『三大怪獣 地球最大の決戦』@ラピュタ阿佐ヶ谷(17/2/11(sat)鑑賞)
https://www.netflix.com/title/70067808
- アーティスト: 映画主題歌,日本フィルハーモニー交響楽団
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 1999/12/23
- メディア: CD
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本日の映画1本目『三大怪獣 地球最大の決戦』@ラピュタ阿佐ヶ谷に劇場入りしました。1964年公開。これも大昔にVHSで観たような観てないような(^^;; いや、昭和の時代には、特撮や怪獣映画がオタクの一般教養だった時代がありましてですねぇ(汗 #fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年2月11日
『三大怪獣 地球最大の決戦』観終わりました。ゴジラ、ラドン、モスラの三大怪獣共闘で、キングギドラ迎撃戦。それだけでも盛りだくさんなのに、『ローマの休日』ネタまで盛った結果、何かいろいろ吹っ切れて(^^;、リアリティラインを大幅に後退させて力づく感で成立させてる印象。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年2月11日
『三大怪獣 地球最大の決戦』:冒頭からいい歳したオッサンたちが大真面目に「脳波で宇宙と交信するのです」と集会、航空テロから生き延びた某国王女が「私は金星人です」などとのたまって辻説法を始め、TVの『あの人はいま』とかいう番組にインファント島の小美人が出ると言う(爆 #fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年2月11日
『三大怪獣 地球最大の決戦』:スピリチュアルと言うか、ちょっとシュールですらあるけど、まぁ、最終的にモスラがゴジラとラドンの喧嘩を仲裁するしな……w とはいえ、これだけ盛りに盛った話を90分強でまとめようってんだから、これくらいの剛腕もしょうがないか。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年2月11日
『三大怪獣 地球最大の決戦』:ビジュアル的には、結構怪獣たちをロングで引いて捉えるショットが多く、東宝の大スタジオの威力を堪能。画角の広さと奥行きの深さはやはり正義。今ならCGでどうとでも出来そうなもんだけど、スタジオ撮の雰囲気はまた違うんだよね<オッサン・センス。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年2月11日
『三大怪獣 地球最大の決戦』:怪獣バトルは、キングギドラを三大怪獣でボコった挙句、またモスラが糸で簀巻きにして、ゴジラが岩石を投げつけ、キングギドラを追い返す。モスラがいると簀巻きはデフォルトなのか。三大怪獣は気が済んだから帰るのか。ツッコミは尽きない(^^) #fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年2月11日
『三大怪獣 地球最大の決戦』:うんまぁ、リアリティ・ドラマであることを最初から捨てて観るなら、結構、勢いで押し切られて楽しめる娯楽大作です。こういうユルい路線も、確かにゴジラ映画の魅力でもあるので、素直に楽しんだ方が勝ちですね(^^) #fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年2月11日
『キックボクサー リジェネレーション』@ヒューマントラストシネマ渋谷(17/2/10(fri)鑑賞)
本日の映画『キックボクサー リジェネレーション』@ヒューマントラストシネマ渋谷に劇場入りしました。ジャン・クロード・ヴァン・ダム主演で1990年公開の『キックボクサー』の続編だそうで。……未見だけど、まぁ、何とかなるでしょう(^^) #fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年2月10日
『キックボクサー リジェネレーション』観終わりました。兄を殺した闇ムエタイ王者を倒せ! どストレートな熱血格闘アクション。…なんだけど、格闘家の在るべき理想像が微妙に日本人のそれとズレてるので、ちょっとモニョる。「(そこに落ちてる)剣を使え!」みたいなこと言うしw #fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年2月10日
『キックボクサー リジェネレーション』:地下ムエタイだから武器使っていいとか(おい)、主人公が修行しながら(いつの間にか)地元の女刑事口説いてイチャイチャしてたり(おいおい)、びっくりドッキリな修行メニューとか。観てて楽しいちゃ楽しいんで、いいんですが(^^;; #fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年2月10日
