『朝鮮魔術師』@シネマート新宿(16/10/22(sat)鑑賞)
本日の映画『朝鮮魔術師』@シネマート新宿。李氏朝鮮時代の陰陽師のお話……くらいの雑な認識ですが。観客は40代よりちょっと年配の女性層が7〜8割くらい。この辺が、今の日本での韓国映画の固定支持層なんですかね。夜上映の回だと、ここまではっきりした比率ではないんですが。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月22日
『朝鮮魔術師』観終わりました。陰陽師ではなくて、イケメン奇術師(マジシャン)で『ローマの休日』なお話。基本ロマンスものなんですが、割とさらっと人が死ぬハードな世界観(汗 最初から悲劇を予感させる枠組みを、「悪」を上手く使ってその枠組みを壊すやり方に感心しました。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月22日
『朝鮮魔術師』:17世紀、清国建国後の李氏朝鮮国境近くの新義州。美貌の奇術師ファニ(ユ・スホン)は、盲目の姉と一座とともに地元の領主の囲われ者となり、生活は保障されるものの、自由のない日々を過ごしていた。そこへ清国皇室に輿入れする王女(コ・アラ)の一行が到着する。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月23日
『朝鮮魔術師』:王女といっても実は低い身分出身の身がわりであり、家族の栄達のためにその役目を押し付けられた娘である。また諸侯もその事実を知るため、道中の協力は得られず、宿泊を受け入れた新義州の領主も、一行代表でお目付役のアンに因縁があり、何事かを企んでいる様子。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月23日
『朝鮮魔術師』:ともあれ、ひとまず新義州に腰を下ろした一行。旅装を解いて気を緩めた隙をつき、街の散策に抜け出した王女は、同じくひとりで一座を抜け出したファニと出逢う。とっさに侍女を名乗る王女とファニは、当初は反発しあいながら、やがて互いに心惹かれてゆく。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月23日
『朝鮮魔術師』:だが、ファニと姉の奇術の師匠であり、幼い姉弟を奴隷のように酷使していた清国人魔術師が新義州に現れ、時を同じくして領主の一行への謀略が動き出す……というお話。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月23日
『朝鮮魔術師』:監督は過去作のラインナップを見ると、あちらで言うスウィーツ系の作品を撮ってきた人のようなので、王女とファニのきゃっきゃウフフなロマンス描写は本気w にも関わらず、さらっと人は死ぬ、過酷な格差描写は有りと、周辺描写がハードなのは、さすがは韓国映画。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月23日
『朝鮮魔術師』:まぁ、『ローマの休日』的な枠組みのお話なので、成就の目の薄い、時間限定の切ない悲恋で、それで終わってもいいんですが、そこに「悪」が迫る。この映画のもうひとつのポイントはその「悪」の「使い方」ですね。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月23日
『朝鮮魔術師』:奇術のネタで本当に子供を殺してしまうとか、その時点でかなり外道な悪党なんですが、領主や仮にも一国の正使一行に手をかけるとか、ちょっとタガが外れてる(爆 まぁ、単純に朝鮮政府が舐められてるとも言えますが(^^;; #fr16_n
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月23日
『朝鮮魔術師』:この悪党が大暴れして領主も正使一行もわやくちゃにしてくれたおかげで、主人公カップルを拘束する様々なくびきが壊され、ハッピーエンドへの途(みち)が開かれる。そこには、弟に深い愛情を注ぐ姉の死を伴うとしても。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月23日
『朝鮮魔術師』:すべての物語が終わってみれば、主人公たちが自分の人生を取り戻すために、必要な「悪」なのだとも言える。まぁ、不満となる点もなくはなくて、クライマックスで師匠とバトルをするなら、もっと丁々発止のテクニカルな奇術バトルをやって欲しかった。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月23日
『朝鮮魔術師』:この映画での奇術の大道具の仕掛けを使ったバトルも緊迫感はあったけど、「師匠を技で越える」という少年マンガ的な達成感が薄いのがな……。そこに不満は残るものの、強烈な「悪」を使って、力業でハッピーエンドへの扉をこじ開ける構造は、素直に感心しました。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月23日
『朝鮮魔術師』:改めて、ジャンル的には女性向けスウィーツ時代劇ということでいいと思うのだけど、それでこれだけハードな世界観をやる、かつだからこそ可能になるお伽話の発想の飛躍が観れたという意味で、非常に興味深い映画でしたね。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年10月23日
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