『ハニートラップ 大統領になり損ねた男』@ヒューマントラストシネマ渋谷(15/2/11(wed)鑑賞)
本日の映画3本目『ハニートラップ 大統領になり損ねた男』@ヒューマントラストシネマ渋谷に劇場入りしました。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月11日
『ハニートラップ 大統領になり損ねた男』観終わりました。ああ、結局、これも夫婦の話か。つか、まぁ、その成れの果ての映画というか。数十年も愛憎を積み重ねた挙句、魂の奥底で感情が固く、凍えてしまう感じ。これもまた、地獄。人生の闇は深い。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月11日
『ハニートラップ 大統領になり損ねた男』:2012年の仏国大統領選の直前に、有力候補と目されていたIMF専務理事が強姦未遂事件で逮捕された実話(後に不起訴処分)に着想を得て作られたお話。あくまでフィクションという程なので、理事のプライベート関連は事実とは異なる(ことになってる)。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月11日
『ハニートラップ 大統領になり損ねた男』:あと、この映画では、所謂「謀略説」は取ってなくて、被害者の訴えに近い「行為」はやったが、法廷では事実認定の隙を突いて逃げ切ったことになってます。いや、あくまでフィクションですので(^^;;
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月11日
『ハニートラップ 大統領になり損ねた男』:更に言えば、IMFだの、国際金融界だの、仏国政界だのへの影響だとか、大騒ぎだののマクロな話は一切言及なく、あくまで理事本人と妻との関係がメインの作りです。ああ、あと、司法手続きの描写が、執拗なほど丁寧でした。NY市警のOJT用ビデオか。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月11日
『ハニートラップ 大統領になり損ねた男』:この映画では、理事はセックス依存症という設定で、NYに着いた早々、コールガールをホテルに呼んで乱痴気騒ぎをやらかすキャラで、まぁ、身から出た錆というか。ただ名家出身の妻に万事差配されてきた人生で、それも一因と本人は言い訳してたりする。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月11日
『ハニートラップ 大統領になり損ねた男』:お世辞にも褒められたキャラではないのだけど、保釈後は自分の裁判まで妻と弁護士に取り上げられてしまい、自己憐憫にまみれた後ろ向きの愚痴を口にしながら、孤独な内省へと陥ってゆく下りは、男として若干の同情もなくはない。でも、ちょっとだけね。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月11日
『ハニートラップ 大統領になり損ねた男』:強大な妻への依存と憎悪と愛情が、数十年分こじれきった挙句、奇妙な安定を見ていた関係が、事件を機に冷たく壊れてゆく。ただ自身の社会的体裁を守るために夫の裁判という最後の戦いに妻が挑む横で、当の夫はさっさとそこから(気持ちは)降りてると(爆
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月11日
『ハニートラップ 大統領になり損ねた男』:結局、法廷闘争の場面はすっ飛ばして、不起訴判決に浮かれる理事に、「ふざけるな」と妻が冷たくぶち切れて、言葉の刃で刺し合うようなクリティカルな夫婦喧嘩がクライマックスという凄い映画でした(爆 でも60過ぎて、今更、生き方変えられないしなー。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月11日
『ハニートラップ 大統領になり損ねた男』:全体的な感想として、自己憐憫を何十年も重ねてそれが骨絡みになった挙句、破滅願望の誘惑さえも自我の一部となってしまった男の物語と捉えると、案外、普遍的な話なのかもなと思って観ていました。してみると、直前に観た『二重生活』とも繋がるのか。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年2月11日