『キックボクサー リジェネレーション』:まぁ、最初ムッツリしてたジャン・クロード・ヴァンダム師匠が、弟子が強くなって勝ち出すとどんどん機嫌が良くなって、終いにはウキウキ踊りだすとことか可愛いかったけど(^^) 格闘観の違いも含めて、面白い映画でした。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年2月10日
『続・荒野の用心棒』@池袋新文芸坐(17/2/8(wed)鑑賞)
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続 荒野の用心棒 HDニューマスター スペシャル・エディション Blu-ray
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続・荒野の用心棒(メイン・タイトルズ・ソング?オリジナル・シングル・イタリア語ヴァージョン)
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引き続き、本日の映画2本目『続・荒野の用心棒』@池袋新文芸坐に劇場入りしました。1966年公開。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年2月8日
『続・荒野の用心棒』観終わりました。原題は『Django』で別に『荒野の用心棒』の続編でもないのに、なんでこの邦題なのかと前から疑問に思ってたけど、一見して理解しました。これも『用心棒』をモチーフにしてるのね。それでこうなるのがイタリアン・センス……(^^;; #fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年2月8日
『続・荒野の用心棒』:メキシコ独立軍と南軍残党がせめぎ合う国境沿いの宿場町。棺桶を引きずって流れ着いた北軍兵崩れの男ジャンゴは、メキシコ人と南軍兵双方から処刑されようとしていた娼婦マリアを助ける。彼女の案内で導かれた娼館で南軍指揮官ジャクソン少佐と衝突する。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年2月10日
『続・荒野の用心棒』:娼館に押しかけたジャクソン少佐の部下たちを、早撃ちで殲滅したジャンゴ。だがあえて見逃した首魁の少佐は、大勢の手勢を従えて逆襲してくる。ジャンゴは、その手勢を棺桶に隠していた機関銃で逆に皆殺しにする。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年2月10日
『続・荒野の用心棒』:ここでも再び少佐を見逃すジャンゴ。どうやら彼は少佐に因縁があるようなのだが…。一方、ジャンゴと顔なじみのメキシコ独立軍ロドリゲス将軍と接触したジャンゴは、今度は国境沿いのメキシコ軍要塞を襲撃して資金を強奪するようにそそのかす…というお話。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年2月10日
『続・荒野の用心棒』:「二大勢力の対立する宿場町に辿り着いた凄腕の流れ者」「何を考えてるのか肚の読めない主人公」「中立地帯の飲食店」「狡猾に両者の対立を煽る流れ者」「棺桶」「一度『死に』復活する主人公」…と『用心棒』がモチーフなのは間違いない。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年2月10日
『続・荒野の用心棒』:なのだけど、それでこうなるのか、イタリア人(^^;; まず、イタリア語で「西部劇」だと言い張る根性も凄いんだけど(日本人も島根舞台に日本語で西部劇やってるので、偉そうなことは言えないw)、全体に何か湿気ってるしw(沼沢地帯らしい)。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年2月10日
『続・荒野の用心棒』:あとレイアウトとか色使いがちょいちょい欧州映画っぽいんだよね。明らかにアクションとグロを多用したB級のジャンク映画なんだけど、それがあるので、妙な品の良さがあったりする。ハリウッドの正統派西部劇とは、やはり違った肌触りがあるよね。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年2月10日
『続・荒野の用心棒』:『用心棒』『荒野の用心棒』と違って、主人公の動機に「復讐」という明確な動機付けをしたり、ヒロインとのロマンスを設けたりしているのは、むしろこっちの方が大衆娯楽として常道で、オリジンの徹底したトリックスター振りの方が異質と言うべきかもしれない。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年2月10日
『続・荒野の用心棒』:あとキャラ立てが強烈だよね。棺桶引きずったガンマンて(自分の小説でも真似したけど(^^;;)。いっそ、ラノベとかマンガ的で、下手するとリアリティラインを割ってギャグになりそうなところを、しゃあしゃあとシリアスな復讐劇に仕上げてる。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年2月10日
『続・荒野の用心棒』:全体を通して観ると、オリジンの『用心棒』やハリウッド西部劇に憧れて近づきたい引力と、反発して違うことをしてみたい斥力とがせめぎ合って、この独特の肌触りの「マカロニ・ウェスタン」が生まれたことが見えてくる。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年2月10日
