『ギャングース』＠地元のシネコン(18/11/26(mon)鑑賞)

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本日の映画『ギャングース』＠地元のシネコンに劇場入りしました。少年院(ネンショー)出の行き場のない男子３人組が、悪党専門の強盗(タタキ)でサバイブしてゆくお話。元々、ノンフィクションのドキュメントをもとにフィクションのコミック化を経ての映画だそうですが、さて。#fr18_n
— 義忠@C98月曜南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年11月26日

『ギャングース』観終わりました。少年院(ネンショー)上がりのど底辺の少年たちが、振込め詐欺の半グレ組織の売上(アガリ)を狙う強奪(ケイパー)もの映画。僕らが生きてる現実の日本社会のまったく地続きに、非情なアウトロー世界が広がってることを、強いリアリティをもって描く映画でもある。#fr18_n
— 義忠@C98月曜南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年11月26日

『ギャングース』：これは娯楽映画(エンタメ)としては善し悪しではあるんだけど、主人公たちの「ど底辺」感を、この映画を観に来る一般の観客たちと距離がある「ファンタジー」として描いてないんだよね。主人公たちは少年院上がりで住所不定であるが故に、まともに職にも就けない。#fr18_n
— 義忠@C98月曜南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年11月26日

『ギャングース』：だから強盗(タタキ)ひとり頭1,000万稼いで、偽装の身分を買って「普通の人」になりたい。だけどその構図は敵の半グレ組織も一緒で、非合法に稼いだ金をロンダリングして、合法ビジネスの世界に移行したい。誰もがリスク世界を脱して、安全な合法世界に移行したがってる。#fr18_n
— 義忠@C98月曜南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年11月26日

『ギャングース』：そしてそのために、リスクを踏むことを強いられる。その世界を律する「法則」から誰も逃れることはできない。……それはスクリーンの中だけの話ではなく、これを観ている観客も、それぞれの立場に応じてそうなのではないか、と気づかせる仕掛けが組み込まれている。#fr18_n
— 義忠@C98月曜南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年11月26日

『ギャングース』：なので、主人公たちに強く感情移入を誘われる…と同時に、主人公たちが感じているであろう強いストレスも肌感覚で伝わってきて、その、辛い(^^;; 観終わって愉快痛快に「あー、面白かった！」で済まない後味があって、そこはなー、キツく感じる人はいるだろうなーとは思う。#fr18_n
— 義忠@C98月曜南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年11月26日

『ギャングース』：でも、まあ、そうは言っても、なるべく多くの人に観てもらいたい映画ではあるんだよね。「普通の人」になるのに大金を積んだり、リスクを負わなくちゃならない階層の人は現実にいるし、それが私たちだって構造的にはそんなに変わらないって知ることは、大切なことですよ。#fr18_n
— 義忠@C98月曜南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年11月26日

『ギャングース』：結局、そう簡単にはこの「構造」から逃れられないのが現実であるにしても、「それはどこか間違ってるんじゃないか？」と頭の片隅で疑問に思い続けることは、重要なことですよ。そういうことを、ふと考えさせられる映画でした。#fr18_n
— 義忠@C98月曜南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年11月26日