『マーシュランド』@ヒューマントラストシネマ渋谷(15/10/27(tue)鑑賞)
本日の映画『マーシュランド』@ヒューマントラストシネマ渋谷に劇場入りしました。少女連続殺人事件を追う刑事コンビのスペイン映画。ミステリ映画好きの間で、密かに評判を呼んでる作品なんだそうですが、さて。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015, 10月 27
『マーシュランド』観終わりました。独裁政権から民主化を遂げたばかりの1980年のスペイン。上空から見ると美しい幾何学模様にも似た状景を見せる田舎の湿地帯(マーシュランド)で、少女連続殺人事件の犯人を追う刑事コンビの地道な捜査を描く映画。スペイン版松本清張ってとこかな。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015, 10月 27
『マーシュランド』:人の世である限り、いつの時代、どこの国であっても殺人は起こり、それを追う刑事がいる。そんな普遍性の高い物語構造であればこそ、舞台となる時代と社会を深く練り込むことで、良質のミステリーになり得る。暗黒時代の余韻を感じながら、殺人鬼を追う本作はまさにそうした作品。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015, 10月 27
『マーシュランド』:血気盛んな若い刑事とくたびれたベテラン刑事。物語は徹頭徹尾、そのふたりの視点だけで描かれ、田舎警察の荒っぽい捜査と雑な証拠品扱い、地道な聞き込みの積み重ねで犯人に迫ってゆく。確かに、この辺は70年代の邦画ミステリーの味わい(^^;;
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015, 10月 27
『マーシュランド』:と同時に、そのスタイル自体、高度な叙述トリック(かもしれない、という疑念を匂わすところで留めているさじ加減が見事w)という苦くて邪悪な落ちも含めて、非常に素晴らしいミステリーでした。ああ、これはミステリー好きなら絶賛したくもなりますわ。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015, 10月 27