『続・荒野の用心棒』:しかし、「パチモン西部劇」と呼ばれても仕方ないこの「マカロニ・ウェスタン」を、米国の観客は受け入れるんだよね。そしてしかも、そこからバイオレンスの魅力をハリウッドは再発見して、70年代バイオレンス映画の勃興へと繋がってゆく。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年2月10日
『続・荒野の用心棒』:一方、『用心棒』を生んだ日本でも、60年代末から70年代初頭の時代劇がバイオレンス色を増していった辺りに明らかに影響してる。『子連れ狼』とか。まぁ、元からあった東映なんかの残酷時代劇の文脈もあるんで、一概にそれだけの影響とも言い切れないけど。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年2月10日
『続・荒野の用心棒』:更に時代が下って、こうしたマカロニ・ウェスタンやら、バイオレンス時代劇やら、千葉真一のカラテ映画やらの世界中のジャンク映画を養分として育ったタランティーノが生まれる。結局、ハリウッド総取りなのか、という気もするがw #fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年2月10日
『続・荒野の用心棒』:でもそれは、こうしたジャンク映画的センスを受け入れる懐の広さがハリウッドにあったからなんですよね。いやいや、現代日本のオタク諸兄諸子も他人ごとではないですよ。中国をはじめとして、世界中で続々とアニメ漫画コンテンツは産まれているんですから。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年2月10日
『続・荒野の用心棒』:その意味で、この映画は、60年代の映画界で世界を舞台に行われていた「おもしろさ」を巡るラリーで、思いも寄らない場所から打ち返されたボールであり、あの時代の「西部劇」あるいは「映画」というコートの広さと豊かさを示す映画なのでした。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年2月10日
殺しが静かにやって来る HDリマスター スペシャル・エディション Blu-ray
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『血とダイヤモンド』@ラピュタ阿佐ヶ谷(17/2/5(sun)鑑賞)
本日の映画3本目『血とダイヤモンド』@ラピュタ阿佐ヶ谷に劇場入りしました。1964年公開。宝田明主演で、3億円相当のダイヤモンドを悪党どもが奪い合う強奪(ケイパー)ものだそうで。#fr17_n pic.twitter.com/AMlqU36gMK
— 義忠@夏コミ申込準備中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年2月5日
『血とダイヤモンド』観終わりました。エゴと相互不信の冷たいるつぼの中で、一瞬の淡いのように浮かびかける絆とは。題材もやってることも同時代の東映や日活のクライム・アクションと一緒なのに、東宝がやると精度も文学性も、一段格上になるという(^^;; 凄い映画でした。#fr17_n
— 義忠@夏コミ申込準備中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年2月5日
『血とダイヤモンド』:日本国内にある研磨所での作業用に、3億5千万相当のダイヤモンドの原石が、神戸税関を通過する……その情報を掴んだギャング団が、襲撃を計画。それが緻密な計画に従って決行されたその瞬間、小柴(佐藤充)率いる別の襲撃チームにダイヤは奪われてしまう。#fr17_n
— 義忠@夏コミ申込準備中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年2月8日
『血とダイヤモンド』:その時から、一斉にすべてが動きだす。襲撃時の銃撃戦で小柴が負傷。即座に警察の敷いた封鎖線もあって、アジトから身動きが取れない。ダイヤを横取りされたギャング団も、神戸の裏社会をしらみ潰しに探し始める。#fr17_n
— 義忠@夏コミ申込準備中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年2月8日
『血とダイヤモンド』:そして、私立探偵・黒木(宝田明)。ラジオでニュースを聞きつけるや、カフェの女給・利恵に張り付いた彼の下に、外資保険会社の男が訪れてダイヤの奪還を依頼する。元々、黒木はダイヤ会社の情報漏洩を追っていたのだ。#fr17_n
— 義忠@夏コミ申込準備中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年2月8日
『血とダイヤモンド』:襲撃時に死んだ警備員と接触した利恵が事件と繋がってると睨んだ黒木は、いずれ理恵が犯人たちと合流すると確信していた。一方、出血が止まらず、アジトで衰弱してゆく小柴だが、仲間たちを一切信用せず、ダイヤの入ったカバンを手放さない。#fr17_n
