『オオカミは嘘をつく』@ヒューマントラストシネマ有楽町(14/11/28(fri)鑑賞)
本日の映画『オオカミは嘘をつく』@ヒューマントラストシネマ有楽町に劇場入りしました。イスラエル映画のサスペンスだそうで。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年11月28日
『オオカミは嘘をつく』観終わりました。イスラエル発拷問コメディ。コメディだけど、拷問はきっちりえぐいし、状況もがっちりガチなんだけど、思わず笑っちゃってから、「いやいや、笑えねぇよ!」と言う映画。あるいは、こういう状況でも、人はついついつられて笑ってしまうのねという映画ですか。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年11月28日
さて、帰りの電車に揺られながら、今日の映画『オオカミは嘘をつく』のレビューをもうちょっとだけ。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年11月28日
『オオカミは嘘をつく』:連続幼女誘拐猟奇殺人事件の容疑者に対する違法な捜査(早い話が拷問)で、捜査から外された刑事。容疑者に対する疑いを引きずる刑事は、被害者の父親と組んで、容疑者を拉致。地下室に閉じ込めて拷問を開始するが、いちいち余計な邪魔が入って、拷問は中断し……というお話。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年11月28日
『オオカミは嘘をつく』:いくらでも重くなりそうな話なのだけど、ちょいちょい緊張感はすかされて、「やっぱりコメディなのか」と油断すると、洒落にならない拷問描写をぶっ込んでくる。暴力と日常がシームレスに接続し、拷問者であり、家庭人であり、拷問者に戻る。まぁ、変な映画です。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年11月28日
『オオカミは嘘をつく』:だいたい、拷問を受けている容疑者が、何で疑われてるのかまったく言及されてないし、どんな拷問を受けても本人は否定し続けるので、サスペンスと言うより、不条理劇に近い。見かけもひ弱で誠実そうな美術教師なので、作中でごつい刑事の方が犯人扱いされるお約束ネタも。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年11月28日
『オオカミは嘘をつく』:落ちで一応、「真犯人の正体」が示唆されるけど、それは多分、どうでもよくて、「暴力が偏在する状景」を描いた映画なんだと思う。それはイスラエルのお国柄への批評」として説明されがちなんだけど、「日常と暴力のシームレス性」は日本でだって通用する概念だしね。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年11月28日
『オオカミは嘘をつく』:特殊な政治環境にある、特殊なシチュエーションを描いた、変な映画なんだけど、それだけに世界中のどんな社会にも通用する普遍性が確かにある映画だと思いました。たまには、こういう「変」な映画も観なきゃダメですね。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年11月28日