『ロシアン・スナイパー』@ヒューマントラストシネマ渋谷(15/11/6(fri)鑑賞)
本日の映画『ロシアン・スナイパー』@ヒューマントラストシネマ渋谷に劇場入りしました。今週2本目のロシア映画。第2次大戦時に400人近くドイツ兵を殺したソ連軍女性スナイパーの映画。ちなみに実在の人物(^^;;で、ハリウッドでも映画になってなかったっけ? ま、だそうです。はい。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年11月6日
『ロシアン・スナイパー』観終わりました。何つーか、朝ドラ的な女の一代記なんだけど、たまたまヒロインの職業が狙撃兵で、たまたま地獄の独ソ戦が舞台っつー映画(爆 だからロマンチックなボーカル曲背景に、上官の彼氏ときゃっきゃウフフもするぞ。直後に地雷で彼氏吹っ飛ぶけど(爆^2
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年11月6日
『ロシアン・スナイパー』:軍人の父親と英語教師の母親の間に生まれたリュドミラは、優秀な史学科の女学生だったが、開戦と同時に召集され、狙撃兵として過酷な戦場に投入される。戦場で狙撃兵としての才能を開花させ、上官や一途に自分を慕う軍医と関係を通じて、彼女は成長してゆく……という映画。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年11月6日
『ロシアン・スナイパー』:まぁ、地獄の独ソ戦なので、戦場描写は結構エグいし(ロシア映画にしては甘い方だが)、何故かわざわざ撤退重ねて負けてる時期を取り上げてるので、ちゃんと戦争映画してるんだけど、通して観ると朝ドラかインド映画みたいな印象になってしまうというのも何だかな(^^;;
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年11月6日
『ロシアン・スナイパー』:つまる所、「恋も知らない女の子が、社会(戦場)に出て、現実(戦争)に揉まれながら、指導者(メンター)的男性(上官)との恋愛などを通じて成長してゆく」という朝ドラ型フォーマットの引力に、戦争映画の方が呑まれてしまっているんだと思う。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年11月6日
『ロシアン・スナイパー』:ええと、これ逆に見るとですね、ヒロインの精神の成長段階に合わせて、メンター的役割の彼氏を切り替えるのに「戦争」は非常に便利なんですね。「戦死」させればいいので(爆 なので、彼氏は次々にさくっと戦死します。さくっと。<おい。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年11月6日
『ロシアン・スナイパー』:そうやって次々と本命彼氏を取り替えつつ、一方でキープ君として、一途に自分を慕って戦場まで追いかけてくる草食系メガネ軍医もいて、なんかっちゃ傷ついたら彼に治療してもらう。で、ろくな見返りも与えないまま、陥落寸前の要塞から彼女を離脱させて(多分)死ぬ、と。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年11月6日
『ロシアン・スナイパー』:少女マンガとかレディースものみたいな女性のロマンス願望を完璧に充足させつつ、ちゃんと実録ものの戦争映画を成立させる映画なんて、初めて観ましたわ。これを戦争映画でやるのが、ロシア映画……。まぁ、女性兵士がいた戦場なら、やりようはあるのか。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年11月6日
『ロシアン・スナイパー』:同じ女狙撃兵ものというなら、綾瀬はるか主演の大河ドラマ『八重の桜』の前半の幕末編でもやれたんだろうし、戦国時代を舞台に姫武者ものでやってもいい。でも、邦画でそこへ踏み込んだ作品はまだないんじゃないかなぁ。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年11月6日
『ロシアン・スナイパー』:何でこんなことに拘ってるのか、というと、物語とは得てして過酷な現実を受容するための枠組を観客に提供する役割を持っていて、僕らが子供の頃、朝ドラで執拗に戦中戦後を生き抜いた女の一代記を繰り返してたのは、それを求める日本の女たちの需要があったんだろうな、と。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年11月6日
『ロシアン・スナイパー』:そこで磨かれた物語のフォーマットとほぼ似たような構造を使えば、あの過酷な地獄の独ソ戦の最前線の話であっても、ロマンスとヒロインの成長譚として解釈処理可能なのか、というのは、ちょっとした衝撃があったわけですよ。いやぁ、何でも可能なんだな物語って。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年11月6日
『ロシアン・スナイパー』:やっぱり映画って、観てみないと判んないね。戦争映画みたいなジャンルの枠組がある程度決まってるお話ほど、観客のこちらとの価値観のずれが判りやすい。時代であったり、地理的な距離であったり。そのずれが楽しくて、こういう異国の映画を好んで観てるわけだけど。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年11月6日
『ロシアン・スナイパー』:まぁ、しかし、上官の彼氏とデート感覚で戦場に出て、きゃっきゃウフフといちゃつきながら、屈託なくドイツ兵を狙撃してぶっ殺しまくる下りは、いろんな意味でクラクラきたな。…『魔法科高校の劣等生』のお兄様なら、似たようなことやってそうだが(^^;;<今、観てる。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年11月6日
ちなみにロシア映画『ロシアン・スナイパー』にも、貧乏クジを引き続けながら一途にヒロインを支え続けた挙句、玉砕する戦地に置いてきぼりくらう当て馬優男のキャラがいるので、世界的に普遍な女性の願望なのかもしれず。RT
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2015年12月1日