— 義忠@夏コミ申込準備中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年2月8日
『血とダイヤモンド』:小柴を信奉する舎弟のジロー(石立鉄男)は、やむなく医者を連れてこようと、近所の開業医宅に向かう。生憎、医者は不在で、代わりに女子高生の娘をさらい、父親の外科医・秋津医師(志村喬)を呼び出した……というお話。#fr17_n
— 義忠@夏コミ申込準備中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年2月8日
『血とダイヤモンド』:とりあえず、主要登場人物が揃うまででこれだけの情報量。この面子で、ほぼ全員、自分のことしか考えておらず、それどころか「裏切らせない理由」を用意できなければ間違いなく裏切られるという、相互不信の地獄絵図(爆 #fr17_n
— 義忠@夏コミ申込準備中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年2月8日
『血とダイヤモンド』:一応、主人公格の宝田明も、冒頭いきなり恐喝場面から始まる悪漢探偵(^^;; 常にこの状況をどう自分も利益に繋げるかを考えながら行動している。と言うか、利他的に見える行動にも、いちいち利己的な理由付けを行ってる。#fr17_n
— 義忠@夏コミ申込準備中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年2月8日
『血とダイヤモンド』:本作で唯一の善人枠は志村喬親子で、苦しんでいる患者がいれば、悪人でも献身的に治療を施す。そこで「ヒポクラテスの誓い」を持ち出してもいいんだけど、本人は「歳で大病院を辞めさせられた自分でも、必要としてくれる患者がいるのが嬉しいかった」と告白する。#fr17_n
— 義忠@夏コミ申込準備中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年2月8日
『血とダイヤモンド』:って、結局、承認欲求かーい!(^^;; まぁ、どんな善人でもそれくらいのエゴはあるだろうから、それを責めるのは酷とは思うけど。ただここで言いたいのは、こんな感じで、この映画では各自の行動原理をここまで因数分解する。#fr17_n
— 義忠@夏コミ申込準備中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年2月8日
『血とダイヤモンド』:安易に善意に逃げ込むことを許さないのね。あくまで、冷たく利と理と欲望の計算式として物語を構築してゆく。そして、そこまでやったその先に、極限の状況下でほのかに浮び上がる共感と善意……! それか、それがやりたかったのか! #fr17_n
— 義忠@夏コミ申込準備中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年2月8日
『血とダイヤモンド』:なんと、この映画は、善意が発生するその一瞬を描くために、荒涼とした暴力と欲望の世界を描いていたのだ! 勿論、それですべてが解決するような話ではないし、一瞬で過ぎ去ってしまうような「善意」でしかないのだけど。#fr17_n
— 義忠@夏コミ申込準備中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年2月8日
『血とダイヤモンド』:ただその瞬間、ただのクライム・アクションだったこの映画に、文学性が宿る。同じクライム・アクションであっても、東映の情念と狂乱とも、日活の軽やかなスタイリッシュさとも違う。精度と深度で格の違いを見せつけられた感じ。これが東宝の底力か……。#fr17_n
— 義忠@夏コミ申込準備中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年2月8日
『血とダイヤモンド』:とは言うものの、この映画の監督の福田純は、私ら70年代生まれ世代にとっては、クライム・アクションと言うよりゴジラ映画の人。それも子供向けで緩い作風の担当で、こんなハードボイルドでシビアな映画を撮ってた監督さんとは思えない。何があったんだ、一体。#fr17_n
— 義忠@夏コミ申込準備中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年2月8日
『血とダイヤモンド』:本作同様、佐藤充主演の『情無用の罠』とか、この手のクライム・アクションを結構撮ってるようなんですが、DVD化とかされてない様子。これはちょっと、文化的損失ってやつですよ、東宝さん! せめて配信のみでもいいので、何とか観れるようにしてください…。#fr17_n
— 義忠@夏コミ申込準備中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年2月8日
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『リターン・トゥ・アース』@ヒューマントラストシネマ渋谷(15/2/7(sat)鑑賞)
本日の映画2本目『リターン・トゥ・アース』@ヒューマントラストシネマ渋谷に劇場入りしました。どっちもカナダ産低予算宇宙映画繋がりだけど、こっちの出来の方はどうかな?
