『青い街(ブルータウン)の狼』@神保町シアター(19/04/11(thu)鑑賞)
本日の映画『青い街(ブルータウン)の狼』@神保町シアターに劇場入りしました。1962年公開。二谷英明&芦川いづみ主演。麻薬Gメンの二谷英明が麻薬組織と対決するアクションものだそうですが、さて。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月11日
『青い街(ブルータウン)の狼』観終わりました。潜入捜査官の二谷英明が、旅客機爆破に端を発っし、消えた10億円のヘロインを追って麻薬組織に潜入する。日活のギャングは、カジュアルに旅客機墜とし過ぎだ(爆 それはともかく、本編は意外とオーソドックスなハードボイルド調です。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月11日
『青い街(ブルータウン)の狼』:謎めいた大物風の中国人男性とか、敵の組織に潜入するためにあえて海外(沖縄)経由で日本に密入国するとか、日本の組織とは別に米本土から来た白人の殺し屋ふたり組とか、ちょこちょこと組み込まれたネタのセンスがハードでカッコいい(^^) #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月11日
『青い街(ブルータウン)の狼』:あえて言えば、主演の二谷英明も芦川いづみも、真面目で清潔な印象が強いので、暗黒街でタフに生き抜くワル感が薄い(^^;; 東映だったらもっとエグい外道芝居のできる役者をつけるんだろうけど、この辺で観客に善悪判りやすく示すのが日活の強みであり、限界か。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月11日
『青い街(ブルータウン)の狼』:台詞廻しのスカした感じは、しかしこのくらいが自分的には丁度いいかな。これが『渡り鳥シリーズ』までいくと、ちょっと空回りして面白くなってしまう。まあでも、あっちは半分ファンタジー入った当世股旅ものだからなあ。あれはあれで、楽しいからいいけど。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月11日
『青い街(ブルータウン)の狼』:全般にセンス良くカッコいいけど、冒頭の旅客機爆破にせよ、ラストでヒロインを残して主人公がヘリで去るとかw、瞬間瞬間でセンスがハードボイルドから突き抜ける場合がちょいちょいあり(^^;;、それを「可愛げ」と観れるかどうか。自分は楽しめたのでOKです。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月11日
『青い街(ブルータウン)の狼』:映画全体の印象で言うと、メカや銃器などの道具立てのケレンといい、物理合理にかなったアクションの組み立てといい、初期大藪春彦的な気風がありました(原作者は別)。でも主役は二谷英明なので、大藪春彦的なアンモラルな野獣感は薄いんだよね(^^;; #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月11日
『青い街(ブルータウン)の狼』:この映画は、同時代的に見ても大藪春彦の非常に優れたフォロワー作品ではあるものの、慎重にフォローを避けている要素もある。でも東宝系のノワール物は、逆にその辺丁寧に拾ってたりするので、時代性というより、映画会社のカラーなのかな。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月11日
『青い街(ブルータウン)の狼』:ちなみに原作は山村正夫なのだけど、この人はデビュー当初のこの時期は大藪春彦風のバイオレンス小説でデビューしたものの、その後、ジュブナイルを経てライトミステリーに移行し、ホラーも書けば架空戦記も書いた職業作家の人生を貫徹した人ですね。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月11日
『青い街(ブルータウン)の狼』:ただ著作リストを観てもそれらしいタイトルが見当たらないので、実質原案提供で単行本化しなかったとか、そういう作品なんでしょうか。ちなみに菊地秀行や宮部みゆきの師匠筋だそうで、新人作家の育成に務めた人として、本邦ミステリー界に記憶される人ですね。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月11日
■監督フィルモグラフィ:古川卓巳 (1917年~2018年)
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