積読日記

新旧東西マイナー/メジャーの区別のない映画レビューと同人小説のブログ

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義忠『棺のクロエ1.5 花嫁強奪』第4回:まえがき

■義忠『棺のクロエ1.5 花嫁強奪』第1&2回:まえがき
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20090609#1244559898
■義忠『棺のクロエ1.5 花嫁強奪』第1回:本編
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20090609#1244559899
■義忠『棺のクロエ1.5 花嫁強奪』第2回:本編
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20090609#1244559900
■義忠『棺のクロエ1.5 花嫁強奪』第3回:まえがき
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20090614#1244952601
■義忠『棺のクロエ1.5 花嫁強奪』第3回:本編
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20090614#1244952602
 
 連載第3回目。
 敵味方、それぞれが追撃と逃走の準備を整える回です。
 
 今回、繋ぎの回なのであまり語れるネタが少ないのですけど、それでもひとつふたつほど。
 
 まず、親衛隊のシラン大尉が地図を見ながら、少佐とフェリアの潜む山小屋に当たりをつけるシーンがありますが、軍用地図上の等高線とか植生などの情報を基に分析したものと思われます。こういう地図を読む技術というのは軍人にとって重要な技術(スキル)です。
 自分の作品の場合、軍人を描く場合、なるべくこういう「技術者としての側面」を拾ってゆこうとは意識しているので、これもその一環の描写となります。
 
 それとその山小屋について。
 要するに、ここにあらかじめ登山装備とか武器なんかを運び込んでおいたものを使っているわけなんですが、別に軍曹がひとりで何もかも用意したわけではなく、少佐の指揮下にある6課の作戦チームによって揃えられたものです。
 大人数がちょこまかと動いているのを描写しだすと話が長くなるのでばっさりカットしましたが、こうした装備品を調達する人とか、親衛隊や国境警備隊の動きを監視している人とか、<王都>に残ってスタッフ間の連絡を担当する人とか、そうした裏方の人たちの活動が背景にあって初めて少佐達の活躍が成立しているのです。
 ……というより、作戦の統括責任者だというのに、何で少佐が一番派手な立ち廻りやってるんだというそもそもな話もあるんですが、その辺は本人の趣味だとしか(爆)。
 

 次回は第4回&第5回の2話同時公開で、少佐vs第1山岳混成小隊の激突編。
 山岳戦車を擁する機動歩兵小隊を相手に、少佐がたったひとりで如何なる死闘を繰り広げるのか?
 乞うご期待。