— 義忠@夏コミ申込準備中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月7日
『リターン・トゥ・アース』観終わりました。核戦争で地球に戻れなくなった宇宙ステーションのクルーによる、「冷たい方程式」。昼に観た『DEBUG/ディバグ』同様、カナダ映画なんだけど、こちらは仏語映画(カナダは仏語圏でもあるので)。こっちは船内美術の造り込みがちゃんとしてる(^^;;
— 義忠@夏コミ申込準備中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月7日
『リターン・トゥ・アース』:基本的に科学者でもある宇宙飛行士たちが、SF的な極限状態で議論したり苦悩したり、錯乱して取り返しのつかないやらかしをしでかしたりする映画なので、アクション成分はほとんどなし。作中、もっとも上がるのは、ある「発見」に気づくシーンという点で推して知るべし
— 義忠@夏コミ申込準備中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月7日
『リターン・トゥ・アース』:その発見も、「この局面(核戦争以来、20日も地上と音信不通)で、そんなこと判っても」というネタでもあるんだけど、何か力づくで「人類の未来のために、地上にこの真実を知らせるんだ」という話にされて、うっかり感動しかけたw
— 義忠@夏コミ申込準備中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月7日
『リターン・トゥ・アース』:「冷たい方程式」ネタをちゃんと織り込んでくる辺りも含めて、宇宙SFとして生真面目に作り込んできた映画です。仏語で宇宙SFというのも雰囲気が独特で、興味深い作品だったかと。……万人に薦められるかっつーと、まぁ、アレなんですが(^^;;
— 義忠@夏コミ申込準備中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月7日
『破門 ふたりのヤクビョーガミ』@新宿ピカデリー(17/2/3(fri)鑑賞)
Netflix | 破門 ふたりのヤクビョーガミ
https://www.netflix.com/title/81156872
「破門 ふたりのヤクビョーガミ」オリジナル・サウンドトラック
- アーティスト: 後関好宏會田茂一きだしゅんすけ
- 出版社/メーカー: SHOCHIKU RECORDS
- 発売日: 2017/01/25
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本日の映画『破門 ふたりのヤクビョーガミ』@新宿ピカデリーに劇場入りしました。黒川博行の直木賞受賞作が原作のハードボイルド・アクションだそうですが……。トレーラーはハーフボイルドくらいの印象だったけど(^^;; #fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年2月3日
『破門 ふたりのヤクビョーガミ』観終わりました。そうそう、オジサン、こういうとぼけたライト・アクションを待ってたのよ(^^) 強面ヤクザと常に一言多いボンクラ青年のコンビで、追い込みかけるお話。監督が誰かと思えば、『マエストロ!』の小林聖太郎。そりゃ面白いはずです。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年2月3日
『破門 ふたりのヤクビョーガミ』:大物ヤクザの遺児という立場から、大阪で建築現場の揉め事諸々をさばく自称「建設コンサルタント」の二宮啓之(横山裕)の下に、映画の企画書が舞い込む。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年2月6日
『破門 ふたりのヤクビョーガミ』:たまたま事務所(兼自宅)に顔を出した地元二蝶会のヤクザ桑原保彦(佐々木蔵之介)ともども、その企画会社を訪れる。出迎えた映画プロデューサーの小清水(橋本功)にいい感じに持ち上げられる。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年2月6日
『破門 ふたりのヤクビョーガミ』:話してる内に、当初ヤクザ業界の取材という話だったはずが、いつの間にか映画への出資話を持ちかけられる。その話を二宮が二蝶会組長の嶋田(國村隼)にうっかり話した結果、二蝶会は映画に出資。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年2月6日
『破門 ふたりのヤクビョーガミ』:……で、まんまと小清水に資金を持逃げされてしまう(爆 二蝶会幹部の桑原は、嫌がる二宮をどやしつけて同行させ、小清水の実家へと駆けつけたものの、既にもぬけの殻。ついでに現地で絡んできた筋者をブチのめしたら、本家筋の構成員。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年2月6日
『破門 ふたりのヤクビョーガミ』:二蝶会は、その本家筋から小清水に貸し込んだ金を返せと迫られる。この無理筋の要求をはねつけるためにも、小清水の身柄を押さえる必要がある。だが、焦る桑原をよそに、小清水の行方を巡る本家筋との衝突は激化し、桑原も刺されて入院。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年2月6日
『破門 ふたりのヤクビョーガミ』:桑原に引きずられて嫌々捜索に参加していた二宮(←こいつが発端)も多少は反省し、桑原入院中の間に繁華街のクラブをしらみ潰しに聴き込んだ結果、小清水がマカオに高飛びした情報を掴む。かくして桑原と二宮はマカオに飛ぶのだが……というお話。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年2月6日
『破門 ふたりのヤクビョーガミ』:そして、マカオで現地の黒社会(マフィア)と激突して、桑原が二丁拳銃で大暴れ…などという派手な展開にはならず(^^;、あの手この手で金を隠して逃げようとする橋本功と、しつこく喰いさがる本家筋を出し抜いて金を回収できるか、という展開に。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年2月6日
