『星を追う子ども』@ユナイテッドシネマ豊洲(11/5/15(sun)鑑賞)
「星を追う子ども」 熊木杏里 「Hello Goodbye & Hello」 PV
【映画パンフレット】 『星を追う子ども』 監督:新海誠.出演(声):金元寿子.入野自由.井上和彦
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豊洲で『星を追う子ども』を観た後、友人の新居祝いで検見川浜へ。先ほど離脱しました。どいつもこいつも、Over30でチョンガー(死語)揃いのダメな大人たちの集まりでしたがw、まぁ、みんな元気そうで何より。
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2011年5月15日
……いや、ついこないだコミティアの打ち上げで揃った面子ですけど。
さて、検見川浜からの帰りの電車車中から、本日観た『星を追う子ども』の感想など。凄く良かったです。新海誠というと映像主体な監督で、長編に耐え得るストーリーラインを維持するのが苦手な人という印象がありましたけど、多少乱暴ながら見事に最後まで「物語」に描ききった。そこをまず言祝ぎたい。
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2011年5月15日
ジブリ的なデザインラインや設定要素を多用したことの善し悪しはやはりあるわけだけど、ジブリ直撃世代の彼が、なりふり構わず本気で何かを描こうとした時、ある種の「呪」としてジブリのイメージを払拭できずに苦しみ、結局、そこで開き直るしかなかったのではないかと考えると、理解できなくもない。
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2011年5月15日
そこでジブリの「呪」と闘ってエネルギーを費やすより、語りたい「物語」を今すぐ吐き出したい。ある種、二次創作的な創作衝動を優先したということなのかもしれません。たぶん『フラクタル』なんかもそうだったのではないかな。まぁ、自分の場合はジブリより士朗正宗辺りがそうだったりしますけど。
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2011年5月15日
そこを受け入れた上で、では新海誠が本作で語らんとしたのは、彼のこれまでの作品と同様、「喪失感」。だけどそれをセンチメンタルな感傷を越えて、人の生の本質と捉え直そうという果敢な意志がフィルムからみなぎっているので、ジブリ臭いとかどうとかいうレベルで非難したくないんだよね。
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2011年5月15日
そもそもを言えば、彼の出世作『ほしのこえ』だって『トップをねらえ!』リスペクトだったわけで、元々、そこでオリジナリティに拘るクリエイターではなかった。そこは彼にとっての勝負どころでは、はじめからないわけです。
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2011年5月15日
で、本題に戻ると、本作品で「喪失」と向き合い、抱き締めて、生への希望へと相転移するその流れを見事に最後まで描ききってのけている。いや、結構、乱暴な流れの組立てだと思ったけどね。でもいいんです。乱暴でもなんでも、観客を納得させてしまえれば、監督の勝ちなんですから。
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2011年5月15日
この作品は、物語のラストである登場人物が口にする「生は呪いだ。だが、だからこそ希望たりうる」(ちょっとうろ覚え)というただひとつの言葉を観客を突き刺させるためだけに、なりふり構わず組み上げられた物語です。だから、瑕疵も少なくない。
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2011年5月15日
だけど、それがきちんとこちらの胸に刺さってしまった以上、いち観客としては肯定せざる得ない。そんな映画です。
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2011年5月15日
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