『・ふ・た・り・ぼ・っ・ち・』@国立映画アーカイブ(19/01/12(sat)鑑賞)
本日の映画3本目『・ふ・た・り・ぼ・っ・ち・』@国立映画アーカイブに劇場入りしました。1988年公開。OLとサラリーマンの見合いから翌朝までのラブストーリー。ぎりぎり昭和の映画(爆 うわー、公開から30年も経ってるのか。本公開時、予備校の授業サボって観に行って以来ですよ(^^;; #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月12日
『・ふ・た・り・ぼ・っ・ち・』:自分の生まれる前の60年代とか、子供時分の70年代の邦画は平気なのに、このくらいの時代の恋愛映画が一番こっぱずかしいのは、割と自分の思春期と被ってるからかもしれない。……あ、ちなみにひとりで観に行きました。浪人生が彼女作ってる余裕ないし(^^;; #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月12日
『・ふ・た・り・ぼ・っ・ち・』観終わりました。お見合いから始まるラブストーリーなのに、結局警察沙汰になったりコンビニ強盗に襲われそうになるのは、セントラルアーツ映画だからしょうがない?(^^;; 赤の他人から友だち以上恋人未満の朝までのお話。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月12日
『・ふ・た・り・ぼ・っ・ち・』:ヒロインの大手企業OLが古村比呂で、サラリーマンの男の方がバービーボーイズのKONTA(クレジット上は近藤敦)。男の方は元バンドのボーカルで、零細広告会社の営業マン。たわいもない恋愛映画だけど、社会人主人公なので、この時代の労働観がでちゃいますね。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月12日
『・ふ・た・り・ぼ・っ・ち・』:ヒロインは今で言う総合職狙いを公言しているんだけど(仕事は土曜出勤してPCで何か資料作って上司にダメ出しされてる(^^;;)、上司には「でもどうせ君たち、3年くらいで結婚して辞めちゃうんでしょ」とか言われてる。男女雇用均等法施行の10年前ですよ。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月12日
『・ふ・た・り・ぼ・っ・ち・』:このシーンが何を意味しているか、というと、こういう事言うおっさんが現実の職場にゴロゴロいたってことと、それに対するヒロインの反発がわざわざ描かれているのは、観客の共感ポイントになると作り手が理解していたってことです。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月12日
『・ふ・た・り・ぼ・っ・ち・』:こういう共感の積み重ねが、やがて現実の社会の変化や、法制度の改革に繋がってゆく。映画は公開年が特定されますから、この時点で特定イシューに市民感情がどのように反応していたかを記録する媒体として機能するんですね。労働観なんかは特に判りやすい。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月12日
『・ふ・た・り・ぼ・っ・ち・』:そんなわけで、見合いと言っても、紹介者の叔父の顔を立てるためだけなので、ヒロインはやる気ない。男の方は悪い奴ではなさそうだけど、いつも一言余計でピントがズレてる。だから、さっさと別れてそれでお終い…のはずなのに、すぐばったり鉢合わせしたりw #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月12日
『・ふ・た・り・ぼ・っ・ち・』:互いのトラブルに捲き込まれたり、意外な一面を見たり、渋谷のスクランブルのど真ん中で怒鳴り合って乱闘になって警察に連れてかれたり(^^;;、している内にズルズルと夜明けを迎えるまで、というお話。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月12日
『・ふ・た・り・ぼ・っ・ち・』:ここまで引っ張ってアレだけれども、この映画、実は別にふたりが付き合うまでのお話じゃなくて(^^;;、この映画の後、ふたりが正式に付き合うか、というとさあどうだろう、という終わり方なので、厳密にはラブストーリーじゃないような(爆 #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月12日
『・ふ・た・り・ぼ・っ・ち・』:作り手の意図とか、同時代にどう観られたかは別として、21世紀の今観直すと、同じように微妙に社会人をやりきれていない不器用な男女のバディものっぽくもある。……いや、一応ドキドキなシーンはありますけどね(^^;; #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月12日
『・ふ・た・り・ぼ・っ・ち・』:結局、セントラルアーツ作品だからこうなったか、脚本がハードボイルド作品が得意の丸山昇一だからこうなったのか何とも言えないけど(^^;;、でもこの映画で描かれる男女観は、21世紀の今の方が共感を得られるんじゃないかなあ。…いや、DVD出てないけどね(爆 #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月12日
『・ふ・た・り・ぼ・っ・ち・』:あとこの映画、今をときめく種田陽平の美術監督デビュー作だったり、劇盤もバービーボーイズがやってたり、何気に観るべきポイントの多い映画です。まあ、アマプラの東映チャンネル辺りでその内配信しないかなとか思うけど。機会がありましたら、是非。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月12日
■監督フィルモグラフィ:榎戸耕史(1952年~)