『フューリアス 双剣の戦士』@ヒューマントラストシネマ渋谷(18/02/03(sat)鑑賞)
本日の映画3本目『フューリアス 双剣の戦士』@ヒューマントラストシネマ渋谷に劇場入りしました。これもロシア映画で、なんか13世紀に侵攻してきたモンゴル軍の大軍勢相手にひとりで切り込んだ二刀の剣士のお話だそうで。ロシア映画も、こういうエンタメ色の強い映画が増えてきましたねぇ。#fr18_n
— 義忠@C94 8/12(日)東ユ-10b「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月3日
『フューリアス 双剣の戦士』観終わりました。モンゴル兵の大軍に単身斬り込んだ…つーか、小兵で立て籠もってた丘の上の陣地が壊滅して、最後に指揮官が敵陣に斬り込んでロシア兵の心意気を示し、後の民族反抗の先駆けとなった将のお話。ロシア映画なので、やはり負け戦の話になるのか(^^;; #fr18_n
— 義忠@C94 8/12(日)東ユ-10b「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月3日
『フューリアス 双剣の戦士』:主人公は少年の頃にモンゴル兵部隊との戦闘に参加して、その際に負ったPTSDにより、夜毎その戦闘の悪夢にうなされ、朝目覚めると一時的に記憶が戦闘直後に戻ってしまう。それが彼の戦う動機であり、モンゴル軍の集団戦闘術を積極的に取り入れる動機となっている。#fr18_n
— 義忠@C94 8/12(日)東ユ-10b「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月3日
『フューリアス 双剣の戦士』:で、中盤辺りで祖国である公国の都を攻め滅ぼされ、主君と自身の妻子も殺されてしまう。それでも、完全に焼け炭と化した都のそこかしこから、そこそこの数の生き残りの住民が出てくる辺り、ロシア民衆のタフさを物語っているのだけど。#fr18_n
— 義忠@C94 8/12(日)東ユ-10b「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月3日
『フューリアス 双剣の戦士』:後は、ゲリラ戦を周辺諸侯を糾合しての反攻作戦も、諸侯からあっさり増援を断られて断念。やむなく生き残り住民の脱出の時間を稼ぐため、主人公はわずかな兵を率い、悲壮な決意でモンゴル軍の進路に立ちはだかる……これで上がるのか、ロシア人(^^;; #fr18_n
— 義忠@C94 8/12(日)東ユ-10b「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月3日
『フューリアス 双剣の戦士』:「ロシア」という概念が生まれる以前、むしろ各地に割拠する諸侯が連携することなく強大なモンゴル軍の前に各個撃破されていた時代のお話で、むしろこの映画の主人公のような連中が無数にいて、その存在が徐々に「ロシア」を形作りつつあった時代ですね。#fr18_n
— 義忠@C94 8/12(日)東ユ-10b「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月3日
『フューリアス 双剣の戦士』:それを今、こういう形で映画化するのは、ロシア国内の愛国主義的な空気を反映しているのかな。それなら勝った話にすればいいのにとも思うのだけど(^^;;、負け戦の悔しさとか悲劇性がないと感情移入しづらいのかしら。面倒な人たちですな。日本人も大概だけど。#fr18_n
— 義忠@C94 8/12(日)東ユ-10b「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月3日
『フューリアス 双剣の戦士』:後は作中のモンゴル軍や将軍の描き方なんですが(^^;; 一応、東洋系の役者を配役しているものの、お前らモンゴルと中国の区別付いてないだろ!(爆 ……まぁ、中国って言っても、清朝っぽいデザインだったからぎりぎり有りなのか(清朝は北方民族扱いですし) #fr18_n
— 義忠@C94 8/12(日)東ユ-10b「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月3日
『フューリアス 双剣の戦士』:あんな雪しかない土地で、万余の兵馬を喰わせる兵站はどうしてるんだとか、そもそもあんな土地に冬場に兵を出す戦略的な理由はなんだろう……とかの話は一切語られないので、とりあえずこの作品では、理解不能な侵略者という記号扱いでいいかと。#fr18_n
— 義忠@C94 8/12(日)東ユ-10b「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月3日
『フューリアス 双剣の戦士』:地を埋め尽くす兵団とか、無数の投石機から城塞内部に火炎弾が投射されて、あっという間に都が攻め滅ぼされる下りとか、この辺はロシア人の抱く「外敵」への恐怖イメージの投影なのか。モンゴル軍側の動機に言及がないのは、そこの問題じゃないってことか。#fr18_n
— 義忠@C94 8/12(日)東ユ-10b「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月3日
『フューリアス 双剣の戦士』:映画、あるいは物語は、欲望の表出で、その「欲望」には「不安」や「恐怖」も含まれる。その意味でロシア人の「外敵」「侵略者」の原イメージが、この映画でのモンゴル軍なんだろうな、と。#fr18_n
— 義忠@C94 8/12(日)東ユ-10b「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月4日
『フューリアス 双剣の戦士』:と同時に、集団戦法や火力投射の重要性を、骨身に染みて叩き込まれたことが、今のロシア軍のドクトリンの基層を為している。その辺の国民性に触れる映画ですかね。まぁ、当時のモンゴル軍について真面目に知りたい人は、別途史料を当たっていただくとして(-o-;; #fr18_n
— 義忠@C94 8/12(日)東ユ-10b「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月4日