAKOTO」1974 予告編 3「Trailer 3」
本日の映画『愛と誠(1974)』@新宿武蔵野館に劇場入りしました。1974年公開。梶原一騎原作、ながやす巧作画で1970年代に一世を風靡したコミックスの実写版。つーても原作未読なので、純愛ロマンスものみたいな導入から、怒涛の勢いで学園番長ものに雪崩れ込んでゆく話としか知らない……(^^;; #fr20_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年2月7日
『愛と誠(1974)』観終わりました。……愛が重い。<ヒロインの体重が重いわけではありません(^^;; 基本は田舎育ちの転校生が都会の名門校で大暴れ、というお話のはずだが、要所要所で愛が重かったり、変にこじらせてたりするので、先の読めない唯一無二の物語が展開する。まあ、変な話つーか。#fr20_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年2月7日
『愛と誠(1974)』:幼い頃、雪山で自分を救うために額に大怪我を負った少年・誠と長じて再会した資産家の娘・愛は、少年院送りになる彼のを救い、自らの通う名門校への転校を手配した。しかし、誠はそれに恩義を感じる風もなく、「革命」と称して校内を暴力で支配しようとする。#fr20_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年2月7日
『愛と誠(1974)』:それでも誠の中に、かつて身を挺して自分を救ってくれた善性の存在を信じて彼を庇い続ける愛だったが、誠はそんな彼女に、あの時の怪我が自分の人生を捻じ曲げたのだと憎悪を叩きつける。一方、苦しむ愛を、クラスメイト岩清水もまた、叶わぬ想いと知りつつ慕い続ける……。#fr20_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年2月7日
『愛と誠(1974)』:そんなわけで、梶原一騎原作、ながやす巧作画の大ヒット作の映画化作品。実は3部作で、この後、主人公は転校を重ねては大暴れして学園支配を目論み、ヒロインは心配し、岩清水クンは「君のためなら死ねる!」と言い続けるのでしょう、たぶん(原作未読なので…(^^;;)。#fr20_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年2月11日
『愛と誠(1974)』:ただまあ、他の梶原一騎作品と比べて、学園番長もののフレームで「愛とは何か?」という問いかけを妙に生真面目にやってる辺り、どこまで梶原御大が関わってたのかよく判らない(^^;; たぶん1980年代だったらラブコメの枠組みでやってたようなテーマ性ではあります。#fr20_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年2月11日
『愛と誠(1974)』:ヒロインも、自分の命の恩人でも、ろくに話したこともない田舎の不良少年を都会の名門校に転校させてどうしたかったのか、とか、岩清水クンも思ってても口にすんなよwとか、21世紀の現代から見ると色々過剰で歪んでるのも、それが肯定的に捉えられる時代だったのか。#fr20_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年2月11日
『愛と誠(1974)』:半世紀後の大人の視点で見ると、劇中の彼ら彼女らの「愛」は歪(いびつ)で、そこに自身のエゴや美学への陶酔はないか、という自省まで至っていない。まあ、若いからしょうがないんですが。そしてそれ故に、本人にも周囲にも制御不能に狂おしくのたうち回る。#fr20_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年2月11日
『愛と誠(1974)』:それによって、ジャンル作品として学園番長もののフレームをちょいちょい逸脱してゆくダイナミズムこそが、本作を時代を代表する作品に押し上げた生命力なんでしょうね。#fr20_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年2月11日
『愛と誠(1974)』:さて、画面の絵作りは、コミック原作ということを意識してか、手紙の文面をバックに手前に人物とか、セットの背景が回想語りの間赤く染まるとか、リアリティドラマより、ケレン重視。ちょっと鈴木清順っぽさもあったかな。#fr20_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年2月11日
『愛と誠(1974)』:主演の西城秀樹は同年代の他の役者陣と比べて、背丈があって手足も長く、それを振り廻して暴れる姿はスクリーン映えします。今だと、モブでもガタイやスタイルのいい役者多いんですけどね。相対的にアイドル映画として、強力な武器だったと思います。#fr20_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年2月11日
『愛と誠(1974)』:この西城秀樹演じる主人公・誠は、この映画のパートまででは、「革命」と称して校内支配を目指す上昇志向の強い(?)若者なんだけど、手段が正攻法よりケンカ殺法とかハッタリ上等の人な上、ヒロインへの態度もツンデレが過ぎてあんまり感情移入しづらいんですけどね。#fr20_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年2月11日
『愛と誠(1974)』:映画は3部作というし、ここまでだと物語の手札が全部揃ってる感じがしないんで、まだ「本題」に入っていないのかもしれません。ただ名画座でも続編まではあまり掛かることはないので、続きはDVDでってことになるのか。配信で扱ってくれれば、まだ機会がありそうだけど。#fr20_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年2月11日