『太秦ライムライト』@角川シネマ新宿(15/1/1(thu)鑑賞)
『王の涙 イ・サンの決断』ですが、レビューの続きは、気が向いたら後ほど。続いて本日の映画2本目『太秦ライムライト』@角川シネマ新宿に劇場入りしました。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年1月1日
引き続き、『太秦ライムライト』のレビューをば。 pic.twitter.com/a2HCJW0dJn
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年1月1日
『太秦ライムライト』:「5万回斬られた男」こと、東映大部屋(斬られ役)俳優、福本清三の70歳にして初主演作品。老いゆく名斬られ役の現役最後の日々と、黄昏ゆく太秦の時代劇文化を重ねて描く映画。ショービズ映画なれど、どことなく剣客映画の趣きさえあるのは主演俳優の佇まいゆえか。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年1月1日
『太秦ライムライト』:主演の福本氏は寡黙で余計な台詞は口にせず、太秦の歴史そのものに裏打ちされた気品のある所作と佇まいで、私たちが失おうとしているものの掛け替えのなさを、何よりも雄弁に語るという、そういう映画でもあります。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年1月1日
『太秦ライムライト』:そんなわけで、これはこれで、とても美しい映画として完成しているのだけど、「話が美しすぎるかなぁ」という気もする。いや、今でこそ「伝統」の代名詞扱いされている「時代劇」も、歴史を遡ればイノベーションの積み重ねだったわけで、初めから「伝統」だったわけじゃないし。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年1月1日
『太秦ライムライト』:Wikiには福本氏がトム・クルーズからハリウッドに誘われた逸話もあるけど、実際に『ザ・レイド GOKUDO』で香港映画のスタッフがカーチェイスのアクション設計を担当していたり、そういう生き残り方もあったはずなんだよね。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年1月1日
『太秦ライムライト』:勿論、戦隊シリーズ出身で、ハリウッドでアクション指導を請け負っている日本人の方もいるし、香港映画で活躍している日本人もいる。福本氏本人を責める気はないんだけど、日本の時代劇を担ってきた人々が、その文化を遺すために何をしてきたのかは問われるべきだろう。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年1月1日
『太秦ライムライト』:この映画とか、これも昨年公開された『イン・ザ・ヒーロー』もそうなんだけど、回顧はもういいやん。グローバルなアクションのスタイルとガチンコで立ち向かって、時代劇文化の良さを継承しつつ、新しい日本のアクションの在り様を探るような、そういう映画こそ観たいんだよね。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年1月1日
『太秦ライムライト』:その意味で、伝統時代劇とグローバル系アクションがぶつかり合って、『るろうに剣心』なんかのあの超高速チャンバラなんかを創り上げる、そんな熱い現場の話を映画でやってくれよ、とか思うんだけど、どんなもんなんでしょうか。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年1月1日
『太秦ライムライト』:日本人のアクション映画ファンとして、そういった不満はあるものの、重ねて言いますがこの映画自体はいい映画です。日本映画好き、時代劇好きの方には、機会がありましたら、是非。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年1月1日