『破門 ふたりのヤクビョーガミ』:一度別キャストでドラマ化もされてるそうですが、桑原役の佐々木蔵之介のベテラン・ヤクザの安定感は当然として、常に一言余計なボンクラ青年・二宮役の横山裕(関ジャニ∞)の嵌まりようも見事。基本熱量低いツッコミ担当なんですが。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年2月6日
『破門 ふたりのヤクビョーガミ』:彼は一応一般人なんで、ヤクザの仁義だの組織論理から距離を置いてる。そこからツッコミともボヤきともつかない台詞を関西弁で放り込んでるわけだけどw その辺の他人事感を本人も自虐的に意識していて、それが桑原とのつきあいでどう変わるか。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年2月6日
『破門 ふたりのヤクビョーガミ』:もうひとつの注目ポイントは、何と言っても橋本功!(^^) このところ、ドラマなんかで優しいお爺ちゃん役が多い印象がある彼だけど、胡散臭くて喰えないクソ爺いを好演。それで表面上は、いつもの人の良さげなお爺ちゃんだからたちが悪いw #fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年2月6日
『破門 ふたりのヤクビョーガミ』:そうそう、僕らの知る橋本功は、本来こういう喰えないキャラだったんだよ(^^)。ど突かれたり、縛られたり、足を刺されたりと、扱いは荒っぽいけど、それでも若い主人公たちを口八丁できりきり舞いさせるんだからたまらない。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年2月6日
『破門 ふたりのヤクビョーガミ』:作品全体のトーンとしてはコメディ色が強く、また暴対法で縛られた現代ヤクザのシノギの話なので、ドンパチはないし、爆破もない。金と組織内マウンティングの駆け引きを描くコンゲームがメイン。いや、作中のやり取りは結構、複雑なんですけどね。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年2月6日
『破門 ふたりのヤクビョーガミ』:それぞれ立ち位置も行動理念も違う独立したキャラたちが、自分勝手に暴れ廻りながら転がってゆくので、どこへ向かうのかさっぱり読めない。それでもテンポの良い関西弁でボケたり突っ込んだりするのを笑ってる内に、するするとお話は進む。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年2月6日
『破門 ふたりのヤクビョーガミ』:このくらいの軽さのクライム・アクションを量産してくれると、オジサン、大変嬉しいので、みんな観に行きましょう。…まぁ、劇場トレーラーを見る限り、今年の松竹はヤケになったのかってくらい、若者向けスイーツ映画推ししてたけど(^^;; #fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年2月6日
『クローズEXPLODE』@地元のシネコン(14/4/14(mon)鑑賞)
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原稿も(初稿が)アップしたことだし、ということで、地元のシネコンで『クローズEXPLODE』に劇場入り。では携帯の電源を切りますね。
— 義忠@夏コミ申込準備中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 14, 2014
『クローズEXPLODE』観終わりました。何つーか、昨夜『ラブライブ』観た後だったので、「女子高生はスクールアイドルで1位を目指すのに、男子高校生は不良高校のテッペン目指すのかぁ」てなこと思いながら、観てました(爆
— 義忠@夏コミ申込準備中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 14, 2014
『クローズEXPLODE』:基本、不良少年たちの思い描く「カッコイイ」を徹底的に煮詰めた挙句、ガチとギャグの臨界点ぎりぎりで成立している作品なので、笑うべきか泣くべきか迷うシーンが多々あったわけだけどw
— 義忠@夏コミ申込準備中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 14, 2014
『クローズEXPLODE』:だってさぁ、ラスボスとのタイマン直前にラスボスの台詞が「俺が勝ったら……友達になってください」だぜw でもそこに至るまでに積み上げた描写を踏まえると、最大の泣き所でもあるわけですよ。
— 義忠@夏コミ申込準備中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 14, 2014
『クローズEXPLODE』:その辺のバランスが本当に絶妙で、大量のキャラ、意外に複雑なプロットを、かなり精緻にコントロールしてる。脚本、三人がかりだしね。単純に「鈴蘭でテッペン目指す」だけでないんだよね。
— 義忠@夏コミ申込準備中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 14, 2014
『クローズEXPLODE』:他校との関係や、「学校」外の不良グループ、大人(OBやヤクザ達)などのレイヤーが複雑に入り組んでる。この辺、地方の不良カルチャーの視座から観ると、世界はこう見えているとも言えるし、社会構造上の問題まではなかなか発想が向かないのかな。
— 義忠@夏コミ申込準備中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 14, 2014
『クローズEXPLODE』:「貧困」の話と、それに起因する心の荒みとどう向き合うのかという話は、通奏低音的に語られてはいるのだけど。まぁ、でもヒットするのは判りますよ。キャラもプロットも濃いわりに、判りやすいし。そこにキラ星級の今の若手筆頭の男優陣をまとめて投入しているわけだし。
— 義忠@夏コミ申込準備中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 14, 2014
『クローズEXPLODE』:ぶっちゃけ、大騒ぎした割に狭いスケールの話で、こういうスケールの話ばっかり上手くなる日本映画ってどうなんだって思わないでもないけど、まぁ、面白いのはウソではないので、不良ものに抵抗ない人なら是非。
— 義忠@夏コミ申込準備中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 14, 2014